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私のいろんな考察

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私の考察をまとめた作品集です
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私達は同じ時間を共有する友である

私達は同じ時間を共有する友である

「この分散方向の世界の中で、私達は同じ時間を共有する友である」

理論物理学者のカルロ・ロヴェッリさんの著書
「時間は存在しない」の中間部から後半部の
内容を読んで考察した文です。

まず、著書の前半の話であり、現在の物理学の世界での常識として、
”時間”はその場にかかっている重力や速度によって”変化”することが
実験的に計測されています。

映画「インターステラー」の中で、在る星に下りている数分

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予知夢の考察

予知夢の考察

夢日記を解析していて、夢が1年の周期である程度の
類似性を見せる事があると分かりました。

そして、今回はそこから予知夢として夢を活用する
方法の仮説をお伝えしたいと思います。

まず、
夢の研究はフロイトの「夢解釈」から始まり、
精神分析のみならず実験科学的にも、スピリチュアル的
にも行われていますが、

恐らく、大前程として夢が個人や集団などといった
くくりはあるにせよ「無意識に通じている」と

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絵を描くという事

絵を描くという事

「自分の中にある見たくもないものや
 知りたくもないものを、
 それも自分なのだと愛するために、
 絵は必要だと思う。
 言葉では歯が立たない時がある。」

”自分のすべてを否定しない”
と心に決めると、なんともまあ見事に腐った
自分が現れる事があります。

だけれど、それを笑って
「これも自分さ」
なんて言えるほど、私のプライドは低くない。

そんな時、
さてこのどうしようもない感覚。
「自分で

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恒星も使った占星術について

恒星も使った占星術について

きっぱり分けることはできませんけれど、
古典占星術で使う「太陽から土星まで」を、
個人のレベルで意識できる意識帯とすると、

天王星、海王星、冥王星のレベルは、
個人では受け止めきれない無意識のレベルで、
それを仮に「無意識帯」として。

恒星は、それを超えて
「私がする」ではなくて
「私がある」というレベルで
反応しているものとして
「関係性帯」と考えています

関係性という考えは、仏教的な縁起

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エニアグラムをひたすらやっていたら気が付いた事

エニアグラムをひたすらやっていたら気が付いた事

よく分からない自分自身から

色々なタイプの自分を見つけて

それをまとめて(統合して)

少しだけ「自分の普通」ってのが
分かった自分になる。

を、繰り返す。。。

イデオロギーとコスモロジー

イデオロギーとコスモロジー

イデオロギー
「自分の主張(自我)とされるイデオロギーは、
 ”意識される私”というラインと”無意識の私”というラインの
 二本で出来ている」

対して、コスモロジー
「この世のすべてを含み自分もそこに入れ込む
 ことによって作られるコスモロジーは
 フィボナッチ数列的である」

と表現しました。

この元になったのは、河合隼雄さんの「生と死の接点」で。

河合さんは本の中で
「イデオロギーは一般

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私がしっくりくるカバラの樹と身体

私がしっくりくるカバラの樹と身体

カバラの樹の構造って人の顔に見えたり、体に見えたりと
いろんな元型を持っていると思うのですが

先日、カバラの樹を正面から見て、
それを体に当てはめて考えている時に
ちょっとその構図が気になったんです。

同じように体に当てはめるものは色々ありますが、
私の場合はまず基準として「何かを放出する側の右手」に
ゲプラー(正義)を持ってきます。

そうすると、順当に考えて
右脳側に ビナー(理解)
左脳

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アイデンティティーの方向性

アイデンティティーの方向性

アイデンティティは、”個性”とか訳されて、
今では日本語でも普通に使える言葉ですが、

元々は、エリクソンさんが提唱した心理学用語にです。

なのですが、エリクソンさん自身も
「アイデンティティとは、なんなのかはっきりとは分からないんだよね」
と自ら言うほど、かなり曖昧というか、汎用性の高い用語です。

ですので、私のなかでもイマイチふわふわしていたのですが、

先日、改めて河合さんの著書「生と死

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無意識と意識の関係についての考察

無意識と意識の関係についての考察

以前も河合隼雄さんの著書から
ユングが言う集合的無意識と自我の関係などを図にしましたが、
(ちなみに、ここでは自我となっている身体は”ふいご”になっています)

今回は、立花隆さんの著書「臨死体験(下)」より
哲学者 C.D.ブロード
小説家 オルダス・ハックスレー
生物学者・精神医学者
ジョン・C・リリー
の考えを私なりにまとめたものです。

ここでは集合的無意識とユングの使う言葉で描きましたが

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夢を見る人と見ない人の違い

夢を見る人と見ない人の違い

『”夢を見る人”と”見ない人”の違いは
 ”外的世界”と”内的世界”のエネルギー
 の配分の結果だと思います。

 外的にエネルギーを充分に使っている人は、
 内的な夢を見るためのエネルギーが不足する。
 (その為に見ない)

 逆に
 内的な夢を見ることにエネルギーを使っている人は、
 外的に活動するエネルギーが少ない状況なのだと思います。』

よく「わたし夢を見ないんですけど」
という事を言わ

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一元論と二元論と非二元論の数式的表記

一元論と二元論と非二元論の数式的表記

前回の一元論と非二元論の話の続きです

いきなりですが、前回の一元論と非二元論説明を
読んで一元論の「一」と非二元論の「非二」って何?
って疑問を持ったのではないかと思います

なんたって最後に
『「一つの有る以外何もない」とする一元論と
 「何もないを中心にして全てが有る」とする非二元論 』

というまとめになっていましたから
一元論の方は、名探偵コナンの「真実は一つ」的なイメージで
理解できる

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一元論と非二元論の考察

一元論と非二元論の考察

インド哲学的「一元論」と大乗仏教的「非二元論」を
イメージ化してみました

以前から「非」二元論って意味が
いまいちホワッとしていたのですが
先日「エッセンシャル仏教」
なる海外の人の書いた本を読んで
やっと納得できたので絵にしました

どちらも「私」というものは
どこか?何か?といったような
ものを論じている最たるものなのですが

その問いに対し一元論は
「自分の感情も、容姿も、その他、感じ取れ

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普遍的無意識と自我の関係

普遍的無意識と自我の関係

河合隼雄さんの影の現象学
を読んで描いてみました

「(普遍的無意識は至上の
 経験を与えもするが)
 人は自我が弱すぎると
 普遍的無意識に『私』というもの
 をバラバラ(破壊)されもする
 
 でも逆に、自我が強すぎると
 個人的無意識(例えばユングの
 言うシャドウ)として現れる」

ユングのタイプ論からみた自己考察

ユングのタイプ論からみた自己考察

ユングは
思考と感情を基本に
直観と感覚を補助感覚として
人間の反応を考え
絵のような関係性の
タイプ論を打ち出しました

それを一番簡単に
書いてくれているのは
河合隼雄さんのユング心理学入門
なのではないかと思いますが

それも加味して
私はこんなバランス
なのではないかと思い
「私の事」として絵を
描いてみました

感情が一番下というのは
つまり、私の性格の基本は
思考であって

その分逆に

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