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柔らかな色彩にこめた思い〜ミッシェル=ジャン・フォロン展〜

柔らかな色彩にこめた思い〜ミッシェル=ジャン・フォロン展〜

三連休、みなさま、いかがお過ごしでしたか?

私は忙しくも楽しい日々を過ごしていました。

そして、時には芸術の秋?をちらっと覗いてみようと、東京ステーションギャラリーに行ってきました。

まめにチェックしている、アプリ「チラシミュージアム」でお気に入りにいれておいたのに、

またしても、最終日間近に訪れたのは、
「空想旅行案内人 
ジャン=ミッシェル・フォロン」
でした。

東京ステーションギャ

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梅雨の合間の夏散歩〜小石川後楽園〜

梅雨の合間の夏散歩〜小石川後楽園〜

梅雨の合間の夏散歩  小石川後楽園

先日、ふと思いたちどこかで緑を見たくなり、小石川後楽園に行ってきました。

地下鉄丸の内線、後楽園の駅をおり、ドームを左手にみながら、この屋根付きの白壁に沿ってあるいていくと、

門が見えてきました。

入場料 大人 300円   65歳以上 150円

またまた、あと少しでした。

この小石川後楽園は、江戸時代の初期、寛永6年に水戸藩の初代徳川頼房によって作

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ちょっとお花に会いたくて〜秋の神代植物公園へ〜

ちょっとお花に会いたくて〜秋の神代植物公園へ〜

ちょっとお花に会いたくて〜秋の神代植物園へ〜

薄曇りのお昼過ぎ、久しぶりにバスを乗り継ぎ行ってきました。

都立神代植物公園。

自然に近いところで生まれ育ったせいか、木々の間を歩いたり季節ごとのお花を見たくなり、時々行っています。

秋もそろそろ半ばですが、入り口付近の紅葉はまだ始まったばかり。

ダリア園に足を踏み入れると、たくさんの人がお花を見たり写真を撮っていました。

まず、私が見入っ

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光と水と風と〜川瀬巴水 旅と郷愁の風景〜

光と水と風と〜川瀬巴水 旅と郷愁の風景〜

先日、久しぶりに美術館に足を運んできました。

いつもと違う電車に乗るって、ほんとに久しぶり。

数年前、仕事をしていたころは、この八王子駅まで月に1回は通っていたのに、

今日はまず乗る電車から、間違えて、連絡していた電車に乗り換える始末。

なんだか、心配。

乗り換えアプリの通りに乗らなかったから、こうなったのかしら。

だから、駅を降りてからは、ランチをしたことがある京王プラザホテルを右手

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みちのく いとしい仏たち〜東京ステーションギャラリーにて〜

みちのく いとしい仏たち〜東京ステーションギャラリーにて〜

東京ステーションギャラリー
みちのくの いとしい 仏たち展

みちのくのやさしいお顔の仏さまたちに会いに、東京ステーションギャラリーに行ってきました。

このギャラリーは初めて訪ねる場所でした。

「東京ステーションギャラリー」と、いうから東京駅、丸の内北口まではわかったけど、ちょっとウロウロ。

で、ドーム型のエントランスにもう一度戻って、

ありました。

チケットを買い、エレベーターで3階に

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2023 日展〜国立新美術館にて〜

2023 日展〜国立新美術館にて〜

私は小学生の頃、父親に連れられて上野の美術館や博物館に時々行っていました。

父は特別、美術が好きというわけではなかったと思うのですが、田舎に住んで、時折都会を訪れる楽しみの一つが、美術鑑賞だったように思います。

その後私は、大学生になり都会暮らしを始め気がつくと年に1〜2回、都内の美術館に足を運んでいました。

秋になると日展を必ず確かめて日程が合えば美術館に行っていました。

さて、子育てを

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仏像を見に行く〜足柄の仏像、神奈川県立歴史博物館〜

仏像を見に行く〜足柄の仏像、神奈川県立歴史博物館〜

仏像を見に行く。

先日、チラシミュージアムでみつけ、いつか行きたいと思っていた神奈川県立歴史博物館を訪れることができました。

特別展 足柄の仏像

を見てきました。

地下鉄馬車道駅で降りて、表示通りに歩いていくと、

石造りのがっしりした建物が見えてきました。

この博物館の建物は明治期に建てられた横浜正金銀行本店だそうです。ドーム型の屋根、縦長の窓、石造りのレトロな外観がなんだか違う世界に

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透明な空気の中に誘われて〜谷内こうた展、いわさきちひろ絵本美術館にて〜

透明な空気の中に誘われて〜谷内こうた展、いわさきちひろ絵本美術館にて〜

谷内こうたさんの展覧会のチラシを私の愛用アプリ、『チラシ ミュージアム』で見つけていってきました。

会場の「いわさきちひろ絵本美術館」は西武新宿線上井草から徒歩10分くらい。

私は徒歩や自転車で行ける場所にありますが、今回はバスでした。

入り口を入り、何回か来たことがあるのを思い出しました。

お庭には、ちひろさんの絵にでてきそうなかわいいこどもとポニーのような動物の像がありました。

チケ

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SOMPO美術館にて〜放浪の画家、山下清展〜

SOMPO美術館にて〜放浪の画家、山下清展〜

東京、新宿
SOMPO美術館の展覧会に行ってきました。

今日は放浪の画家として知られる山下清さん展。

山下さんは1922年、関東大震災後に生まれ、昭和を生きた。

吃音があり、やんちゃで幼くして実父が亡くなり、母と母子寮に入るも、吃音をからかわれて暴れてしまい、母は発達の遅れに気づき、発達障害の子どもたちの施設に預ける。

その後、いじめられた経験のためかなかなか環境に馴染めなかったが、好きな

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夏休み、エルマーのぼうけん展に行ってきました。

夏休み、エルマーのぼうけん展に行ってきました。

久しぶりに児童書の名作、
エルマーのぼうけんの展覧会に行ってきました。

駅をおりて大通りをまっすぐいくと、ブレイパークのような階段状の水の流れで子どもたちが遊んでいて、その左手が会場のプレイミュージアムでした。

体験型の展覧会でしかも童話の世界なので、小さなお子さん連れか多くみられました。

さて、ミュージアムの入り口近くにブロンズ像がありました。

「三本のプラタナスと幸せな三楽士」

3人

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植物と歩く〜牧野富太郎さんの植物画から〜🪴

植物と歩く〜牧野富太郎さんの植物画から〜🪴

みなさま、今日もお疲れ様でした。

今日は1人でじっくり絵を観たくて、でも洗濯物干したので、近場の区立美術館に行ってきました。

駅を降りて歩いて5分。

お庭には、
ブロンズ像
「森を歩く」

曇り空であまりはっきりしない写真だけど、男女の天使が子どもを背負って歩いている。

今日のテーマは
植物と歩く

牧野富太郎先生が主人公の朝ドラ「らんまん」の影響か、

植物をテーマにした作品が展示されて

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刺繍絵画展に行ってきました。

刺繍絵画展に行ってきました。

先日から行きたかった刺繍展、行ってきました。

会場は日本橋高島屋。
地下鉄で行ったので、すぐに受付で会場を尋ねて、エレベーターで6階へ

久しぶりの都心の風景。
いつもは、東京の畑と公園の町にいるから。

さて、刺繍絵画展。

まずは、高島屋さんの工房の蔵出し展でもあり、明治期には日本画家が下絵を描いた刺繍画が作成され、海外で高い評価を受けて欧米に輸出されたようです。

中には絵画そのもののよう

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禅画と日本庭園

禅画と日本庭園

先日、チラシミュージアムと言うアプリで見つけた、 

おもしろ禅画展

に行ってきました。

会場は東京、文京区にある永青文庫でした。

ここは、熊本県の細川護立氏が昭和初期に細川家の美術品の保存のために作ったそうです、建物は元事務所らしいです。

建物は木造の4階建でした。磨き上げられた手すりを眺めながら、階段を上っていくと、

照明が落とされ、ひんやりした展示室は静かな空気が流れていました。

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井上靖文学館 再訪

井上靖文学館 再訪

井上靖文学館 再訪

先日、数年ぶりに、静岡県長泉町にある、井上靖文学館に行ってきました。

玄関下には、今の天皇皇后陛下が、皇太子、皇太子妃でいらした時に植樹された、あすなろの樹が紅葉し始めていました。

思い起こせば、
私は中高生の頃、
井上靖先生の自伝的小説
夏草冬濤(なつぐさふゆなみ)
あすなろ物語


大陸小説
楼蘭(ろうらん)
敦煌(とんこう)
蒼き狼

などを読んでいました。

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