山下 裕二(空き家管理士協会創設者)

一般社団法人空き家管理士協会代表理事 https://www.akiyakanrish…

山下 裕二(空き家管理士協会創設者)

一般社団法人空き家管理士協会代表理事 https://www.akiyakanrishi.org/ 空き家管理舎パートナーズ代表 https://www.akiyakanrisha.net/ 2006年に【空き家管理舎】を立ち上げ、現在全国に【空き家管理舎パートナーズ】を展開中。

マガジン

  • 空き家管理の参考書

    空き家管理や空き家活用をビジネスに考えている人向けに知っておいて損はない有料note13本分の情報をまとめています。 1本300円のnoteが13本で1,500円とかなりお得です。

最近の記事

  • 固定された記事

【空き家管理の入門書】これから始めるあなたに。

はじめに はじめまして、空き家管理士 山下です。 空き家管理舎パートナーズの代表や空き家管理士協会の代表をしています。 いまこのnoteを見ている人は、空き家管理などの空き家ビジネスや、空き家活用を考えて、まさに行動を始めようとしている人ではないかと思います。 テレビでも取り上げられることが多くなった空き家問題。 実は空き家が増えることが問題ではなくて、きちんと管理されていない空き家が増えることが問題なんです。 きちんと管理された空き家は、週末の別荘にもなるし、ゲスト

¥500〜
割引あり
    • 【2050年の日本社会】孤立する高齢者と深刻化する空き家問題

      今朝の新聞で結構おどろきの記事を見つけました。 なんと、65歳以上で配偶者と子など3親等以内の親族がいない「身寄りのない高齢者」が2050年に448万人となる見込みということ。 この数字は高齢者全体(3900万人)の11・5%にものぼります。というかこの高齢者の数にも驚きです。 なかでも、子どもがいない高齢者は24年の459万人から、50年には1032万人に倍増。 うち配偶者もいない人は、371万人から834万人に増えるとの予想。 この辺りの数字はまさに「空き家予備軍」とい

      • 高校生が挑む空き家活用と地域課題  ~STEAM教育と空き家活用~

        最近、高校生や大学生、中には中学生からの空き家問題や空き家対策に関する取材や質問などを頂くことが増えてきました。 地域の未来のこと、日本の未来のことを考えると本当にうれしいことです。 先日も空き家管理士協会の公式LINEに質問をいただきました。 今回のnoteはその内容に関連した内容を書きたいと思います。 皆さんは、自分の住む地域に増えつつある空き家について考えたことがありますか?また、最近注目を集めているSTEAM教育という言葉を耳にしたことはありますか? 今回は、この2

        • 空き家が地域の宝物に!? 驚きの活用術で町に活気を

          皆さん、お持ちの空き家、どうされていますか? 維持費がかかるばかりで頭を悩ませていませんか? 実は、その空き家には素晴らしい可能性が秘められているんです。 今日は、空き家をコミュニティスペースに変身させる方法をご紹介します。 コミュニティスペースは、カフェ・イベントスペース・コワーキングスペースやシェアオフィス・高齢者向けの交流場・図書館などがあります。 どれも地域に笑顔と活気をもたらす、そんな素敵な活用術をぜひご覧ください! 1空き家活用の魅力 1.1 地域コミュ

        • 固定された記事

        【空き家管理の入門書】これから始めるあなたに。

        ¥500〜

        マガジン

        • 空き家管理の参考書
          13本
          ¥1,500

        記事

          「台風後の臨時巡回」は空き家管理では必須です。

          先週は台風10号に日本中がいろんな被害を受けました。 こんなに長い間、しかも台風からかなり離れたところにまで被害を及ぼした台風はこれまで記憶がありません。 台風シーズンが到来すると、空き家の管理を請け負っている業者さんや、実家が空き家になっている人たちにとって、その後の迅速な対応が求められます。 空き家は普段から人の目が行き届かないため、台風後のチェックを怠ると大きなトラブルを招く可能性があります。 このnoteでは、台風後の臨時巡回がなぜ重要なのか、どのように実施すべきかに

          「台風後の臨時巡回」は空き家管理では必須です。

          実家を守れ!台風シーズンの空き家管理術

          今年も台風シーズンがやってきました。 実家を離れて暮らしている皆さん、台風シーズンが近づくにつれて気がかりになるのが実家の状況ではないでしょうか。 特に空き家となっている実家は、台風による被害を受けやすく、適切な管理が欠かせません。 この記事では、離れて暮らす人々向けに、台風時期の空き家管理について知っておきたい情報をお伝えします。 1.台風による空き家被害の実態 1.1 最も多い被害とは 台風による空き家の被害で最も多いのは、屋根や外壁の破損です。 強風により瓦が飛ばさ

          実家を守れ!台風シーズンの空き家管理術

          【実家管理の新常識】草刈りからシロアリ対策まで。

          今週末で夏休みが終わり、日常生活に戻る方も多いことでしょう。 お盆休みには実家に帰省し、お墓参りや家の手入れに奔走した人も少なくないはずです。 今回は、実家の管理にまつわる最近のトレンドと注意点をご紹介します。 草刈り・枝落としの外注化が増加中 実家の草刈りや枝落としに追われ、疲れ果てた経験はありませんか? 最近では、こういった作業を外注化する動きが広がっています。 当社ではふるさと納税の返礼品として空き家管理のお試しコースや、草刈り・枝落としサービスを提供しています。

          【実家管理の新常識】草刈りからシロアリ対策まで。

          実家で過ごす夏休み、家族で語りたい「相続」の新ルール

          夏の暑さが続く中、今年は3連休からのお盆休みで実家に帰省している方も多いのではないでしょうか。 インバウンドの影響もあり観光地は混雑しているため、実家でゆっくり過ごすことを選んだ方も少なくないでしょう。 家族と再会し、懐かしい思い出話に花を咲かせるのもいいですが、今年は少し真面目な話題を持ち出してみてはいかがでしょうか。 そう、実家の相続についてです。 最近、相続に関する法律やルールが大きく変わっています。特に注目すべきは、今年4月からスタートした「相続登記の義務化」です。

          実家で過ごす夏休み、家族で語りたい「相続」の新ルール

          「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」の空き家活用について

          日本社会が直面する二つの大きな課題、少子化と空き家問題。これらを同時に解決しようとする画期的な取り組みが始まっています。 空き家活用を考えている皆さんはこのNOTEで興味を待ったらすぐ動き出しましょう。 今回、国土交通省が推進する「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」の新たな展開について、詳しく見ていきましょう。 1.子育て世帯へのフォーカス 2021年度に始まったこの事業は、当初、高齢者向けの「支援付き住宅型」が中心でした。 しかし、政府の子育て政策の一つ

          「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」の空き家活用について

          知っておきたい!空き家のシロアリ被害とリスク

          実家を離れて暮らす皆さん、空き家になっている実家のシロアリ被害について考えたことはありますか? 実家のシロアリの被害に気付く方の多くが、ゴールデンウイークで帰省した時と、お盆で帰省したときです。 そして、お盆に気づくシロアリの種類は、ほかのシロアリに比べて食害のスピードが速いため、特に危険性が高い種類なんです。 シロアリは、気づかないうちに家屋に重大な損害を与える厄介な存在です。 このnoteでは、空き家におけるシロアリ被害の実態と、効果的な予防法について詳しく解説します。

          知っておきたい!空き家のシロアリ被害とリスク

          空き家を宝の山に!ペスカツーリズモで実現する新しい活用法と収益化のヒント

          空き家をお持ちの皆様、その物件が新たな可能性を秘めていることをご存知でしょうか? 前回、農泊やグリーンツーリズムについて書きましたが、ひそかに注目を集めている「ペスカツーリズモ」という観光スタイルが、あなたの空き家を魅力的な収益物件に変える可能性を秘めています。 そもそもこのペスカツーリズモという言葉の響き自体がなんだかイタリアンでおしゃれですよね。 そして釣りと観光を組み合わせたこの新しいトレンドは、空き家活用の革新的な方法としてひそかに注目されています。 今回は、ペスカツ

          空き家を宝の山に!ペスカツーリズモで実現する新しい活用法と収益化のヒント

          「空き家再生物語」農泊が紡ぐ地方の未来と魅力

          みなさんは「グリーンツーリズム」や「農泊」という言葉を聞いたことがありますか? グリーンツーリズムはアグリツーリズモなどとも呼ばれていました。 欧州で農村に滞在しバカンスを過ごすという余暇の過ごし方が普及していたという事から、一昔前、地方の特に農村で注目されていました。当時、クラインガルテンなんかも急激に増えてましたね。 農泊は、グリーンツーリズムの中でも特に農業、林業、漁業などの体験型宿泊である形態を指します。 金銭のやり取りが発生し、自然、文化、人々との交流を広く楽し

          「空き家再生物語」農泊が紡ぐ地方の未来と魅力

          空き家問題の新たな解決策?スモールコンセッションで地域活性化へ

          日本全国で深刻化する空き家問題。その対策として注目を集めているのが「スモールコンセッション」という新しい取り組みです。 このnoteでは、空き家対策とスモールコンセッションの関係性、そしてその可能性について詳しく解説していきます。 1. 空き家問題の現状1.1 日本の空き家率 総務省の2023年住宅・土地統計調査の速報値によると、日本の空き家率は13.8%に達しています。これは、およそ7軒に1軒が空き家という計算になります。都市部から地方まで、空き家問題は全国的な課題とな

          空き家問題の新たな解決策?スモールコンセッションで地域活性化へ

          住まいのエンディングノートとは??

          国土交通省は、空き家対策の一環として、自身の死後に持ち家などをどのように処分、活用してほしいかを書き込む「住まいのエンディングノート」を作成しました。 エンディングノートとは、自分自身に何かあったときに備えて、家族が様々 な判断や手続を進める際に必要な情報を残すためのノートです。 また、生活の備忘録として、そして、これまでの人生を振り返り、これからの人生を考えるきっかけ作りにするものです。 遺言書とのちがいは遺言書は決められた形式で書かなければなりませんが、エンディングノ

          住まいのエンディングノートとは??

          空き家管理を国が強力に後押しします。

          空き家対策にはやはり適切な管理が必要という事で、国土交通省が「不動産業による空き家対策推進プログラム」を策定しました。 国交省が不動産業者を対象に行ったアンケート調査では、回答した3990社のうち、空き家管理の経験があるのは27%(1083社)に上ったにもかかわらず、管理業を継続しているのは9%(379社)にとどまったということ。しかもこのうち3分の1は、無償で管理を引き受けていたそうです。 このように不動産屋さんによる空き家の管理は、これまで無償で行うことも多かったよう

          空き家管理を国が強力に後押しします。

          【かくれ特定空き家】って知ってますか?

          みなさんは「かくれ特定空き家」って知ってますか? なんとなく想像はつくと思うのですが、「かくれ○○」というとかくれ肥満など、見た目はそうでもないけど内臓脂肪はかなりついているような, 外観ではわからないけど内部が深刻な状態になっているものをいいます。 この「かくれ特定空き家」という言葉、先日の取材の中でぱっと口から出た造語で、今のところこういった言葉はないですが今後増えてくると思います。 この「かくれ特定空き家」は外観はそこまで傷んでいないけれど、地震や突風などの強い力が

          【かくれ特定空き家】って知ってますか?