マガジンのカバー画像

Now&Here

33
君の喋る言葉の半分は意味がない。今夜、ここには誰もいない…。oh!Yeah‼︎ by 疒教授
運営しているクリエイター

#ロック

「不完全な完全」2023年 晩夏/今、何処Tour東京公演(佐野元春&The CoyoteBand)

「不完全な完全」2023年 晩夏/今、何処Tour東京公演(佐野元春&The CoyoteBand)

Now&Here #32
2023年9月3日 日曜日 晴れ
「今、何処 Tour2023」
LIVE at 東京国際フォーラム ホール A

きびしい残暑は続く。
真夏の街中がハレーション気味に
ギラギラっと立ち上がる情景に
ワクワクします。
とはいえ、こんなに猛暑が
長く続くとさすがにバテ気味..........。
でも、時折り吹く風に秋っぽさが
混ざってる気がする。

どうでもいいけど、
7月

もっとみる
「光の小旅行」 2023年 夏 / 静岡で…。今、何処 TOUR 2023(佐野元春& TheCoyoteBand)

「光の小旅行」 2023年 夏 / 静岡で…。今、何処 TOUR 2023(佐野元春& TheCoyoteBand)

Now&Here #31 2023年7月8日(土)
佐野元春& TheCoyoteBand
今、何処ツアー2023 静岡公演

朝の関東南部の空は曇り。
でも心は晴れやか!
自宅から駅までの道のりは
早足で地面から16mmくらい
浮かびながら歩いていたと思う。

様々なライヴ会場にこれまで
何度も訪れていますが
今回のように地元を離れて
行くのはまれで、以前に名古屋で
開催されたホーボーキングと

もっとみる
名盤Live Album ”Sweet16” at KT Zepp YOKOHAMA (佐野元春)

名盤Live Album ”Sweet16” at KT Zepp YOKOHAMA (佐野元春)

Now&Here #30
2022年11月23日(水)祝日 
第2公演 天気は雨

今回、ぼくにしては珍しく
手に入れたいグッズがあったので
早めに会場に到着して開場前に列に並んだ。
雨降りで結構寒いはずだけど
気になることなく、入場したら
しっかりとおまけのビールを飲みほした。

ロビーではSweet16にまつわる様々な
ものが展示されていました。
特に目を引いたのが銀色の
限定仕様のホンダ

もっとみる
ルル、彼女はファンキー!!(佐野元春&TheHoboKingBand           at Billbord 横浜)

ルル、彼女はファンキー!!(佐野元春&TheHoboKingBand at Billbord 横浜)

Now&Here #29
2022年10月7日(金)Billbord LIVE
"Smoke&Blue 2022" 2nd Stage

おとといからそこそこ降り続いた
雨も夕方には上がり、
傘をさすほどでもなくなった。
Smoke&Blue LIVEは3年ぶり。
季節の変わり目、
雨が降るごとに日差しも空気も
ゆったりと入れかわる。

2012年から開催されている
Smoke&Blue

もっとみる
カタチのない波動 (佐野元春& The Coyote Band 6th Album)

カタチのない波動 (佐野元春& The Coyote Band 6th Album)

Now&Here #28
佐野元春&TheCoyoteBand
6th アルバム「今、何処」>>>
感じた事への言葉の羅列

夜明け前、玄関の引き戸を
そっと開けると、
そこには見覚えのない素朴な道がつづき、
姿の見えない小鳥や虫の声、
そして水の流れる川のせせらぎが
聞こえてくる。
ほんのつかの間の清らかな
情景の中から鐘の音のようなピアノの
鍵盤のコードが、
不穏な入り組んだ世界へ

もっとみる
WALK ON >>>>>>

WALK ON >>>>>>

Now&Here #26
2021年11月11日(木)晴れ
佐野元春 & THE COYOTE BAND
ZeppTour2021初日
at KT ZeppYokohama

この日もコロナ禍の
休業要請日に充てた。
日本武道館から久しぶりの
LIVEというのもあって、
気分は昂って、はやって、
舞い上がっていたかもしれません。

現地まですぐ近くなんだから
そんなに早くに行かなくても
いいもの

もっとみる
Sha,la,la,la,la, 今,ここでぼくは........。

Sha,la,la,la,la, 今,ここでぼくは........。

Now&Here#00 (2004年8月記)

あの頃、あの場所で、
十代のぼくは、
ポップ・ミュージックのサウンド中で
「生活といううすのろ...。」
「つまらない大人には...。」
「本当の真実かつかめるまで....。」
と歌われた音楽に心を奪われ、
そのサウンドの中の主人公に
歩みを合わせようと
つま先立ちながらスリルと
怠惰を繰り返す日々を、
ある時は心底陶酔しながら、
ある時は遠く離れ

もっとみる
太陽フレアが降り注ぐ夜

太陽フレアが降り注ぐ夜

NOW&HERE#02 (2005年7月記)

アルバム「THE SUN」がリリースされてから、1年が過ぎました。
その間ぼくは通勤の行き帰りや子供達の寝静まった真夜中、
遠くの空が白み始めた頃に眠れずに起き出してヘッドフォンで
聴いた朝、そんな風にくり返し繰り返しその記録された音源を聴き、
いくつかのライヴを目撃してみた。

文句の付けようのないアルバムと完成度の高い
佐野元春 & The Ho

もっとみる
Lazy Dog Live'05     (佐野元春& TheHoboKingBand)

Lazy Dog Live'05 (佐野元春& TheHoboKingBand)

Now&Here#03 (Lazy Dog Live'05) 2005年7月記

今にも降り出しそうな曇り空。
渋谷の街はきらびやかで、ぼくのしょぼい欲望さえ
滲ませて、力ずくでふんだくる。

ヒト,人,ヒトひと,ヒト,人間,ヒト・・・・・・・・・。

涙がこぼれるのを押さえるかのように灰色の雲が
ぼくの大嫌いな渋谷の街を覆い尽くす。
ラヴホテル街のど真ん中。知らずに通り過ぎ、
やっとこさ現地にた

もっとみる
夢の連なり Series Of Dreams

夢の連なり Series Of Dreams

Now&Here#04 (2006年12月記)

1980年代中盤の日本:
時代が加速し始めていた。
ぼくは十代後半 学生の頃、
身の回りにはモノがあふれ、
永遠なる希望が見せかけの
輝きを放ち、時間がぼくの味方の
ように思えて好き勝手に自分の
ふがいなさに目をつぶりながら
「今に見ていろよ!」と粋がっていた。

ぼく自身の生活も物理的に
変化し始めていた。
移動の手段が自転車から
原付バイクへ、

もっとみる
荒地の何処かで逢いましょう。

荒地の何処かで逢いましょう。

Now&Here#05 (2007年6月記)

ぼくは目まぐるしく過ぎてゆく自分の人生という
毎日の中で生きてゆく理由をかみ砕き、
そして現実を現実のまま背負ったり、
または誤解を重ねて痛い想いをしながらも歩き続ける。

かけがえのない輝く瞬間。
身動きのとれない真っ暗闇の絶望。
それらの間を行ったり来たりしながら,
かろうじて運良く息をしている自分。

年を経るごとに自分の身の丈がわかってくる。

もっとみる
永遠とあるこの迷宮

永遠とあるこの迷宮

Now&Here#07 (2009年8月記)

それはまるで、果てしなく続くフリーウェイを
爆走するジェットマシーンに乗っているかのようだった。

気まぐれに襲いかかるスコール、
めまいをもようすかのような曲がりくねった道。
晴れ渡る夜空に見たことのない宝石のように輝く
数える気にもならないほどの星。

手加減はいらない。
しょっぱなからフルスロットルで、
爆音を鳴らして駆け抜ける。

そのマシ

もっとみる
"虹の橋のたもとで…。"

"虹の橋のたもとで…。"

Now&Here#09 (2011年7月記)

ひとけのない 東京駅のプラットホーム。
湿っぽいベンチに腰掛けて
たった今、繰り広げられた
ばかりのまばゆいギグを思い描いていた。

ずっとずっと昔、
独りよがりで根拠のない虚勢だけで
駈けていた頃。
身勝手さと自由をはき違え、
醜い肉体をもてあましていた。

ある時、この世界のまぶしさに
目をふさぎ、耳を凝らしてみると
凶暴で鋭角な光が暗闇の片

もっとみる
Life is Beautiful.....?

Life is Beautiful.....?

Now&Here#10 (La Vita e Bella) 2012年8月記

どんな芸術家にも描けないような、研ぎ澄まされた青空に
巨大な入道雲が微動だにせずにへばりついている。
突然、陽がかげり 大粒の雨がトタンの屋根を激しく打つ音。
そして雨上がりの世界の夏のにおい。

この一瞬の光に満ちた景色は小さな子どもの頃の記憶に刻まれた、
ある時はひとりぼっちで、ある時は親しい人と過ごした日々の

もっとみる