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詩2023yukikoxAO

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【詩】五月の空

【詩】五月の空

1945年5月25-26日、山の手大空襲で
被災した方々の鎮魂と慰霊のために

五月の空は

わたしのよう

青い魂で

すべてを

受けとめて、

降り注いだ

爆弾も

夜を貫く

サイレンの音も

B-29の記憶も

すべて

すべて

受けとめて、

青い空に

抱(いだ)かれて

深く、

魂を寄る辺(べ)に

また生まれ変わる。

【詩】風の時代 無条件で

【詩】風の時代 無条件で

今、この瞬間から始めよう

人生が貴方を生きているなら

見ず知らずのひとが助けてくれる

助けてくれるなんて、あてにしないで

湧き上がる人生が生きるよう許せば

街で、すれ違った知らないひとですら

そのひとの徳を溢れるばかりに与えてくれる
    (その人固有の恩恵・本質)

与えてくれるなんて、期待しないで

人生が生まれたがっているままに

生きてみたら、風の時代に

軽やかな風が貴方の

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【詩にならなかった質問】風の時代に、別れのときのことばは?

【詩にならなかった質問】風の時代に、別れのときのことばは?

いつからだろう?

ひとと別れるときに

バイバイとさよならを

言わなくなったのは

別れのことばは私は、

ありがとう

ありがとうございました

もしくは、

またねー!

20年前の私は、

大人になったら

バ行(B A)で始まる

何気ない単語を

相手に言わないようにしよう

人間関係と自分自身の

繊細なバイブレーションを

保つために。そう思っていた

大人になったら、

BとG

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【詩】風の時代 吉祥のジンクス(吉祥寺で楳図かずおさんを見かける)

【詩】風の時代 吉祥のジンクス(吉祥寺で楳図かずおさんを見かける)

吉祥寺で楳図かずおさんを見かけたら

何かいいことがあるって

当たり前のように聞いていたけれど、

わたしの記憶では

21年前の正月、元旦か2日に、

そういえば吉祥寺のカフェで

楳図かずおさんが一人、

お茶をしていたのを

通りから見かけたことがある。

その年のリオのカーニバルは

2月9日からで、1ヶ月も切っていたときに

リオのカーニバルに行きたい!

と思い立ったことがあった。

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【詩】太陽のように笑えないときは ペルー原産のトマトの香り

【詩】太陽のように笑えないときは ペルー原産のトマトの香り

太陽のように笑えないときは

ペルー原産のトマトの香り

キュートな香りで、あなたを

驚かせる、あふれる愛のなかへ

今日、あなたに会えると

思ったのだけれど

出会うことができなくて

入ったパリから来た香水のお店

出会ったのは

ペルー原産のトマトの香り

想像できる?

きっと、

あなたの想像を遥かに超える

ワクワクする初めての香り

可愛いい香りだった

地球のキュートさを感じる

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【詩】風の時代 紫陽花(あじさい)の花が咲く

【詩】風の時代 紫陽花(あじさい)の花が咲く

あじさいの季節に

あなたのことが

まだ大好きだなんて

想像できなかった

太陽があじさいの花に

新しいときの色を与えて

雨の色は紫の風になる

あなたのこころと一緒

風の時代に

あなたと出会えて

紫の風は花を咲かせて

雨の色は花を照らす

あなたのこころと一緒

【詩】風の時代 あなたを抱きしめて(もしくは、あなたへの愛の手紙)

【詩】風の時代 あなたを抱きしめて(もしくは、あなたへの愛の手紙)

あなたの宇宙を抱きしめて

あふれる想いを手放せば

両手いっぱいの天の川銀河

太陽の光がすべての星に伝わるくらい

全身全霊であなたを愛する

無限に無条件の愛のなかで

愛がわたしを生き返らせる

あなたに愛が愛するように

わたしが愛をあらわすように

あなたの存在が愛の深さを

おしえてくれる

ハートに響く果てしない愛は

あなたに触れた宇宙の広さ

あなたを抱きしめて離したくない

【詩】風の時代 上弦の月の祈り

【詩】風の時代 上弦の月の祈り

あなたが愛で溢れているのを

感じるだけで満ちる

わたしの世界は輝く

眩いくらいの恒星のよう

あなたへの愛を月に映し出して

半分は今夜の空へ

半分は

あなたにまだ出会っていない頃の私へ

過去を愛することで進むことができる

わたしを愛する以上に

あなたを愛することはできないから

私を失うくらい、わたしを愛するように

私を忘れる程に、あなたを愛するように

【詩】風の時代 天空の地図 女にまつわる過去の傷と信念について

【詩】風の時代 天空の地図 女にまつわる過去の傷と信念について

女にまつわる地図を強制的に書き換えるより

今日の星空を見上げて詩を書こう

今日の星空と向き合うことができるなら

大丈夫。貴方の破滅的な地図には左右されない

理性的で素晴らしくしなやかなひとが

すぐ、そばにいることに気づくでしょう。

女にまつわる過去の古い地図を手放して

新しい地図を手にしよう。

ただ高い次元に行きたいと強く願え。

と、その願望が宇宙に映し出されるように。

女にま

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【詩】風の時代に 花が咲くとき

【詩】風の時代に 花が咲くとき

花があなたを咲かせているから

花を咲かせる風になろう

花があなたを咲かせているから

花を咲かせる水になろう

花があなたを咲かせているから

花を咲かせる太陽のように

わたしは両手を広げて

あなたを照らし

花を咲かせる大地のように

あなたを受けとめる

風の時代に

花が咲くとき

あなたが歩む道を

あなたが生きる

喜びが伝えるのは

あふれる生命

生命の鼓動が

わたしを衝き

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【詩】風の時代は軽やかに 愛の人に会いにゆく

【詩】風の時代は軽やかに 愛の人に会いにゆく

風の時代は軽やかに

自由をつばさに

調和を広げ

愛と喜びは満ちあふれ

愛の人に会いにゆく

あなたにわたしは会いにゆく

風の時代は軽やかに

自由をつばさに

調和を広げ

愛とほほえみは満ちあふれ

愛の人に会いにゆく

あなたにわたしは会いにゆく

風の時代は軽やかに

自由をつばさに

調和を広げ

愛の人に会いにゆく

愛と大きな空っぽをもって

あなたにわたしは会いにゆく

【詩】帰り道はあなたの街を通り過ぎて

【詩】帰り道はあなたの街を通り過ぎて

坂道を下りるバスの道

大通りに続くバスの道

帰り道はあなたの街を

通り過ぎて

見上げる青空、梅雨の月

あなたに会えなくても

笑顔になるのは

あなたの笑顔を感じるから

たぶん、きっと

気のせいじゃない

青空が広がるせいじゃない

今日はあなたがいないから

あなたがいない街を

バスが通り過ぎてゆく

あなたに会えなくても

笑顔になるのは

あなたの笑顔を感じるから

たぶん、

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【詩】風の時代 地球の裏側で輝くストロベリームーン

【詩】風の時代 地球の裏側で輝くストロベリームーン

あなたはもう忘れてしまったかしら

地球の裏側で輝くストロベリームーン

六月の青い空を宙返りすれば

真夜中にささやく恋人たちの月は

海と音楽とに映し出されて

揺られながら愛を奏でている

日曜日の午後、

ひとときの眠りに落ちるなら

あなたのハートに届いてほしい

彼の地の音楽と海の音

恋人たちの寝息、街のリズム

彼の街の愛のささやき

日曜日の満月、

この街の愛のささやき

この

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【詩】風の時代 射手座満月の羅針盤に

【詩】風の時代 射手座満月の羅針盤に

ひとと向き合おうとするとき

ひとり旅がしたくなる

誰も向き合えと言っていないのに

向き合わなければいけないという

課題のフィールドワークもないのに

潜在意識と本能と魂だけが

あなたと向き合いたいと言っている

大人はここで、

ひとり旅に出るのか

こころの旅に出るのか

あなたと向き合いたいという

想いと向き合うのか。

それとも、満月を見上げて

わたしの想いに素直になるのか。

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