Nobuto

明治大学総合コンテンツ制作サークル文芸班に所属している者です。 Kindleにて『葬送…

Nobuto

明治大学総合コンテンツ制作サークル文芸班に所属している者です。 Kindleにて『葬送の柩』『失落者たちのララバイ』を好評発売中。

記事一覧

Kindle出版中堅者の小説制作秘話 ライト文芸とKindleの関係

さて、2023年も師走となり、調整作業に忙しくなってくるこの頃。筆者も年末調整と言わんばかりに今年に挑戦した様々な事に蹴りをつけております。そんなわけで、2023年12…

Nobuto
6か月前
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SNS『DYSTOPIA』と文学について  AI検閲と文学ロマン

SNS『DYSTOPIA』について先日、夕方に楽器を弾きながらのんびりとテレビを付けていたときです。ぼんやりと横目で見ていた液晶に憶えのある文言が表示されました。それは、 …

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6か月前
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感想『響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト』を観ました!

8/4公開の京都アニメーション制作、『響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト』を観てきました! 初日に観たということもあり、劇場も大変賑わっており、とてもいい…

Nobuto
10か月前
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Kindle出版をする全ての人必見の情報!表紙の比率を疑似的に変える方法!

皆さん、おはこんばんにちは。Kindle出版を利用していますか?恐らく、この記事を読む多くの人にとって、Kindle出版は身近な存在であるでしょう。今現在出版している方もい…

Nobuto
11か月前
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衝撃の罠?!Kindle作家が陥りやすい驚きの現象!

『失落者たちのララバイ』をKindleで発売してはや一週間。嬉しいことに大反響をいただき、前作のホラー小説『葬送の柩』の約4倍もの購入者がいらっしゃいました。嬉しい限…

Nobuto
11か月前
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妖怪の地だけじゃない。遠野の魅力

以前、私は妖怪伝説で有名な遠野のとあるお宅にファームステイした事がありまして、その時に感じた事を懐古さながら書いていこうかなと。 個人的に、旅行で最も重要な要素…

Nobuto
11か月前
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目も開かなかった子猫が5歳になった話

5年前の6月23日、運命的な出会いを果たしました。 当時高校生だった私は、帰り道に一匹の子猫を拾いました。最初はネズミかタヌキの子供かと勘違いするほどに小さく、ただ…

Nobuto
1年前
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画像編集をする人必見!iPhone だけで人物切り抜きができる?!

昨今は技術革新によって便利な技術が手に届く場所に転がっている時代です。専門的な仕事として技術を使う以外、日常生活で使う技術はスマホ一台で全てカバー出来てしまいま…

Nobuto
1年前
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衝撃!Kindle出版の裏話パート2!『失落者たちのララバイ』

さて、早いものでKindle出版にて二冊目の書籍出版が叶いましたので、ここでその報告と体感した驚くべきことについて語りたいと思います。それではまずは報告から……。 『…

Nobuto
1年前
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(Kindle小説)まるで魔法!SF×昭和末期の奇妙な融合

SF×昭和末期を舞台とした小説 さて、二ヵ月ぶりに自作の小説に関する話題を語りたいと思います。話題とは言っても、ただの進捗報告ではありません。完成報告です。えぇ、…

Nobuto
1年前
1

AIイラストの本質 芸術性はそこにあるのか?

さて、さっそく本記事の本題から入っていきましょう。AIイラストには芸術性が備わっているのでしょうか。そもそも価値のある芸術とは一体どのようなものなのでしょうか。そ…

Nobuto
1年前
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衝撃のKindle出版の裏話!(小説編)

皆さんこんにちは。今回は私がKindleで小説を出版した際に体験したあれやこれやについて書いていこうと思います。 まずKindleとは何ぞや、ということを確認しましょう。Ki…

Nobuto
1年前
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比喩の使い方 場面の表現方法

2022年の中頃、私はある興味深い言葉と出会いました。その言葉はなかなか考えさせる内容でして、ずっと頭の端っこに引っかかって取れなかったのです。その言葉とは…。…

Nobuto
1年前
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たった一つで世界が変わる!「理屈と膏薬(こうやく)はどこにでも付く」

さぁ、皆さん。執筆作業は進んでいますか?執筆作業に関わらず、何かを作り上げるということはとても重労働です。そんな皆さんに何かを作る際に役に立つ”考え方”について…

Nobuto
1年前
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読書初心者にもオススメな本

さて、今回の内容は本を日常的に読む習慣がない人に対してのお話です。 読書とは案外難しい趣味です。様々なジャンルに難解な漢字、特徴的な文体、その他の要素が複雑に絡…

Nobuto
1年前
3

長編小説の苦労話 『葬送の柩』

久方ぶりのnote更新ということで、今回は長編小説の執筆で感じたことや苦労話なんかをつらつらと書いていこうかなと思います。 2022年の夏、遂に我が長編小説第一号である…

Nobuto
1年前
7
Kindle出版中堅者の小説制作秘話 ライト文芸とKindleの関係

Kindle出版中堅者の小説制作秘話 ライト文芸とKindleの関係



さて、2023年も師走となり、調整作業に忙しくなってくるこの頃。筆者も年末調整と言わんばかりに今年に挑戦した様々な事に蹴りをつけております。そんなわけで、2023年12月13日にAmazon Kindleにて『君は心の海に溺れる。』を発売しました。今年は挑戦の年ということで、計3作品を刊行することができました。ハイ拍手!

Amazon.co.jp: 君は心の海に溺れる。: 青春日常ミステリー

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SNS『DYSTOPIA』と文学について  AI検閲と文学ロマン

SNS『DYSTOPIA』と文学について  AI検閲と文学ロマン

SNS『DYSTOPIA』について先日、夕方に楽器を弾きながらのんびりとテレビを付けていたときです。ぼんやりと横目で見ていた液晶に憶えのある文言が表示されました。それは、

「Big Brother is watching YOU」

でした。さて、文学を少しかじっている人であれば聞き覚えのある言葉でしょう。これはジョージ・オーウェル作のディストピア小説『1984年』の中に登場する言葉です。

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感想『響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト』を観ました!

感想『響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト』を観ました!

8/4公開の京都アニメーション制作、『響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト』を観てきました!

初日に観たということもあり、劇場も大変賑わっており、とてもいい雰囲気でした。

今記事では『響け!ユーフォニアムアンサンブルコンテスト』(以下アンコン)のネタバレを極力抑えて、筆者の感じたアンコンの魅力について偏った角度から語っていこうと思います。他の人があまり深く触れなさそうだな、と感じた部分

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Kindle出版をする全ての人必見の情報!表紙の比率を疑似的に変える方法!

Kindle出版をする全ての人必見の情報!表紙の比率を疑似的に変える方法!

皆さん、おはこんばんにちは。Kindle出版を利用していますか?恐らく、この記事を読む多くの人にとって、Kindle出版は身近な存在であるでしょう。今現在出版している方もいるでしょうし、これから出版を考えている方、Kindleはもっぱら読む専の方もいるでしょう。

この記事は全ての方々にとって楽しめる内容となっています!

Kindle出版をする際には必要な工程が大きく分けて2つあります。それは【

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衝撃の罠?!Kindle作家が陥りやすい驚きの現象!

衝撃の罠?!Kindle作家が陥りやすい驚きの現象!

『失落者たちのララバイ』をKindleで発売してはや一週間。嬉しいことに大反響をいただき、前作のホラー小説『葬送の柩』の約4倍もの購入者がいらっしゃいました。嬉しい限りです。

まだ読まれていない方は、よろしければこちらのURLに。レビューを書いていただけたら大変嬉しいです!

発売から1週間が経ち、キリが良いのでKDP(kindle direct publishing)で購入数と既読ページ数を確

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妖怪の地だけじゃない。遠野の魅力

妖怪の地だけじゃない。遠野の魅力

以前、私は妖怪伝説で有名な遠野のとあるお宅にファームステイした事がありまして、その時に感じた事を懐古さながら書いていこうかなと。

個人的に、旅行で最も重要な要素とはグルメだと思っています。その地の魅力がダイレクトに伝わってくるモノこそグルメです。

遠野に行ったのはかれこれ8年ほど前になりますかね。今でもよく覚えているのはジンギスカンとハスカップです。

絶品のジンギスカン

遠野を訪ねる前、私

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目も開かなかった子猫が5歳になった話

目も開かなかった子猫が5歳になった話

5年前の6月23日、運命的な出会いを果たしました。

当時高校生だった私は、帰り道に一匹の子猫を拾いました。最初はネズミかタヌキの子供かと勘違いするほどに小さく、ただ毛玉が蠢いていると感じてしまったほどボロボロでした。よく見ると目も閉じており、へその緒も付いたまま。

車の往来もそこそこある道だったので、急いで保護するべきだと考えた私は、家に抱いて帰りました。

家に帰ると両親はびっくり。どちらか

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画像編集をする人必見!iPhone だけで人物切り抜きができる?!

画像編集をする人必見!iPhone だけで人物切り抜きができる?!

昨今は技術革新によって便利な技術が手に届く場所に転がっている時代です。専門的な仕事として技術を使う以外、日常生活で使う技術はスマホ一台で全てカバー出来てしまいます。

画像加工の分野においてもスマホ一台でほとんどのことが出来てしまいます。今回紹介する切り抜き機能もiPhoneのライブラリから実行できます。

ライブラリで切り抜き機能を使う方法

ライブラリで切り抜き機能を使う方法は全く難しくありま

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衝撃!Kindle出版の裏話パート2!『失落者たちのララバイ』

衝撃!Kindle出版の裏話パート2!『失落者たちのララバイ』

さて、早いものでKindle出版にて二冊目の書籍出版が叶いましたので、ここでその報告と体感した驚くべきことについて語りたいと思います。それではまずは報告から……。

『失落者たちのララバイ 上』が無事に発売することができました!SF×昭和末期という舞台設定ということもあり、表紙をこだわりまして、レコードジャケット風に仕上げました。なかなか再現度が高いのではないでしょうか。

今回はKindle出版

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(Kindle小説)まるで魔法!SF×昭和末期の奇妙な融合

(Kindle小説)まるで魔法!SF×昭和末期の奇妙な融合

SF×昭和末期を舞台とした小説

さて、二ヵ月ぶりに自作の小説に関する話題を語りたいと思います。話題とは言っても、ただの進捗報告ではありません。完成報告です。えぇ、たった二ヵ月で長編小説が出来上がりました。上下編の上編だけですけど。発売は6月の中頃です。

私はしがない大学生なのですが、所属しているゼミの活動で、”自ら作品を作ってそれを世間に公表しなさい。そしてレビューという名のフィードバックを受

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AIイラストの本質 芸術性はそこにあるのか?

AIイラストの本質 芸術性はそこにあるのか?

さて、さっそく本記事の本題から入っていきましょう。AIイラストには芸術性が備わっているのでしょうか。そもそも価値のある芸術とは一体どのようなものなのでしょうか。それを具体的に考察していきましょう。

画像生成AIを使用している私の持っている結論から述べますと、AIイラストには芸術性はありません。それを前提にAiイラストの基礎的な内容からなぜそのように至ったのかについて確認していきましょう。

そも

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衝撃のKindle出版の裏話!(小説編)

衝撃のKindle出版の裏話!(小説編)

皆さんこんにちは。今回は私がKindleで小説を出版した際に体験したあれやこれやについて書いていこうと思います。

まずKindleとは何ぞや、ということを確認しましょう。KindleとはAmazonが提供する電子書籍配信サービス、または配信を出力するデバイスのことを指します。

昨今では多くの人がKindleを用いて電子書籍を閲覧しているので、知っている人も大勢いることでしょう。しかし、Kind

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比喩の使い方 場面の表現方法

2022年の中頃、私はある興味深い言葉と出会いました。その言葉はなかなか考えさせる内容でして、ずっと頭の端っこに引っかかって取れなかったのです。その言葉とは…。

「比喩とは、既知の知識を使って未知の知識を理解する素晴らしい技法でしょ」

これはとあるゲームに登場する一人のキャラクターが投げる言葉なのですが、なかなかどうして的を得ている。一言一句共感できる反面、しかし同時にどうにも違和感を拭えなか

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たった一つで世界が変わる!「理屈と膏薬(こうやく)はどこにでも付く」

たった一つで世界が変わる!「理屈と膏薬(こうやく)はどこにでも付く」

さぁ、皆さん。執筆作業は進んでいますか?執筆作業に関わらず、何かを作り上げるということはとても重労働です。そんな皆さんに何かを作る際に役に立つ”考え方”について説明したいと思います。

まず初めに、制作活動において最も恐ろしい出来事とは何でしょうか。納期に間に合わない事?それとも作業する時間が取れない事?それらも当然恐ろしい事態だと思います。しかし、私が思うに制作活動において最も恐ろしいことは、ス

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読書初心者にもオススメな本

読書初心者にもオススメな本

さて、今回の内容は本を日常的に読む習慣がない人に対してのお話です。

読書とは案外難しい趣味です。様々なジャンルに難解な漢字、特徴的な文体、その他の要素が複雑に絡み合うことによって、読んでいて腰を折られる感覚を覚えてしまうものです。

ライトノベルは本の中でもとても読みやすいジャンルで構成されています。これは主に小中学生を読者層に置いているからですね。しかし、ライトノベルは作品の方向性は似たり寄っ

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長編小説の苦労話 『葬送の柩』

長編小説の苦労話 『葬送の柩』

久方ぶりのnote更新ということで、今回は長編小説の執筆で感じたことや苦労話なんかをつらつらと書いていこうかなと思います。

2022年の夏、遂に我が長編小説第一号である『葬送の柩』が描き終わりました。執筆期間は約8ヶ月、構想まで含めると9ヶ月かな?いやぁ、長い戦いでした。

構想当初では小説媒体で世に出そうとは露も考えていなかったんです。ノベルゲームか何かで皆さんの元に届けられたらなと考えていた

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