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認知行動療法 part4
認知行動療法の技法はいろいろある
認知行動療法は、一つの技法ではなく実は多くの技法があります。
例えば、認知再構成法、問題解決技法、SST、リラークゼーション法等々があげられます。
その中で多く使われている技法が「認知再構成法」なので、認知行動療法=認知再構成法と考えられがちです。
けれども、どの技法を使用していくかは、クライエントと相互に話し合いながら決めていきます。
認知再構成法
まず、
認知行動療法 part3
前回の記事では、ある出来事が起きた時に、それにともなって思い浮かんだ考え(認知)により、気持ち、身体反応が連動し、それによってとった行動が密接に関連し、環境と個人内で起きたことが二重に存在していることが分かりました。
基本モデルに沿って、共に観察する
この基本モデルに沿って自動思考を観察したものを、否定も肯定もせずに「現在こうした事が、自分の中で起きているのだな。」と受け止めます。
それによっ
認知行動療法 part2
自動思考
引き続き、カウンセリングで実際おこなっていることの一例として認知行動療法をとりあげます。
認知行動療法を具体的に説明していきます。
part1で話したように、何か出来事が起こった時にぱっと浮かぶ考えを「自動思考」といいました。
図で分かりやすくまとめると以下のようになります。
ストレスとなる出来事に遭遇し、ぱっと認知(考え・イメージ)が沸き、それと同時に気分・感情、身体反応、どんな行