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教育評論

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僕が教育についた本気で考えて書いた記事です。
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#学校教育

京大現役合格者が考える受験において最も重要な時期

京大現役合格者が考える受験において最も重要な時期

2017年3月10日、当時高校3年生だった僕は、京都大学に現役合格することができました。

もう5年以上経ち社会人になった今受験のことを語るのは少し気が引けますが、久しぶりに受験について話したいと思います。

高校生のお子さんを持つ保護者の方が、子どもに勉強を促す際に参考にしていただければと思います。

先に断っておきますが、僕は決して天才的な頭脳を持ち合わせていたわけではありません。

適切な時

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地方の進学校の気をつけるべきとある風潮

地方の進学校の気をつけるべきとある風潮

僕は6年前まで、とある地方の公立進学校(自称)に通っていました。

そこで勉強を頑張り、最終的に京都大学に入学できました。

これは学校の先生たちのサポートがあって実現できたことなので、先生たちと学校にはすごく感謝しています。

しかし今当時を振り返ってみると、母校のある風潮がすごくよくなかったよなと思うんです。

それは、『都会の私立大ではなく地方の国公立大へ行け』というものです。

大学の友達

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京大に入りたいなら塾なんて行くな

京大に入りたいなら塾なんて行くな

僕は6年前まで、地方の公立高校に通っていました。

そこでは部活に力を入れており、3年生の6月までほぼ毎日練習をしていました。

しかし、その後全力で受験勉強に臨んだ結果、京都大学に現役合格することができました。

ちなみにこの3年間、塾を用いることは決してありませんでした。

僕は何も、塾へ行かずして受験に成功したという自慢をしたいわけではありません。

むしろその逆で、塾へ行かなかったからこそ

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学校ではどうして好きでもない勉強をしなきゃならないんだろうか

学校ではどうして好きでもない勉強をしなきゃならないんだろうか

僕は小さい頃からずっと勉強が好きだ。

小学校の頃は進研ゼミを毎月貯めずに楽しくできる超レアな子どもだった。

苦しい大学受験の勉強は、勉強が好きだからこそ最後までやり切ることができた。

こんなにも勉強が好きな理由は、勉強を通じて自分がパワーアップしているという実感を得られるから。

何かが身についているという感覚をわかりやすく享受できる勉強という手段は、僕の性格にすごく合っているんだと思う。

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どうして教育はこんなにも感覚的になされてしまうのか

どうして教育はこんなにも感覚的になされてしまうのか

教育

それは子供の成長に大きな影響を及ぼすという点で、かなり責任のある仕事。

しかし、そういった仕事であるにも関わらず、教育業に携わるほとんどの人は「感覚的な教育」をしてしまっているように思う。

主観的に正しいと思ったやり方で、なんとなく教育をしてしまっているように感じてしまう。

まぁこうなってしまうのも無理はない。

というのも、教育の仕事においては瞬時の判断が求められるから。

例えば

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学校におけるその平等は必要でしょうか?

学校におけるその平等は必要でしょうか?

学校教育のメインは授業。

そしてそのほとんどは一斉授業。

同じクラスのみんなで、同じ先生の授業を同じ時間に受ける。

これは教える側にとってはかなり効率がいい。

小さなコストで大人数に同時にアプローチできるから。

一方でもちろん、デメリットがある。

個人に寄り添った教育はできない。

全員の理解度が同じであることを前提として進められる。

当然のことだが、全員の理解度が同じになることなん

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過去を手段にして未来を考えさせる教育を

過去を手段にして未来を考えさせる教育を

学校あるある

過去の出来事や決定事項の暗記ばかりを子供たちに強いている

歴史を例として取り上げる。

歴史を学ぶ意味ってなんだろう。

過去の偉人の功績を知るため?

これまでの世界の変遷を知るため?

なんとなくわかっていると思うが、そんなものを単に暗記したところで、ほとんど役に立たない。

強いて言うなら、受験勉強を突破するための手段として役に立つくらい。

ただ、受験を終えて時が経てば、

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