見出し画像

柔らかな色彩にこめた思い〜ミッシェル=ジャン・フォロン展〜

三連休、みなさま、いかがお過ごしでしたか?

私は忙しくも楽しい日々を過ごしていました。

そして、時には芸術の秋?をちらっと覗いてみようと、東京ステーションギャラリーに行ってきました。


まめにチェックしている、アプリ「チラシミュージアム」でお気に入りにいれておいたのに、


またしても、最終日間近に訪れたのは、
「空想旅行案内人 
ジャン=ミッシェル・フォロン」
でした。


ポスターより


東京ステーションギャラリーは以前、訪れているから行き方は大丈夫。

だって東京駅丸の内北口、ここまでわかれば、地下鉄丸の内線を使って乗り換えしているから、

と、自分を信じていましたが、

やはり、人の多さにやや圧倒されながら、地下ではスマホより表示を信じて、到着しました。




丸の内口ってやっぱり建物が素敵。


思わず見上げてしまう、北口の丸天井。1914年、辰野金吾氏の設計らしい。
明治から大正にかけて凄い勢いで西洋文化を取り入れようとした気概を感じます。


さて、展覧会の方は、
フォロンさんのパステルカラーのメルヘン調のポスターから、気になりますが、

ポスターより





エレベーターで3階に上がり、その人となりからパネルを見ていくと、


ベルギーの職人の父の元に生まれて、建築家を目指すように大学まで進んだが、好きな絵を描いていきたいと、パリに行き、その後アメリカの雑誌で注目されていきました。

チケットより


初期の作品は、
ドローイングと言う線がきが印象に残りました。
顔の作りもシンプルで身体の描写も細かくはないけど、その人物全体が表す存在感が何とも言えません。


チラシより


次は矢印。
ある作品は、たくさんの矢印が色々な方向から出ていました。しかも林立する高層ビルの中から。

人間の欲望?
金銭欲?承認欲?
もっともっと!

なんだか、怖くなってきました。でも、これだけで表現できるのってすごい。

チラシより



あとは、アムネスティーのポスター、人権尊重とか世界平和とかのテーマをフォロン独特の水彩の柔らかな絵で深く切り込んできていました。



私はアメリカ🇺🇸と中国🇨🇳の旗を持った人が水槽の両端から中のミサイルの形の魚に餌をあげてる絵にドキリ!としました。


チラシより


親しみやすい色彩やフォルムの中に深い思いを込めているそんな作家フォロンに出会えた、素敵な1日になりました。






◎今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?