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社会

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2023年7月の記事一覧

日本は元気にならなくていい

日本は元気にならなくていい

知っている人も多いと思うけど、いま、日本ってわりと世界から注目されている。日経平均株価も、今年の出だしは2万7000円くらいだったのが、3万3000円まで上げた。

さらに、欧米の富裕層からは、治安が良くて静かな国ということで、いざというときの逃げ場所の候補の1つに上がっているらしい。

逃げ場所というとピンと来ないかもしれないが、アメリカのとりわけ大都市圏は、コロナ以降、おどろくほど荒廃が進んで

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日本人にとっての羽田沖

日本人にとっての羽田沖

これを読んでいる人の多くは飛行機で羽田に着陸したことがあるだろう。

ぼくもこないだ着陸したばかりだが、西日本方面から羽田に行くには、まず千葉まで飛んでいってそこで旋回してから、滑走路に降りていくのだ。

地上で羽田から千葉まで行こうと思ったら、モノレールに乗ったり電車を乗りついだりしてけっこうかかるけど、飛行機なら滑走路に入るための誤差みたいなものだ。

降りてから千葉方面へ向かう人にしてみれば

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「UFO情報リーク問題」をポーカーで考える

「UFO情報リーク問題」をポーカーで考える

昨日、アメリカ下院の公聴会で、デイビッド・グローシュという元空軍の情報局員だった人物が証言して話題を呼んだ。ただし、とくに目新しい情報は出てきていない。

グローシュ氏自身は、直接の目撃者ではない。情報部員として何十人もの関係者を聴取した結果として、

と確信したと語っている。彼自身は肝心の情報にはアクセスできなかったそうだ。

本人は信じている

正式な公聴会で宣誓を行って証言したのだから、偽証

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ぼくは言葉だけの人

ぼくは言葉だけの人

現代は、言葉のうまい人が得をする時代だと思う。これが戦国時代なら、言葉がうまいより腕っぷしが強いほうが得だったのだろうが。

ボクサーも言葉がうまい方が得

さて、腕っぷしと言えばボクシングである。

今日「井上尚弥 v.s. フルトン」の世界タイトルマッチがあったんだけど、解説席には元世界チャンピオンが4人座っていた。

畑山さん、西岡さん、長谷川さん、村田さんで、4人が4人ともしゃべりがうまく

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自分で選ばなくても「まちがいない」理由

自分で選ばなくても「まちがいない」理由

JALの機内販売がわりに好きだ。理由は、いいものが多いから。

女性用のアクセサリーやら、そういうものを買うんだけど、これまでの経験で言うと、長く使えていいものが多かった。なんといっても、自分で選ばなくても「まちがいない」ものが買えるのがいい。

そして、考えれば考えるほど「機内でいいものが買える」というのは道理にかなっていると思える。

まちがいのないものが自動的に

国内線だと、水平飛行してい

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SNS依存と私

SNS依存と私

このnoteは毎日書くことに決めているんだけど、あらかじめ書くネタが決まっている日と、決まっていない日がある。

今週は決まっていた。火曜日から金曜日までは決まっており(現在、土曜日)、

ここまでは月曜日で思いついていたので、あとは書く順番を決めるだけだった。こういう一週間はラクだ。日中は何も考えずにヘロヘロと生きて、夜が来れば書けばいいだけなのだから。

ネタのない日

しかし、ひとしきりネタ

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他人の人物評はあてにならない

他人の人物評はあてにならない

偉人のドキュメンタリー番組などでは、故人と親しかった人がたくさん出てきて

と人物評をやることが多い。

本人が生きてない以上、人となりを知るにはこういう方法を採るしかないのだが、証言者によって言うことは異なる。部下からは怖れられた経営者でも、家族からは

みたいな言われ方をされることがある。どちらが間違っているということでもなく、部下の前では厳しく、家庭ではやさしい父親だったのだろう。

生きて

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巨大観音を持続させる力とはなにか?

巨大観音を持続させる力とはなにか?

「バブル期の巨大観音像 いま何が・・」というNHKの記事を読んでみたら、なかなか興味深くていろいろ考えさせられた。

結論としては「持続可能性では持続しないのでは?」ということを思ったので書いてみたい。

先に、記事の内容をかいつまんで紹介しておくと以下の通りだ。

なお、廃墟化している例として、加賀大観音と淡路島の世界平和大観音像が取り上げられ、地元に根付いている例として、高崎観音が取り上げられ

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なぜ分断するのだろう

なぜ分断するのだろう

みんなが納得できる判定

プロ野球では、リクエスト制度というものができてから、誤審が減り

が増えた。

判定に不服がある場合にリクエストすると、複数の角度から撮影されたビデオ映像をスローモーションで確認して、判定をやり直す。

この映像はバックスクリーンでも再生されるので、観客は、セーフかアウトかを自分の目で確認できる。

多くのばあい、映像にはわずかな差も記録されているので、だれが見てもおよそ

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「引きこもり」は発明である

「引きこもり」は発明である

引きこもりの「8050問題」というのがありますよね。

あの手のネット記事や動画などがあると「人ごとじゃない」と思うのでつい見てしまう。

さて、今日は、引きこもりについて心に残る動画を見たので、その感想です。

「シリーズ引きこもり」

山口朝日放送の「シリーズ引きこもり」という番組で、シリーズ自体は数十回にわたって制作されているらしいし、いろんな賞も受賞しているみたいだ。

その中で、山口県宇

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地球のこういう所がおもしろい

地球のこういう所がおもしろい

ぼくは睡眠不足にかなり弱い。

「寝不足でがんばる」などということはおよそできない性質なのだが、今日はほとんど寝ていないままで、警察、お寺、介護センターなどを走り回ることになった。

認知症の親のしりぬぐいなんだけど、そのあいだ、本人はテレビを見てヒマそうにしていたので、いい気なものだ。

いのち

それはともかく、すべてを片付けた後で、山の中にある友人の「別荘」へ赴き、地面を這っているダンゴ虫を

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政府が勧めるものは、疑ってかかれ

政府が勧めるものは、疑ってかかれ

えてして10代の頃の若者というのは

みたいなことを思いがちだ。すくなくともぼくはそうだった。

でも、やがて自分がその「汚い大人」になってしまうと、そんなことは思わなくなる。自分も同じだとわかるから。

ただし、大人になったから汚くなったのではない。10代のころから汚くて弱かったのだが、そのことに気づいていなかっただけの話だ。

つまり、思春期の頃は、

と気づくから、そういうことを言わなくなる

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『エスパー・小林の大予言』がおもしろかった

『エスパー・小林の大予言』がおもしろかった

今日は『エスパー・小林の大予言 すでに見えている未来』というがおもしろかったのでその話をします。

・手に取ったきっかけ
・エスパー小林はホンモノか
・本の紹介

この順序で。

偶然出会った

実家にいるあいだは本を買わないようにしている。荷物になるからだ。しかし、今日、友だちの車で移動している際に、かれが「おしっこをしたくなった」ので、モールのトイレに入ったのだった。

ついでに、という感じで

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理解されないことの恐ろしさ

理解されないことの恐ろしさ

自分の好きなもので、その良さをなかなか人に伝えられないようなものってあるでしょう。誰にでもなにかしら、そういうものがあると思う。食べ物かもしれないし、ファッションかもしれないし、趣味かもしれないけど。

どんな分野にも、人にわかってもらいやすいものと、なかかな伝わらないものがある。前者は「共感を得やすいもの」で、後者は「共感されにくいもの」だといえるかもしれない。

食べ物にも、だれにでもすぐにお

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