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近内悠太「ケアと利他、ときどきアナキズム」第2回 テーマ「利他は計算できるか?」 (動画)



開催当時のフライヤーになります。

『世界は贈与でできている――資本主義の「すきま」を埋める倫理学』『利他・ケア・傷の倫理学――「私」を生き直すための哲学』(晶文社)の著者であり教育者・哲学研究者である近内悠太さんの連続講座。
隣町のイベントで人が生きていく上で欠かせない「贈与」とりわけ「ケア」の必要性を語られた近内さん。
今回はさらに広く深く「ケアを拡げる」をテーマに各回ご講義いただきます。
曖昧でなかなかつかみどころのなく、専門家がなす事と捉えられがちな「ケア」という概念。
贈与、利他、エンパシー、そしてアナキズムへ。現代の人間が生きていく上で必要不可欠な「ケア」という概念を明らかにするとともに、「ケア」が持つ可能性にまで迫る意欲的な講座。皆様と一緒に考えていきます。ぜひご参加ください。

第2回は「利他は計算できるか?」


利他とケアに「評価」は可能なのか? つまり、利他とケアを数値化し、その良し悪しを比べたり、足し合わせたりすることが概念上できるのか、という問いです。哲学者ピーター・シンガーらの提唱する「効果的な利他主義」を紹介しながら、利他の語り得なさについて考えます。

★出演者プロフィール★

●近内悠太(ちかうち・ゆうた)
1985年神奈川県生まれ。
慶應義塾大学理工学部数理科学科卒業、日本大学大学院文学研究科修士課程修了。専門はウィトゲンシュタイン哲学。
リベラルアーツを主軸にした統合型学習塾「知窓学舎」講師。
著書:『世界は贈与でできている——資本主義の「すきま」を埋める倫理学』(第29回山本七平賞 奨励賞)
最新刊は『利他・ケア・傷の倫理学――「私」を生き直すための哲学』(晶文社)。

(※本講座は2023年3月30日(木)隣町珈琲にて開催されました。)


※こちらの動画コンテンツは「隣町珈琲の本棚」の有料プランに入るとご覧いただけます。



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