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サイエンス×テクノロジー=エンジニアリング

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科学とは「事物の本質を表す体系的な知」であり、技術とは「特定の場面で応用される実践的な知」である。すなわち工学および工業とは「人々にとって有用な構造物や発動機関の設計・組立・運用… もっと読む
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2018年12月の記事一覧

西内 啓氏 推薦「Excelでできるデータドリブン・マーケティング」まえがきと第1章#全文公開

西内 啓氏 推薦「Excelでできるデータドリブン・マーケティング」まえがきと第1章#全文公開

50万部を超える大ヒットとなった書籍「統計学が最強の学問である」

シリーズ著者の西内 啓氏 に推薦していただいた「Excelでできるデータドリブン・マーケティング」(拙書)のまえがきと第1章を全文公開します。

表紙の左上に「これからのマーケターはグラフの見た目より因果推論に注意すべきである」という西内 啓 氏のコメントがあります。

マーケターに必要な因果推論の知識とは何でしょうか?マーケテ

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エンジニアがUXデザインするべき理由

エンジニアがUXデザインするべき理由

PHP Conference 2018の登壇資料です。未来には更に越境がすすみ「〇〇が〇〇をするべき」という議論すら無くなると想像しています。

PHP Conferenceという名前と裏腹に、様々な言語を活用するエンジニアが集まるこのイベントのように、
PHP Conferenceというエンジニアイベントに"デザイナー"である自分が登壇することができたということが、越境するクリエイティブ業界にお

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この素晴らしいAndroid StudioにTipsを

この素晴らしいAndroid StudioにTipsを

第11章では、第9章内で解説したプロジェクト改善活動の成果である、Android Studioをより便利に使うためのTipsとLintの運用方法について紹介します。

全章を一括して購入されたい方はこちらの記事をご購入ください。https://note.mu/nikkei_staff/n/n44623c9b9ab4

⽇経電⼦版のアプリチームでAndroidアプリを開発しているおがぱん/@ogap

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引用ルールの周知徹底について

引用ルールの周知徹底について

ちょっと気になるnoteが目に入りまして、僕なりに思うところがあるので載せておきます。

僕は今ちょっと時間ないので事実関係をきちんと読み込めておらず、検証はできていません。が、note運営側の対応含めて文章のクリエーターに対してはナイーブな問題なので、これを機会に著作権や引用ルールやマナーなんかは一度勉強会を開くなどを運営側もしてもいいのでは?と思ったんです。

磯木さんの出版物の盗用問題の時も

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「当たり前」は誰かにデザインされている

「当たり前」は誰かにデザインされている

誰かがやってのけたことは簡単に見える、という話。

「モノマネは最初に見つけた奴が偉い。モノマネのモノマネは誰でもできる」と、以前モノマネ芸人の誰かが言ってたけど、万事そうなんだろうと思う。

誰かが作ったフォーマットのコピーは簡単で、当たり前に見える。その当たり前である「オリジナル」のフォーマットを作った人は、実は膨大な量の情報の取捨選択を行なっている。
例えば、モノマネ芸人のホリさんが木村

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無駄だとしても書きたいんだ

昨日、「何かを創るためには時間をケチっちゃいけないと思った」という記事を書いた。

お金に余裕がないと「お金にならないことに時間を使いたくない」という思考に陥ってしまうんだけど、そうなるとクリエイティブなことなんてできなくなるよね、という話。

これについてクリエイターの方々から多数の反響をいただき、共感することが多かった。



私の場合、「文章」と「お金」の関係は以下の3種類に分類される。

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何かを創るためには時間をケチっちゃいけないと思った

何かを創るためには時間をケチっちゃいけないと思った

だいぶ前に読んだ記事に、こんな言葉が出てきた。

明日食えるかどうかの心配をしながらクリエイティブになれるワケがない。

ちなみにこの記事。

最近、「ほんとそうだよなぁ」と実感することがあった。



たびたび書いているとおり、私は駆け出しのライターで貧乏だ。

収入は、11月分がようやく10万円に達したところ。

ちなみに夫は私以上に稼げていないので、養ってくれる人間はいない。ほとんど「明日

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あなたを応援したくなる5つの要因とは? 進化心理学で考察

あなたを応援したくなる5つの要因とは? 進化心理学で考察

近頃「応援」とそれに類する言葉が非常に注目されている。評価、信頼、サポートなどキリがない。

esportsやスポーツ、アーティスト、クリエイター、アイドルといった個が立つ業界だけでなく、会社員であっても応援される時代となってきた。

応援されたい理由、応援されることのメリットはいくらでも思いつく。応援の経済圏で生きていけるなら、それはとても素敵なことだろう。だが、応援するにはきっかけや動機が必要

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既卒文系未経験のバンドマンがソフトウェアエンジニアになって5年たちました

これは退職者 Advent Calendar3日目の記事です。今年人生2回目の転職をかまし退職者アドベントカレンダーへの参加権を得たので存分に権利を楽しみたいと思います。

さて、最近私の周りで何人かから「未経験だけど(ソフトウェア)エンジニアに転職したいと思っているんですが実際どんな感じですか?」という類の相談を受けることがありました。

ソフトウェアエンジニアが実際どんな感じなのか、インターネ

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ソフトウェア開発に関わる「●●デザイン」の分類

ソフトウェア開発に関わる「●●デザイン」の分類

OOUIデザインを取り組む上でまず明らかにしなければならなかったことは、どのような作業工程があるかということと、それぞれの成果物は何であるのかという大きく2点でした。これには既存のUIデザインプロセスの俯瞰をするのと同時に、ギャレットの5段階モデルを再解釈する必要がありました。

ギャレットの5段階モデルの再解釈

ギャレットの5段階モデルのオリジナルを眺めてみると、いくらか現代のソフトウェアデザ

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FnT図の使い方

FnT図の使い方

先日のDesignshipの最後のセッション、長谷川敦士さんの「デザインコンフィデンス - これからのデザイナーに求められるもの」を拝見しつつ以下のようなツイートをポストしました。

元資料はこちら → https://t.co/ALWLUr3IMR

この図、勝手にFnT図と呼ぶことにしました。For and To図の略です。なんでそう呼ぶことにしたかはこのnoteのカバー画像からお察しください

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あるデザイナーの心のモヤが晴れたらおかしなバズり方をした話・前編「モヤ晴れ」

あるデザイナーの心のモヤが晴れたらおかしなバズり方をした話・前編「モヤ晴れ」

12月1日と2日に開催されたイベントDesignshipにて、自分が長年抱えてた心のモヤを晴らす光明を得ました。
それはとある一枚の図なのですが、「これスバラシイ!」と思って雑にツイートしたところ1日で4万いいね・1万5千RTというおかしなところに行き着いてしまったので、ちょっとこれについてnote書きたいと思います。

イベント実況しただけで万単位のいいねとか経験ある人なかなか居ないと思うので、

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あるデザイナーの心のモヤが晴れたらおかしなバズり方をした話・後編「バズり」

あるデザイナーの心のモヤが晴れたらおかしなバズり方をした話・後編「バズり」

(前編リンク)

自分の記憶に刻みつけたい図をイベントで見かけ、ツイートしたわけです。
するとまあ、えらいバズりました。なんで?

そして色々リプライが寄せられたり、コメント添えてRTされたりしたのですが... 「この分類はおかしい」とか「この定義は間違ってる」という意味合いの言葉が散見されます。怒気を含んだコメントも見られます。

分類?定義?なんのこと?
何かを区分けたり定義したりするもんじゃ

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