マガジンのカバー画像

学術的(?)、研究者的(?) 考察

138
運営しているクリエイター

2023年2月の記事一覧

リフレーミングについて/セラピーの目的は技術・技法ではないということについての極論

また、ある方の投稿を引用させていただくのだが…

『「病気の貴方」なんているんですか? 『貴方』がいるだけです。 「貧乏な貴方」なんているんですか? 『貴方』がいるだけです。 「中年の貴方」なんているんですか? 『貴方』がいるだけです。 「社長の貴方」なんているんですか? 『貴方』がいるだけです。 貴方を縛る張本人は、貴方自身なのです』

その場を乗り切るために自分で自分に与え続けてきた概念のリフ

もっとみる

「真実」「現実」「実体」「合理的」という都合の良い『合理化』

ある方の文章を、引用させていただこうと思う。
『「合理こそ非合理」 現代は「情報」が行き届いた(一見)合理社会で、体質や容姿、才能に至るまで、ある一定の”枠”から外れることがまるで「悪い事」のように感じさせられます。(得する”誰か”がいる訳ですよ) その一つ一つを疑ってみてください!貴方を悩ます殆ど”全て”はそこから始まっています』

~~~~~~~
そう。この方の話はかなり「スピ系」と言われる説

もっとみる

人格が「混ざる」とは?混ざった時の対処法

(これは、2021年5月、私がまだ完全に解離状態で交代人格達がはっきりと存在している時期に執筆した記事に、僅か修正を加えて投稿しています。)

解離者あるあるだと思います。

「混ざる」

交代人格が「混ざる」って?

これは、人格交代をする時に完全に交代しきれずに、その前に表意識に出ていた(私達は表意識に出ていることを”浮上している”と言います)人と混ざってしまっていたり、表に浮上した時に既に複

もっとみる

私のセッションと他カウンセリングやセラピーとの違い

私は、様々な障碍・マイノリティを抱えながら、現在プロのセラピスト・音楽家として活動しております。

私のセッションは非常に多岐に亘り、多角的過ぎて非常に奥深く複雑なものが多く、なかなか何をやっているのかがわかりにくいという印象を持たれやすいようです。

そのため、今回の記事では、私のセッションと、他のカウンセリングやセラピールームとの違い、という観点から、私の活動(マイノリティコンシェルジュ-Ea

もっとみる
障碍、障碍者って?-障碍理解

障碍、障碍者って?-障碍理解

障碍って、何?

障碍者、社会的弱者、マイノリティ、などという言葉があります。

これらは、一体何を表す言葉でしょうか?

…これらの言葉には、実は、明確な定義はありません。

物凄く極端な言い方をすると、要するに、時代が生みだした「流行り言葉」のようなものとすら、言えるもの。

中でも、「障碍」に関するWHOの定義づけに、興味深い部分があります。
「障害とは、身体の損傷、活動の制約、参加の制限が

もっとみる