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あの日ひとりで食べた麻婆茄子が今の僕をつくっている
僕は料理が好きだ。盛り付けの綺麗な「映える」レシピは苦手だけど、豚汁とかキムチチゲとか水炊きとか、ワシワシと食べられる料理が得意だ。
昔から夕方になると母親の隣でご飯の支度を手伝い、誕生日には包丁を買ってもらうような子どもだった。最近では肉の塊を焼いたり、友達を集めて居酒屋を開く遊びにハマっている。面と向かって尋ねたことはないけど、誰も嫌だと言わないから多分美味しいのだろう。
そんな僕も、ひと
いつかのハイボールが、自己開示の大切さを教えてくれた
ーもう、何もしたくないー
今から数年前、僕は広告会社で営業をしていた。担当していたクライアントの業務に文字通り24時間追われ、深夜3時に有楽町の道沿いで座り込む日々。
風が冷たくなり始めた10月頃、はじめに胃腸がおかしくなり、トイレから電話対応することが続いた。
家で寝るときはスマホをタオルにくるんで押入れにしまってから床につく。バイブレーションが怖いからだ。
病院からオフィスに戻って上司
17歳、童貞。世界を敵に回す。/ もう会うことのない人たちへ #3
もう会うことはないだろうけど、どうしても思い出してしまう人っていませんか?
このまえ飲み屋で仲良くなったお兄さんに「君は本当に童貞だな」と言われました。
「本当に」とは程度がはなはだしいときに使う副詞、つまり形容詞とか動詞を修飾します。ということは、この童貞は名詞ではないらしいですね。とても画期的なお兄さんです。
漢ビバリーヒルズポロクラブ、おかげさまで「童貞」の資格はとうの昔に失効しており
ゆるい幸せなんて、だらっと続かない。それでも僕たちは、贅沢をしなければならない。
2020年1月14日、午前7時。
ぬるく澱んだ空気を入れ替えようと窓を開けると、トゲのある寒さが鼻をおそい、大きくくしゃみをした。
目の前の青空をぼーっと覆うように薄い雲がただよっていて、朝からアンニュイな気持ちにひきずられる。
「なんだか2010年みたいな空だ」というセリフが頭に浮かび、すぐに何かを思い出したようにiPhoneから音楽を流す。
ソラニン。
2010年、浅野いにおの人気作
2019年にたくさん聴いた曲 | サブスク時代に思うこと
2020年!!!元旦(6日の夜)!!!
毎年1月は前年との移行期間だと思ってるので、2019年のことはまだまだ書いていく所存です。鳴りやまぬ除夜の鐘…
10年ぐらい前から「一年を一曲で振り返る」ってのをはてブとかでこっそりやってて、その年よく聴いたand象徴的な曲を紹介しつつ反省文をしたためてきた歴史があります。
ところが一曲に絞る作業が結構しんどくて、こじつけみたいにするよりは、いくつか選
僕はいつも友達に助けられてるけど友達は僕に助けなんか求めちゃいない
もちろん助けを呼ばれたらすぐに飛んでいくし、殴ってほしい奴がいたら手を貸すし、話をしたければ朝まで付き合う。
でもみんなが僕に求めてるのは、みんなに見えないところでも楽しく健やかに過ごす日々なんじゃないか。
心配されて承認欲求を満たしていてはいけない。
落ちぶれた人間に助けられても誰も喜んじゃくれない。
もらった勇気はちゃんと使わなきゃいけない。
次に会うときは、川沿いを全速力で走ろう。