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感想『響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト』を観ました!

8/4公開の京都アニメーション制作、『響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト』を観てきました!

初日に観たということもあり、劇場も大変賑わっており、とてもいい雰囲気でした。

今記事では『響け!ユーフォニアムアンサンブルコンテスト』(以下アンコン)のネタバレを極力抑えて、筆者の感じたアンコンの魅力について偏った角度から語っていこうと思います。他の人があまり深く触れなさそうだな、と感じた部分に焦点を当てていきます。

それではいってみましょう!

奏ちゃんがかわいい

はい。もうこれに尽きます。あれはなんですか?なんという生き物ですか!可愛すぎます。

劇場版前作とも言える『響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』では一癖も二癖もあるキャラクターとして登場した奏ちゃんです。一見大人びているけど、どこか”演じている”節のある女の子。中学生の頃のトラウマから人との距離感を計りすぎているきらいがありました。しかし、その心の壁も前作で幾分か解消され、もう一回り魅力的なキャラクターに変化していました。

アンコンでは奏ちゃんが常にワキワキしているんです。ワキワキとは何ぞや?と思うかもしれませんが、文字通りワキワキしているんです。主人公である久美子の後ろからひょっこり顔を出してきたり、くねくね歩いたり、シャード―ボクシングをしたり、なかなか普通の登場をしてくれない……。しかし、それがいい!あざとい。可愛い。自分を可愛いと知っている奏ちゃんらしい動きであると言えます。

ワキワキしてる

それだけではありません。北宇治の部活動を通して、奏ちゃんも成長が見られました。相手を見下さずに認め、さらに高みを目指していこうと努力する姿勢がとても素晴らしかった。元々奏ちゃんが努力家であったことは皆さんも知っていることでしょう。奏ちゃんの内なる努力家の性質が外にも向いたことで、より一層強く前向きな子に成長している。これだけでも感涙ものです。

個人的にもうちょっと見たかった部分としては、奏ちゃんとダブルリードでお馴染みの剣崎梨々花ちゃんとの絡みですね。序盤にちょこっとだけあったのですが、もう少し欲しかった……!二人のイチャイチャを補給したかった!

画像の右下にちょこっと写っている子が剣崎梨々花ちゃんです。

『偶発的再会と他愛ない会話について』書影

葉月ちゃんの成長姿!

これも今作の魅力であると言えます。主人公組の中で唯一大会メンバーに選ばれていなかった葉月ちゃん。一生懸命練習しているけれど、なかなかブレイクスルーしない。しかし、絶対にめげることのない彼女の姿勢に多くの人が応援しているキャラクターです。葉月ちゃんは今作では幹部だらけの黄前組に所属しています。

当然、黄前組には上手い人が集まっています。主人公も然ることながら、トランペットはドラムメジャーになった高坂麗奈と一年エースの小日向夢ちゃん。夢ちゃんは小説で大活躍しているキャラクターですね。他にも秀一など、過去に大会メンバーであった人が多く活躍している環境で、葉月ちゃんは活躍できるのか?

やっぱり葉月ちゃんは苦戦してしまう。それはそうです。圧倒的に経験が足りない上に、練習期間が短いアンコンではやはり上手く吹けない。それでも、やはり彼女はいつも前向きに演奏しているのです。自分のミスで演奏が止まろうとも、指摘された部分が上手く吹けなくとも、ひた向きに練習を続けていく姿は心を打たれます。

アンコンという舞台は合奏や個人練習とは全く異なった気付きを得られるようで、今作で葉月ちゃんは多くの経験をします。その経験を通じて、アニメ第三期である久美子三年編で活躍することを期待しています。というか、活躍するに決まっている!

その他キャラクターについて

アンコンは前作の『誓いのフィナーレ』の総決算とも言える作品です。元々は短編集の中に収録されていたお話でしたが、短編の枠組みを超えて、全てのキャラクターが”生きていた”作品であったと言えます。彼らの青春が確かにそこに存在し、積み重ねてきた様々な経験や困難、そして友情の形が表現されていました。

吹奏楽は決して一人では成り立ちません。人と人との繋がりや互いの認め合いがあって初めて完成される作品であるのです。今作ではその要素が随所に散りばめられていました。他の人の息遣い、音、それだけではありません。共有した時間、考えなどの積み重ねてきた関係がアンコンそれ自体なのです。

少し抽象的になってしまいましたね。しかし、今作を視聴すれば、なんとなく筆者の言っていることが分かるのではないかと思います。皆、とても生き生きとしていて素晴らしい作品でした。

まとめ

さぁ、まとめは短くいきましょう。今作は上映時間が短いながらにとても濃密な内容でした。今記事では伝えきれていないあれこれもたくさんあるので、是非劇場で観てください!きっと後悔しません!

最後にこの言葉で締めましょう。

そして、次の曲が始まるのです!

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