Takashi

ブログはアタマの健康のバロメーター。アタマの健康状態を維持する目的で書いてます。が、読…

Takashi

ブログはアタマの健康のバロメーター。アタマの健康状態を維持する目的で書いてます。が、読んでいただいた方が、自らの気付きの一助になるのであれば、尚、幸いです。

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法則の話

世の中を構成している要素は三つしかない。「①目的②手段③目標」それがテレコになると混乱を産むんだ。 手段を講じることに専門的になり過ぎて何のための手段か分からな…

Takashi
4年前
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zero-sum

水戸黄門のドラマの主題歌 人生楽ありゃ苦もあるさ…それ 楽ばかりも苦労ばかりも続かない やがて真ん中に収斂する摂理 儲けりゃ損も 偉くなりゃ責任も 愛が深けりゃ憎し…

Takashi
3週間前
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Motorcycle life

昨日の記憶 闇に還る夕焼けの海は左 赤く連なるテールライトは右 ゆるゆると 小川を流れる水のように 赤を避けながら走る やがて 紅く浮かぶタワーのヒカリ 左の暗闇か…

Takashi
5か月前
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Midnight Jazz

そう言えば先々週 親父死んだんだっけ 三十年前の記憶 今のオレより若いオヤジの 顔しか思い出せない 死に際に行かず 火葬場にも行くつもりはない せめて 献杯ぐらいは…

Takashi
6か月前

オヤジが死んだ

親父が死んだ 亡くなった…は相応しくない 「死んだ」がしっくりくる 悲しくはない哀しさは少しある 物心ついて25歳になるまで 地元に住んでた間は苦労や心労 その元凶だ…

Takashi
6か月前
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旅の記憶

目覚ましのヴァイブ マットレスのスプリングに共振している 時計は午前五時。液晶の灯りが天井を照らす 砂が流れるような雨音 旅先であることをゆっくり思い出す 昨日の…

Takashi
1年前
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日帰りで湘南から日本海へ   一般道シバリ(山越え編)

御坂峠を降りきりジャンクションを左折する 甲州街道に出る 待っていたかの様に朝日が背後を照らす 広がるバイパスに向かいアクセルを開ける バタタタタァ まばらな車列を…

Takashi
2年前
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日帰りで湘南から日本海へ   一般道シバリ(スタート編)

午前三時半 246のベリックのお店を右に曲がり須走に向かう 道の気温掲示板は6℃ 山中湖は相当寒いはず 途中ゴルフ場を突き抜ける一直線の登り モヤが立ち込め街頭もない暗…

Takashi
2年前
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コミュニケーションの話し

母親との会話。 シルバーで派遣されてる障害者支援施設で、商品陳列を教えてもなかなか上手く出来ない障害者がパニックで泣き出す。丁寧に教えてもラチがあかない… 今ま…

Takashi
2年前
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変化のはなし

すべては変わる 良いことも悪いことも長続きはしない 鉄だって放っておけば土に変わる 人間が創ったものが変わらないわけが無い 人間だって年中変わってるんだから 幸せも…

Takashi
2年前
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オレンジ雲とタバコの煙

明け方4時。 あたりはまだ闇の中。 久しぶりに相棒を引きずり出す。 出来るだけ静かに。まるで盗難してる錯覚。 シリンダーに火を入れる前に装具を着ける。 キーを指しOK…

Takashi
2年前
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モーニングライドの話し

コイツに乗って6時位に家を出る。 途中、箱根湯本の旧道でコンビニ立ち寄り。 コーヒーとパンをバッグに詰める。 箱根旧道を巨大な宗教施設を横目にトコトコ登る。 箱根茶…

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2年前

頑張れイナカモノ

昨日テレビで、声優目指してブルーフォレスト(青森)から上京してきた女性の話しを観た。 既に上京から数年が経ち29歳になった彼女。 私には時間が無いと語る。 今年を期…

Takashi
3年前
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時の癒し

なぜ立ち寄ったのか 三十年過ぎても癒えない傷が在る街 本当はそのまま南に向かうはずだった 国道にある見覚えのある交差点 右折の風景は心のフォルダに仕舞い込んだはず…

Takashi
3年前
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重力との戯れ

朝6時 平日の喧騒が訪れる前に家を出る 少しの肌寒さが日差しに掻き消されるのも直ぐだろう 充分に暖まったエンジンのアイドリングを聴きながらニュートラルで坂を降る …

Takashi
3年前
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生と死とはざまの快楽

渋滞抜けて裏道に。 アクセル開ける。 渋滞のフラストレーションが加速に換わる。 リアタイヤが背中を蹴飛ばしフロントタイヤが軽くなる。 右コーナーが迫る。 ギリギリま…

Takashi
3年前
2
法則の話

法則の話

世の中を構成している要素は三つしかない。「①目的②手段③目標」それがテレコになると混乱を産むんだ。

手段を講じることに専門的になり過ぎて何のための手段か分からなくなったり、期限やお金に捉われて社会の公器どころかブラック企業になったり…

二十代の頃からずぅ〜っと考えて来た。世の中を動かす何かの法則があるはずだとね。

三十数年経った今、やっと解った。

一番大事なのは「目的」だってこと。

生き

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zero-sum

水戸黄門のドラマの主題歌
人生楽ありゃ苦もあるさ…それ
楽ばかりも苦労ばかりも続かない
やがて真ん中に収斂する摂理

儲けりゃ損も
偉くなりゃ責任も
愛が深けりゃ憎しみも…

作用すりゃ反作用を産むのだ
真ん中に戻す引力
うねりを生み出す引力

留まらない
常にウネるアップandダウン

地球に存在する限り
そのウネりから逃れられない

自分の身体もウネりながら
存在しているのだから

Motorcycle life

Motorcycle life

昨日の記憶

闇に還る夕焼けの海は左
赤く連なるテールライトは右

ゆるゆると
小川を流れる水のように
赤を避けながら走る

やがて
紅く浮かぶタワーのヒカリ
左の暗闇から流れこむ

白いラインに導かれるまま
粗くアクセルを開ける

呼応するエンジンが叫ぶ

ヒカリが流れる

Midnight Jazz

Midnight Jazz

そう言えば先々週
親父死んだんだっけ

三十年前の記憶
今のオレより若いオヤジの
顔しか思い出せない

死に際に行かず
火葬場にも行くつもりはない

せめて
献杯ぐらいはしよう

この世じゃ
親であり息子だったからな

生き下手で
傷だらけの人生だったチェティ

なのに
奏でるトランペット🎺は
棘の無いヴェルベットサウンド

優しく呟く声が絡む…たまらん

オヤジが死んだ

オヤジが死んだ

親父が死んだ
亡くなった…は相応しくない
「死んだ」がしっくりくる

悲しくはない哀しさは少しある

物心ついて25歳になるまで
地元に住んでた間は苦労や心労
その元凶だった

オンナにシャッキン
行き詰まると逃げる
中学生から大人になるまで
オヤジの代わりで謝罪に歩いた

街ではあのオヤジのムスコ
陰口を叩かれても家族には
恥をかかせまい
中学生の頃決心した思い

やがて大人になり
25歳で地元

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旅の記憶

旅の記憶

目覚ましのヴァイブ

マットレスのスプリングに共振している
時計は午前五時。液晶の灯りが天井を照らす

砂が流れるような雨音
旅先であることをゆっくり思い出す
昨日の記憶…

伊香保渋川から国道17号を南魚沼に向かった
酷い渋滞を抜け霧のワインディングを登る
路面はウェット
深緑のトンネルからコーナーが迫る
エイペックスをぬける

アクセルに呼応するインジェクター
猛獣の雄叫びをあげガソリンとエア

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日帰りで湘南から日本海へ   一般道シバリ(山越え編)

日帰りで湘南から日本海へ   一般道シバリ(山越え編)

御坂峠を降りきりジャンクションを左折する
甲州街道に出る
待っていたかの様に朝日が背後を照らす
広がるバイパスに向かいアクセルを開ける

バタタタタァ
まばらな車列を軽快にすり抜ける
モリワキのマフラーが力強く唸る

赤信号
隣のクルマに目をやる
青信号で引き離す

赤信号
少し遅れて同じクルマが並ぶ
そんなこと繰り返す

気づけば甲府の街
郊外型店舗が立ち並ぶ中を突き抜ける

バタタタタァ
甲斐

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日帰りで湘南から日本海へ   一般道シバリ(スタート編)

日帰りで湘南から日本海へ   一般道シバリ(スタート編)

午前三時半
246のベリックのお店を右に曲がり須走に向かう
道の気温掲示板は6℃
山中湖は相当寒いはず
途中ゴルフ場を突き抜ける一直線の登り
モヤが立ち込め街頭もない暗闇
ヘッドライトのヒカリが白く丸く映る
アクセルを開ける
次々と丸い白を突き抜けグングン走る
現世からワープするような錯覚に陥る刹那
GROMの排気音が現実に引き戻す

猛烈に寒い
客の居ない深夜のコンビニに立ち寄る
真冬みたいに凍

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コミュニケーションの話し

コミュニケーションの話し

母親との会話。

シルバーで派遣されてる障害者支援施設で、商品陳列を教えてもなかなか上手く出来ない障害者がパニックで泣き出す。丁寧に教えてもラチがあかない…

今まで生きて来た他人とのコミュニケーション能力を思い知らされているのです。健常者どうしは、じつは互いに思い込みがあり、分かったようなフリができる。しかし、知的障害者は思い込みが無い。よって、自分の考えを相手の脳にできるだけ正確に投影する必要

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変化のはなし

変化のはなし

すべては変わる
良いことも悪いことも長続きはしない
鉄だって放っておけば土に変わる
人間が創ったものが変わらないわけが無い
人間だって年中変わってるんだから
幸せも苦しみも長続きはしない
やがて役目を終えて生まれ変わる
始まりの終わり
終わりの始まり
全てはうねりの中にある
うねりは全てを変える
時間がある限り

オレンジ雲とタバコの煙

オレンジ雲とタバコの煙

明け方4時。

あたりはまだ闇の中。
久しぶりに相棒を引きずり出す。
出来るだけ静かに。まるで盗難してる錯覚。
シリンダーに火を入れる前に装具を着ける。
キーを指しOKのサインを確認したら長めのクランキングで相棒が目を覚ます。
同時にタバコに火をつけ吸い終わるまでには血が通うはずだ。
吐き出した煙が街灯の光に揺れる。

さあ、出かけよう。

スタンドを跳ね上げ坂をニュートラルで降る。出来るだけ先の

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モーニングライドの話し

モーニングライドの話し

コイツに乗って6時位に家を出る。
途中、箱根湯本の旧道でコンビニ立ち寄り。
コーヒーとパンをバッグに詰める。
箱根旧道を巨大な宗教施設を横目にトコトコ登る。
箱根茶屋に灯りが点っている。
霧で湿ったヘアピン。
マンホールに気を付けお玉ヶ池のコーナーを抜ける。
一号線に出たら右折で一号線最高度に停める。
朝靄の晴れ間から日が差す。
コンビニパンをコーヒーで流し込みながら眺める。
バイクが勢いよくやっ

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頑張れイナカモノ

頑張れイナカモノ

昨日テレビで、声優目指してブルーフォレスト(青森)から上京してきた女性の話しを観た。
既に上京から数年が経ち29歳になった彼女。
私には時間が無いと語る。
今年を期限にブルーフォレストに帰ると。
今受けている事務所のオーディションが落ちたらキッパリ諦めるそうだ。
田舎者は自分が決めたことに責任を背負って上京する。皆が皆では無いだろうが、多かれ少なかれ心には留めている。
それが原動力となる。
都会や

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時の癒し

時の癒し

なぜ立ち寄ったのか

三十年過ぎても癒えない傷が在る街
本当はそのまま南に向かうはずだった

国道にある見覚えのある交差点
右折の風景は心のフォルダに仕舞い込んだはず
これまでみないように通り過ぎてきた

けど
今日は何故か右折車線に吸い込まれた

あの頃の暮らしの面影と目が合ってしまった

ヒトは見た方向に誘われる
駅のコンコースでラッシュでもぶつからないのはヒトをみないから
コーナーでガードレ

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重力との戯れ

重力との戯れ

朝6時
平日の喧騒が訪れる前に家を出る

少しの肌寒さが日差しに掻き消されるのも直ぐだろう
充分に暖まったエンジンのアイドリングを聴きながらニュートラルで坂を降る

幹線から小田原厚木道路を南へ向かう
タイヤはまだ冷えているはずだ
川を越え街中を過ぎ海辺に沿った路に出る
海は凪
真冬の碧が良かったけど寒い時期の限定
今日は鮮やかな青のグラデーション

適度に空いたワインディング
エンジンの機嫌を伺

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生と死とはざまの快楽

生と死とはざまの快楽

渋滞抜けて裏道に。
アクセル開ける。
渋滞のフラストレーションが加速に換わる。
リアタイヤが背中を蹴飛ばしフロントタイヤが軽くなる。
右コーナーが迫る。
ギリギリまで右手首は戻さない。更に迫る。
死を感じる刹那右手のグリップを一気に離しブレーキを握る。
フロントが沈む。
リアタイヤが浮きABSが軽い振動でフロントブレーキのリリースを知らせる。
シートの右側の縁に背骨の軸をずらす。
上半身を右斜め前

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