見出し画像

任せられる喜び

大人のちょっとした言葉や行動が、子どもたちの心にどれだけ大きな影響を与えるかを再認識させられるエピソード。

末っ子が昨日公園で友達と遊んでいて、(雨が降ってた事もあり)小さな子どもたちが泥遊びしてた事もあいまって水道の箇所がすごく汚れていたのを見つけたとの事。

なので友達と必死に泥を砂場に戻したり箒で掃除していたら、公園のマルシェで出店されてたお店の方に声をかけられたらしい。

『怒られるんじゃないか』と最初は構えたけど、実際には『そこは君たちに任せたよ、ボクはこっちを掃除するからね』と声をかけられた。

『任せられた』
『社会の一員だと認めてもらえた』

そんな感覚が嬉しかった末っ子とお友だち。

『めっちゃがんばってんで!だからご褒美』と、アイスをおねだりするのがちゃっかりしてるけど笑

今回の出来事は末っ子やお友だちにとって大きな学びの機会だったと思う。


ドロドロやってんで〜と綺麗に掃除した
説明をしているところ


自分の行動が社会に貢献していると実感することができれば、責任感や自己肯定感が育まれる。それは、将来の彼らの成長にとっても大きなプラスになるだろう。

大人からの声掛けに『怒られる』と反応してしまうのは、公園で大人から冷たい視線を向けられる事や、実際に注意されたりすることが少なくないためだろう。子どもたちは、どうしても大人の目を気にして行動するようになり、他人軸で生きていく事になる。

子どもたちが公園や地域での時間をより積極的に過ごすようになれば、彼らが社会の一員として認められ、自信を持って行動できるように大人たちが温かい目で見守ったり、時には『一緒にやろうよ、』と言葉をかけたりする関係性が生まれるのではないか。末っ子だけでなく、他の子どもたちも共に学び共に育む地域が形成されるのではないかと思う。

私たちが望む社会はもう既にそこにあるのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?