髙橋雄一(障害福祉と料理人)
飲食店で働くプロが障害福祉事業所を始める事で様々な変化が生まれました。飲食のみならず、自分の得意を生かして障害の有無に関わらず世の中に良い商品、サービスを提供したいという想いがあります。 色々と気付く事があるので、もし同じような『プロ✖️福祉』の構想があれば参考にしていただければと思い始めました。 京都、ル・クロラボで障害福祉(就労継続支援B型)の施設長をしてます。
プライベートで思う事をつらつらと綴ってます。
就労支援に限らず、子育てにも当てはまる事だと思います。 (この考え方はABA(応用行動分析)を元に考えられたものです) 成人とは言え、つい先日まで、支援学校に行っていた方もいるので、このような場面はあるのではないかと思いましたので記事にしました。 1、問題行動とは ・作業とは、全然関係ない事を話し出す ・突然、ミスを繰り返す ・泣く など、作業する上で相応しくない行動を問題行動としていますが、皆さんはこのような場面に遭遇したらどのように対応されてますでしょうか? (子供
1泊2日、初めての泊まりでのレクリエーション。 場所は、和歌山県アドベンチャーワールド。私たちも商品作りをしてお世話になっていて、いつか皆で訪れたいと言っていた場所。 とても素敵な思い出の二日間となり、私自身も感慨深い経験になリました。 経緯 昨年の夏頃に、助成金の案内を受け取りました。 その内容の中には、普段できないような活動にもご活用ください。という文言が入っており、かねてより「和歌山に皆で行けたら」と思っていた私は、すぐに募集要項を確認し、予算や何が必要かをざっと
1週間ほど前から、養護学校中等部3年生の息子Rが、「養護学校はやめる」と言い出した。 聞くと、「高校生になって、学校で勉強する」という。 どこで知ったのか、youtubeで高校の紹介ビデオまで見せてきた。 おそらく、事の発端は夕食の時に弟(健常児、中2)の受験の話になってどこに行くかという事を家族の席で話していた事や、Rの最近の趣味の漫画で学園生活がある事から、養護学校での、クラスの様子とは全く異なり、いわゆる普通の高校生活というものに憧れを持つようになったものだと思う
私が20代の頃は20年前なので今の働く環境とは随分変わったと思いますが、仕事の身につけ方は、今も昔も変わらず普遍的なものもあると思いますので、少しそれについて書き留めたいと思います。 個人的な意見ですので、勿論反対派もいるとは思います。 また経営者になるとスタッフには言えない事もありますので思う事を吐露してます。 1、若手だからできる事 料理長になくて、若き日の自分にあったもの。これが一つだけありました。 「体力」です。 今では、睡眠時間を削って働くのは、全く推奨されて
自分は、そんな事はないと思っていても、今の安定があるとそれを守ろうとしたり、外部から来る突然の申し入れには、多少なりとも何らかのストレスを受ける事があります。 また、今のままが良いと思えば、自分から新しい事をしなくなり、同じお店に行ったり、同じ服を着たり、同じ道を使ったりと、効率的かもしれませんが、刺激がない日々を過ごしてしまいます。 先日、気になっていた福祉事業所があったので、見学に行って来ました。 普段行かない所へ行く そこでは、レストランをしながら、夜も利用者
フランス料理に携わる人なら、誰もが知っているであろう、リエーブル・ア・ラ・ロワイヤル。 日本では、まあ、お目にかかれないジビエ料理の最高峰。 野兎に詰め物をして、赤ワインなどでじっくり煮込んだ料理。人生初体験で、その芳醇さ、濃厚さ、奥深さに感動してきました。 この料理を堪能したのが、尊敬する先輩 池田シェフのお店Le clos Y(ル・クロイグレック)です。 料理は仕込みの時から少し厨房の様子なども見させてもらいましたが、素材の下処理と、時間をかけてじっくりを煮込んだフォ
オランダで3日過ごした後は、パリへ。 一人旅と新婚旅行で来ていたので、オランダよりも落ち着きます。 とはいえ、20年ぶりくらい。 パリの目的の一つがこちらのJoyeux というカフェです。フランスでもオランダのブラウニーダウニーのように、障害を持つ方が働くカフェが他店舗展開され、そのアイテムなどは近くのスーパーでも並ぶほど広がってきています。 こちらは、メニューをカウンターで注文して、席で待つスタイルのカフェです。 カウンターで注文、支払いをするとレゴのブロックがついた待
オランダはサーキュラーエコノミー(循環型経済システム)に官民で取り組み、2050年には、100%循環を目指す国としても注目を浴びています。 様々な企業が、その企業の特色にあった循環を取り入れているのですが、私の仕事でもある食にまつわるこちらに伺ってきました。 この中にあるカフェが CAFE DE CEUVEL (Amsterdam Central駅から、フェリーに乗り歩いて15分くらいです。) メニューは、オーガニックがコンセプトとなっており、ワインも自然派ワインがずら
前回のブラウニーダウニーでは、往復で3時間ほどかかってしまったので、今回はその反省も活かし電車での移動。 Haarlem地区へは、電車の移動がとても楽でした。 駅を降りるとバス停もあり、バスでも移動できるのですが、街中の雰囲気なども見たかったので、お店までは歩きます。 落ち着いた観光地の印象で、私はアムステルダムよりこの地区のほうが安心して回れました。 本通りから少し横道に入ったところにブラウニーダウニーがありました。 この日、お昼少し回るくらいでしたが、ほぼ満席です。
オランダには、今フランチャイズで広がっている大人気のカフェがある。それが、brownie&downies 知的障害を持つスタッフが働くカフェだ。 今回は、この記事やyoutubeで拝見した動画(動画の店舗は南アフリカ、ケープタウンの支店)から、親和性と目指すものの共通の価値観があったので、オランダに飛び実体験したので、その感想を。 1、アムステルダムからバス、電車で1時間のこちらが1件目 ここには、約13名の(なんらかの障害のある)スタッフと3名のサポートスタッフが働
早いもので、もうすぐ年末ですね。 年越しにあたって、振り返りと来年の目標を気持ち新たに立てられる方も多いと思います。 今年中にやり残した事も、来年に繰り越したりとする事もあるかと思いますが、私は自分のやりたい事の中に事業所で成し遂げたい事も入れて考えるようにしています。 私の目標 来年は、皆で卸先のアドベンチャーワールドに行くという事を目標にしていますが、実は去年、助成金の募集があり、普段できない体験にも助成される項目だったので、申し込みをしていました。 2ヶ月ほど前の
授産品で多いお菓子と購入者 就労継続支援B型で作られる製造物は、授産品と呼ばれてます。 目的としては、障害を持つ方が社会参加の就労を行う。というのが主な目的です。 なので、このような活動を行なっていたり、身内に実際働いている人がいると、販路がわかり、授産品だけを扱う実店舗やオンラインショップで購入できます。 印象は、割と手頃なものが多く、食品はクッキーや、コーヒー豆など、常温で日持ちするものが多いです。 全国、都道府県別平均賃金 一方で、就労継続支援B型は一般の雇用
事業所に行くのが週に1〜2回程度なので、支援員の様子、キャスト(利用者)の変化などは、よく分かります。 先日、事業所に行った時の事。 Aさん(利用者)が片付けが苦手で、それは周知されていたので、先回りして支援員が片付けの準備を進めていました。 このような事は、どの事業所(あるいは家庭で小さい子供がいる時)でもあると思うのですが、相手への理解度が高いほど、何も言わなくても、相手の事がわかり次に欲しいものを用意したりします。 ここで本人の成長を、支援の軸として考えた場合
就労継続支援B型で渡される工賃。 (就労継続支援B型では、雇用契約を結ばないので、工賃という名目で給料を利用者に支払います。) 今日は、その工賃やレクリエーションを通じてお金についての学びを深めるという話。 1、工賃 私の事業所では、初め、現金で工賃を支給日に渡してました。 素直に喜ぶ方もいれば、ドキドキしながら、持って帰る人もいます。 今は、振り込みにしています。 (現金支払いは、これる日がまちまちになった。などがあるときに渡し忘れるなどがあったので) 工賃をすぐ
お久しぶりの投稿です。 実は、ここ2ヶ月間、今更ですが、英語の勉強をしています。 中学校から大学まで触れている英語ですが、20年経った今、びっくりするほど話せなくて、一念発起して再度学び始めてました。 (秋、冬に海外に行く予定のため) という、noteを書けなかった言い訳はこのへんにしておいて、本題です。 昨今、働き方改革やタイムパフォーマンス(タイパ)などの言葉のように、私が働き始めたころに比べると、働く時間とその質は、随分と変化したように思います。 もちろん、今の働
2年かけて作られる1点ものの作品。 毎日繰り返し描かれるもの。 作られた作品は、海外でも高い評価を受けたり、国内でもミュージシャンが衣装として着用されており、障害者という言葉は工房には無く、作家として活動されている。 ギャラリーには、陶器などの立体作品を含め多くのアートが展示されていた。 ここは、コロナ前は実際にアーティストがライブも行っていた場所。 作品は、時には、ファッションアートとしても活用される。 アート作品で売れるものを作るとか、 このアートが、どこでどん