マガジンのカバー画像

福祉×〇〇

10
運営しているクリエイター

記事一覧

長男の就職先として三重県で就労Aを設立した事例

長男の就職先として三重県で就労Aを設立した事例

毎日新聞と伊勢新聞で取り上げられていた長男の就職先として三重県で就労Aを設立した事例を僕なりに読み解いてみました。

こちらの就労Aの社長は旅館の女将さんで知的障害を抱えた息子さんの仕事先がなかったことに不安を覚え、ないならば「私が作ろう!」と決意したのがきっかけだそうです。

息子さんは現在30歳で専門学校卒業後に就職先がなかったことを想定すると、専門学校卒業が約10年前(2012〜13年)の出

もっとみる
農業と就労移行支援等の福祉による「農福連携」

農業と就労移行支援等の福祉による「農福連携」

就労移行支援事業所の訓練の一環として農業を取り組む事業所もあれば、障害者が農業へ就職するケースも出てきています。

農業は、収穫による目標達成を体感できるので就労移行支援の訓練としても効果的である一方、日本社会が抱える農業の問題を解決する方法の1つとして障害者雇用が注目されています。

今回は、農業をテーマに就労移行支援事業所の取り組みや社会進出の可能性について解説していきます。

■「農福連携」

もっとみる
野菜の売上と農福連携の可能性

野菜の売上と農福連携の可能性

お疲れ様です。

今月からふくろう珈琲で野菜の販売を始めました。
障害がある人ための就労の場で作られた野菜です。

ふくろう珈琲
 野菜を買うついでにコーヒーが売れる(かもしれない。)
野菜目的に人が集まって少しずつ認知度が上がっていく。

農家さん
 野菜が売れると、そこで働いている人の収入になる。

Win-Winの関係になるだろうと考えてはじめて、1ヶ月試した結果は売上24,100円でした。

もっとみる
 「空き家×農福連携」で地方の大きすぎる空き家を活用する

 「空き家×農福連携」で地方の大きすぎる空き家を活用する

地方には大きすぎる空き家問題というものがあります。
要するに、建物や敷地が大きすぎて借り手が見つからないというものです。

おまけに農地がついていたりするとハードルが一気に上がってしまいます。

私の管理している物件にもまさにこういったお家があり、これまで何度も案内させていただきましたが、「広すぎる」「農地が負担だ」などといった理由でこれまで長い期間管理を続けています。

最近よく耳にする言葉に「

もっとみる
障害福祉のリハビリってどんな感じ? ~脳血管疾患編~

障害福祉のリハビリってどんな感じ? ~脳血管疾患編~

障害福祉サービスを利用してリハビリをしたいけど、どんな内容なのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、当施設でのリハビリの流れ(一例)を説明していきます!

ケース1「脳血管疾患による片麻痺」①ストレッチ

所要時間:(約10分)
まず、硬くなっている筋肉をストレッチしていきます。
次のリハビリが効果的になり、リハビリ中の怪我予防にもなります。
ストレッチといっても、みなさん同

もっとみる
農業と福祉をマッチング!農福連携で新しい未来が実現する【株式会社アグリトリオ】

農業と福祉をマッチング!農福連携で新しい未来が実現する【株式会社アグリトリオ】

農業人口の減少や高齢化は、愛媛県内だけではなく日本全体で深刻な問題だ。さらに、福祉の分野でいえば、障がい者の就職率の低さや障がい福祉施設の工賃の低賃金も大きな課題である。DXの力を使って、この2つの課題を解決する実装プロジェクトが愛媛県内でスタートする。

マッチングアプリで2つの課題を一気に解決する(チャレンジャー:株式会社アグリトリオ)

「農作業の人手不足」と「福祉事業所の施設外就労支援」と

もっとみる
コーヒー×福祉 新しい福祉

コーヒー×福祉 新しい福祉

序盤、自身について訪問介護などのコラムになってしまいましたが
今、わたくしたちの会社は新規事業として東京都の西新宿に珈琲焙煎所をopenしまして
こちらは今後少し離れたところに作業所を開設しB型作業所として新たにスタートする予定なのです。
(ちなみにお店の名前はflutter フラッタと読みます☕
30種類のコーヒー豆を自家焙煎しておりソフトクリームやコーヒーフロートなんかもご用意してます♡)

もっとみる
農福連携について (農業)

農福連携について (農業)

こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。最近、農福連携が広がりつつあります。農福連携とは、障がい者等が農業分野で活躍することを通じて、自信や生きがいを持ち、障がい者が社会での存在価値を感じられるための取組です。
農福連携は、障害者等の就労や生きがいづくりの場を生み出すだけでなく、農業側で深刻になりつつある担い手不足や高齢化対策として、新たな働き手の確保につながる可能性もあり、農業者、障がい者

もっとみる
地域の食×福祉作業所でつくる地域弁当 「みんなのおべんと。」はじめました

地域の食×福祉作業所でつくる地域弁当 「みんなのおべんと。」はじめました

廃棄アスパラガスを使ったほうじ茶「翠茎茶」を2021年の春から手掛けることになったご縁で、地域の福祉作業所や農家、飲食関係の方々と繋がる機会が増え、ローカル※のポテンシャルを発見することが多くなりました。

他方、様々なローカル課題を目の当たりにすることも増えました。その一つが「就労継続支援B型事業所※」と呼ばれる福祉作業所の平均工賃です。実は練馬区はかなり低く、東京都や全国の平均と比べたら約3割

もっとみる
福祉とレストラン事業の相性について

福祉とレストラン事業の相性について

京都の菓子製造の福祉事業所の好例を携えて、最近は大阪のレストラン&福祉事業にも関わりを多く持つようになってきました。

なかなか、考えることも多く、noteの発信がおろそかになってます・・・

今日は、その福祉とレストラン事業について思うことを。

大阪の事業では、ユニバーサルレストランとしての運営をしております。
簡単に説明をすると、ブライダルなどの行うフランス料理の店舗の中でハンディキャップを

もっとみる