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気ままな読書日記

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ジャンル関係なく、気ままに本の感想を書いていきます。
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安田隆夫『運 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」』文春新書

安田隆夫『運 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」』文春新書

一代で34期連続で増収増益を成し遂げ、2兆円企業を築いた著者が、永遠のテーマであるとする「運」について語ったものである。

著者は、運とは、その人が成し得た人生の結果そのものと断言する。運が良かったというのは、困難にもがきながらも、努力し行動した結果、人生が結果的により良い方向に向かったということなのだと、ごくシンプルに考えている。

運のいい人とは「運を使い切れる人」であり、運の悪い人は「運を使

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木村三郎、植月惠一郎編著、須藤温子監修『ハートの図像学 共鳴する美術、音楽、文学』小鳥遊書房

木村三郎、植月惠一郎編著、須藤温子監修『ハートの図像学 共鳴する美術、音楽、文学』小鳥遊書房

ヨーロッパでは、ハートほど使われるものはなく、特に赤いハートほど、芸術、建築、グラフィック、広告、装飾に用いるものはないらしい。

日本語と違い、ヨーロッパ言語では、心臓と心の両方ともハートという言葉を用いる。愛、心、魂など様々な概念を含む。飛躍するを意味するサンスクリット語の“hrid”、“krid”に由来すると言う。

バレンタイン・ハートとも呼ばれる「I ♥ NY」は、1977年、ニューヨー

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カイシトモヤ『すべての仕事はデザインから始まる。 失敗しないデザイン発注』インプレス

カイシトモヤ『すべての仕事はデザインから始まる。 失敗しないデザイン発注』インプレス

発注とはコミュニケーションであるとする。発注者と受注者との間で、適切な情報の交換や共有を行う必要がある。

発注コミュニケーションを支える土台として、
➀コンテキスト
②発注者の属性
③受注者(デザイナー)の属性
があり、これらの情報を可能な限りさらけ出していくことで、大きな成果につながる。

ゴールを共有しないと、技法や手法の話に移ることはできない。発注者は、今回のゴールを指し示すべきである。

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山口一美編著『ハワイ読本ー日本人がハワイを好きな理由ー』創成社

山口一美編著『ハワイ読本ー日本人がハワイを好きな理由ー』創成社

常夏の島ハワイ。日本人にとってハワイはあこがれの海外旅行先であり続けている。それはなぜだろうか。

ハワイは貿易風が北東から吹く北緯20度付近に位置する火山島であり、貿易風が心地よさを感じさせ島の緑を育むばかりでなく、島の北東側に多くの雨を降らせ清水が地下に溜り、砂糖を生産するのに必要な多量の水の供給を可能とし、砂糖耕地の労働者として日本から多くの移民が渡ることとなった。

ハワイの島々にポリネシ

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早崎郁之『営業の神様 ヤマナシさんが教えてくれたこと』SBクリエイティブ

早崎郁之『営業の神様 ヤマナシさんが教えてくれたこと』SBクリエイティブ

著者が「営業の神様」と呼ばれるすごい人から、3年間弟子入りして教えを学んだことを創作した物語にしたものが、本書だということである。

本書のテーマは、人はなぜモノを買うかである。その商品自体をほしいからではないと言う。商品を通じて「人から愛されたい」「誰かに認められたい」のだと言う。この欲求を「スーパーウォンツ」と言い、これを満たすために、モノやサービスを購入するとする。

著者と同名の主人公であ

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国立科学博物館筑波実験植物園『植物園へようこそ」岩波ライブラリー

国立科学博物館筑波実験植物園『植物園へようこそ」岩波ライブラリー

植物園へ行ったことはあるのだろうか。動物園に比べると、記憶が定かでない。

植物園の歩き方は、植物の多様性を体感することにあるそうである。キーワードは、「進化」、「環境」、「物語」、「五感」だそうである。

進化を実感できるものに水草がある。さまざまな水草があり、完全に水中に沈んでいるもの、葉が水面に浮かんでいるもの、植物全体が水面に浮かんでいるもの、葉や茎の大部分が水面から出ているものと複雑であ

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近藤一博『疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた』講談社 BLUE BACKS

近藤一博『疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた』講談社 BLUE BACKS

欧米では「疲れているのに頑張って働く」ことは、よいことではないと思われ、効率の悪い、愚かな行為と思われているので、疲労の研究が進んでいなかったそうである。

日本では過労死を防ぐことが、とても重要な問題とされているが、欧米では疲れていても働く人は、「自己管理ができないだらしない人」だと解釈されて、「自己管理」や「労務管理」の問題とされ、医学的に重要視されてこなかった。

しかし、新型コロナウイルス

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坂口恭平=原作・道草晴子=漫画『生きのびるための事務』マガジンハウス

坂口恭平=原作・道草晴子=漫画『生きのびるための事務』マガジンハウス

自ら躁うつ病であることを公言し、「いのっちの電話」と呼んで自らの携帯電話番号を公表し、死にたい人の相談を受けている坂口氏の文章をもとに、精神病院に入院した経験を持つイラストレーター・漫画家の道草氏が漫画にしたものである。

坂口氏が好きなことを思うままにやっていくには、事務が重要であった。一番重要な《事務》は、《スケジュール管理》と《お金の管理》で、そのことを説明するための講座をわかりやす漫画で示

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尹雄大『聞くこと、話すこと。 人が本当のことを口にするとき』大和書房

尹雄大『聞くこと、話すこと。 人が本当のことを口にするとき』大和書房

著者は多くの人とインタビューセッションを行っているが、本書はいわゆる対談集ではない。

第1章は、映画監督、脚本家の濱口竜介さん
第2章は、教育学者で、琉球大学教授の上間陽子さん
第3章は、ユマニチュードを日本に紹介したイヴ・ジネストさんと、医師の本田美和子さん
第4章は、建築家で作家でもある坂口恭平さん

著者が行っているインタビューセッションは、一般の人から、ただ相手の話を聞くだけのもので、カ

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柳澤静磨『愛しのゴキブリ探訪記 ゴキブリ求めて10万キロ』ペレ出版

柳澤静磨『愛しのゴキブリ探訪記 ゴキブリ求めて10万キロ』ペレ出版

ゴキブリと聞いて、あまりイメージが良くない。著者も、最初からゴキブリが好きだったわけではないと言うが、今ではゴキブリの魅力を広めている。ゴキブリが好きだと言っている。

著者が勤める磐田市竜洋昆虫自然観察公園では、年1回、南洋諸島への昆虫採集の出張があるそうだ。入社した翌年に西表島に赴くことになったが、そこは多種多様なゴキブリの生息地であった。

そこでヒメマルゴキブリと会う。楕円形で、1cmくら

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岩井直躬『べんつうのはなし 排便の悩み解決』京都新聞出版センター

岩井直躬『べんつうのはなし 排便の悩み解決』京都新聞出版センター

お腹が張っているのに排便ができないことは、とても不快であり、憂鬱にもなる。便秘で悩んでいる人も多い。著者は、京都府立医科大学附属病院で、長らく大腸肛門疾患の診療と研究に従事してきた先生である。現在も、高齢者の便秘症や便もれの診療に携わっている。

本書によると、生活習慣の中で自分の排便リズムを獲得することとなる。
①朝一番にコップ1杯の水分を取る
②朝食をしっかり取る
③便意を大切に
④朝食後の歯

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櫻井将『まず、ちゃんと聴く。』日本能率マネジメントセンター

櫻井将『まず、ちゃんと聴く。』日本能率マネジメントセンター

「聴く」とは何か。自分の解釈を入れないで意識的に耳を傾ける行為であると言う。

無意識で耳に入れることは「聞く」、意識的に耳を傾けても自分の解釈が入るときも「聞く」と定義する。一般的な解釈と少し違う。

「ちゃんと」とはどういう意味か。相手が「肯定的意図」で話していると信じている状態だという。

相手が悪い行動をしたときや、自分と異なる意見や考え方のときでも、うまく聴けるやり方(スキル)だと言う。

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和佐高志『メガヒットが連発する殻を破る思考法ー伝説のマーケターが語るヒット商品の作り方』ダイヤモンド社

和佐高志『メガヒットが連発する殻を破る思考法ー伝説のマーケターが語るヒット商品の作り方』ダイヤモンド社

P&Gジャパンや、日本コカ・コーラで、マーケティング責任者を務めた著者が、メガ・ヒットを連発した経験から、いかにしてヒット商品を生み出すかの秘訣を披露した書籍です。

まず、消費者を理解することが出発点であり、消費者目線で見ればよいようです。①受容性/消費者からの受け入れやすさ、②店頭にどのように置かれているかという配荷、③価格/買い物しやすさの3点(3Aアナリシス)を徹底していくのが、基本のよう

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大野朋子『10代のうちに知っておきたい言葉と心の切りかえ術』笠間書院

大野朋子『10代のうちに知っておきたい言葉と心の切りかえ術』笠間書院

10代のうちから、たくさんの人と会話をして、自己主張をする訓練をすることが必要であるとし、つい無意識に使いがちな言葉を切りかえて、「好かれる自己主張」を身につける方法を紹介する本である。

会話はキャッチボールだから、相手の言葉をしっかり受け止めないといけない。しかし、単に「うん、わかる!」と言うだけでは受け止めたことにはならないと言う。

「なんか、最近、〇〇と気まずいだよね。この間、きつく言っ

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