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自分へ。目指すのはメタモンよりもカメレオンだよ

世界は常に変わっている。

これを読み返している今はどうなっている?

車は空を飛んでる?瞬間移動はできる?

2020年の自分には想像もつかなかったモノがあるんだろう。

世界はVUCA WORLDと言われているよ。

単語は全部忘れた。

けど曖昧で先行き不透明でとにかく予想できないよってことだったと思う。

そんな時代に何が必要かって考えた時ずっと変幻自在に自分を変えることだと思ってた。

ポケモンのメタモンみたいに。

だけど海外での生活を振り返っていてついさっき気づいた。

メタモンよりもカメレオンになるべきだって。

何が違うか。

ノーマルタイプか草タイプ。

いやそれカクレオンな。

なるべきは動物のカメレオン。

大きな違いは直線か円か。

日本では潔癖な僕もベトナムに行ったら汚い川で泳げるしハエが止まった料理も食べられる。

むしろ貴重な栄養源だ!とさえ思えた。(今考えるとこいつバグってる)

でもそれはメタモン的な変化で自分の中で何度も自分でスイッチを切り替えていた。

いわば多重人格のようなものだ。

そこでは自分の日本人の人格は薄れベトナム人としての人格に支配される。

ついさっきまではこのように自分の中にスイッチをたくさん設置することこそが国際社会で働く上で一番重要なことだと思っていた。

だけど3つの弱点に気づいた。

2つはスイッチの切り替え直後に疲れることと核が無いこと。

自分の姿をメタモンのように完全にコピーして変えるのは大変だ。

真逆の文化圏に住む元の姿を思い出すのも一苦労。

そうしてやっと元の姿に戻っても今までのギャップで疲れが出る。

ベトナム人になっていた時の核と日本人に戻った時の核が違うから。

こいつバグってると思ったのもそのせいだ。

それぞれに核あるじゃん。

いや、核は二つあったら核じゃない。

絶対的な自分という核が必要だ。

3つ目の弱点はスイッチに互換性がないこと。

姿を思い出すのが難しいから、
ベトナムにいながらインド人のスイッチを押すことはとても難しい。

メタモンはその場に行って初めてコピーして馴染めるのであって全く違う環境の中で違うものを思い出してコピーするのは苦手だ。

苦労して変化してもそれはインド人としての自分であって文化が違うベトナムの中で暮らすのは大変だ。

その場その場でしか使えないんじゃ今まで集めたスイッチは無駄だったの?ってことになる。

いや、カメレオンになればいい。

カメレオンは姿そのものは変わらない。

変わるのは色だけ。

姿という絶対的な核を持ちながらも色だけ変えるのだから疲れない。

さらに色も自由自在に変えられれば互換性もでる。

つまりスイッチじゃなくて色を集めろということだ。

インドの色、ベトナムの色、タイの色、中国の色、日本の色。

それぞれに良さも悪さもある。

いい部分だけを集めて自分のパレットに加えればいい。

インドに行ったからと言って全身インド色に染める必要はない。

日本の色やタイの色のいい部分を混ぜ合わせてもいいわけだ。

そうしてVUCA WORLDで起こる様々な事象に今まで集めた色を配合して対応していく。

それが臨機応変さだと思う。

今まで経験したことないことに対処するのはとても大変だ。

でもそれは新しい色を集めるチャンスでもある。

変化に臨機応変に対応し進化し続けられるか否かは自分のパレットにどれだけ色を持っているかで決まると思う。


そして自分に色を塗る時に大切なのは、

相手の色のどこまでが個人による固有の色で、
どこまでが国の色なのかを判断する能力。

つまり相手の言動が単純な性格なのか、その国の文化なのかを見極める力。

この国にはこの色と決めつけるとやけどする。

一人として同じ色の人間はいない。

だからこそ面白い。


メタモンが直線でカメレオンが円の図。笑
数年後このnote自分で読み直した時意味わかるのかな。笑

19.6.2020

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