YAMAYA

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長野県松本市に住んでいます。 つれづれに気ままに書きたいと思います。たまには、役立つことを書くかもしれません。 社会保険労務士の登録をしました。中小企業診断士、1級販売士(登録講師)です。

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  • 気ままな読書日記

    ジャンル関係なく、気ままに本の感想を書いていきます。

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    それほど重要ではないことですが、言いたいことを気ままに書きます。

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    信州松本のことについて、いろいろと書いていきます。

  • やさしい年金教室

    年金について、わかりやすく説明します。

最近の記事

和佐高志『メガヒットが連発する殻を破る思考法ー伝説のマーケターが語るヒット商品の作り方』ダイヤモンド社

P&Gジャパンや、日本コカ・コーラで、マーケティング責任者を務めた著者が、メガ・ヒットを連発した経験から、いかにしてヒット商品を生み出すかの秘訣を披露した書籍です。 まず、消費者を理解することが出発点であり、消費者目線で見ればよいようです。①受容性/消費者からの受け入れやすさ、②店頭にどのように置かれているかという配荷、③価格/買い物しやすさの3点(3Aアナリシス)を徹底していくのが、基本のようです。 消費者を理解するためには、徹底したデータをベースにし、消費者の習慣と行

    • 大野朋子『10代のうちに知っておきたい言葉と心の切りかえ術』笠間書院

      10代のうちから、たくさんの人と会話をして、自己主張をする訓練をすることが必要であるとし、つい無意識に使いがちな言葉を切りかえて、「好かれる自己主張」を身につける方法を紹介する本である。 会話はキャッチボールだから、相手の言葉をしっかり受け止めないといけない。しかし、単に「うん、わかる!」と言うだけでは受け止めたことにはならないと言う。 「なんか、最近、〇〇と気まずいだよね。この間、きつく言ったのが気に触ったのかな。避けられている気がする。」と友だちから悩みを相談されたら

      • 中野信子『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』サンマーク出版

        成功した人は、どこか運がいいところがあるものだと思うところがあり、自分もそれにあやかりたいと思います。どうしたら、自分も運が開けるのでしょうか。それが、わかれば知りたいと思いますよね。 著者に言わせれば、運・不運というのは、だれの身にも公平に起きていて、その運をどう生かすかに少なくとも人は主体的にかかわっていけるそうであす。 公平に降り注ぐ運をより多くキャッチできる人が、運がいい人、あるいは不運を幸運に変えられる人ということになるようです。 運のいい人の行動パターンを観

        • 小平奈緒『Link』信濃毎日新聞社

          2018年2月18日、平昌オリンピックのスピード・スケート女子500mで金メダルを獲得した小平奈緒選手が、自ら、子どものころから引退するまでのことを綴ったものである。今までのことを書くことにより、引退後の人生についての決意表明をしたのだと思う。 小学校5年の冬、1998年2月の長野オリンピックをテレビで観戦し、深く感動した少女が、その20年後に金メダルをいかにして獲得したかにについては、だれでも興味があるところである。 通っていた豊平小学校は、白馬村のジャンプ場まで行って

        和佐高志『メガヒットが連発する殻を破る思考法ー伝説のマーケターが語るヒット商品の作り方』ダイヤモンド社

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          小川金男『皇室の茶坊主 下級役人がみた明治・大正の「宮廷」』創元社

          著者が宮中の仕人(宮内省の様々な雑務に携わる下級職員)として、宮中で見聞きした体験(明治41年から25年間)を後日、記憶の中で確信がつくものに限って記述したものである。ただし、本人の記憶違いが全くないわけではないらしい。 本書は、1951年に『宮廷』という書名で、発刊したものを、名古屋大学の河西秀哉氏が監修し、再刊したものである。第二次大戦後、天皇制の危機にあたり、天皇の「人間」らしさをアピールする書籍が相次いで発刊されたが、それらは記者や、側近が書いたものである。本書は天

          小川金男『皇室の茶坊主 下級役人がみた明治・大正の「宮廷」』創元社

          西出ひろ子『突然「失礼クリエーター」と呼ばれて』きなこ出版(星雲社)

          「失礼クリエーター」とは、マナー講師につけられた別名だそうである。「〇〇をするのは失礼。」「××しては失礼。」と新しい失礼となることを創出しているマナー講師への侮蔑の感情がネーミングネーミングだそうである。 著者も知らないマナー、聞いたこともないマナーがテレビで紹介され、本にも掲載され、世の中に出回っていく。あいさつ、服装、言葉遣いなどについて、同じケースでも講師によって伝える内容がバラバラという現象も起きていることから、伝えられる側も不安になると言う。 著者も、自ら「失

          西出ひろ子『突然「失礼クリエーター」と呼ばれて』きなこ出版(星雲社)

          大西拓一郎『方言はなぜ存在するのか ことばの変化と地理空間』大修館書店

          方言は場所によることばの違い、それも同系統言語での違いであることは理解できる。その地域で使われることば全体を指すことも、個々の単語を指すこともあることも理解できる。 なぜ、そのような地域によることばの違いが発生しただろうか。本書は、その疑問に答えようフィールドワークによる研究を行った著者による成果である。 方言が生じるのは、言語が変化するからであるらしい。なぜ変化するのかは、言語自身の質を向上しようとするからだそうである。 なるほど、ことばが、うまく、簡単に伝えることが

          大西拓一郎『方言はなぜ存在するのか ことばの変化と地理空間』大修館書店

          小平紀生『産業用ロボット全史 自動化の発展から見る要素技術と生産システムの変遷』日刊工業新聞社

          産業用ロボットの源流は1960年代初頭のアメリカにあるものの、生産現場で使える産業機械としての市場は1980年代から日本を中心に形成された。1990年には日本製ロボットの供給シェア88%、日本市場の需要シェア75%と、ロボット大国となった。 しかし、1990年初頭のバブル崩壊、2000年のITバブル崩壊、  2009年のリーマンショックの3度の出荷台数の減少およびその後の回復で、国内需要から輸出型産業に変貌した。 しかし、2000年代には日本製ロボットの世界シェアダウンが

          小平紀生『産業用ロボット全史 自動化の発展から見る要素技術と生産システムの変遷』日刊工業新聞社

          熊野谷葉子『マトリョーシカのルーツを探して 「日本起源説」の謎を追う』 岩波書店

          ロシア土産のマトリョーシカ、ずんぐりした形の人形で、ひねると上下に分かれて、中から一回り小さい人形が出てくる。それを開けると、さらに小さい人形が出てくる。また、それを開けるともう一つの人形が、次々と出てくることがユーモラスである。 だれもがロシアの古くからの工芸品ではと思っていると思うが、実は、19世紀末ころ、「子どもの教育」という玩具・雑貨店の付属工房で製作されたのが始まりのようである。手作りの素朴な民芸玩具ではなく、最初から都会の店で販売することを目的とした。 では、

          熊野谷葉子『マトリョーシカのルーツを探して 「日本起源説」の謎を追う』 岩波書店

          ブレイク・スコット・ボール『スヌーピーがいたアメリカ『ピーナッツ』で読みとく現代史』慶應義塾大学出版会

          漫画『ピーナッツ』は、チャーリー・ブラウンの優柔不断さこそ、その面白さの本質であるとともに、それは作者であるチャールズ・M・シュルツの自身でもあるように思える。 本書は、シュルツの評伝ではない。しかし、シュルツのことを知ることができるテーマを時系列で配列し、評伝仕立てで、その人となりを理解することができる。 『ピーナッツ』は、あからさまイデオロギーがない。まさに優柔不断ではある。その優柔不断さこそ、シュルツのイデオロギーであった。物議をかもす論題を提示しつつ、大いに多義的

          ブレイク・スコット・ボール『スヌーピーがいたアメリカ『ピーナッツ』で読みとく現代史』慶應義塾大学出版会

          吉田幸弘『部下も上司も動かす武器としての伝え方』自由国民社

          以前なら、上司の言う通りに仕事をする人が評価されたが、今は「上司に意見をできる人」「上司を動かせる人」が評価されるように、部下であっても「伝える力」が求められるようになったと言います。本書は、その伝え方を学ぶためのものです。 相手の心を動かすためには、自分の提案を入れると「プラス」が得られるか、「マイナス」を埋められるという2点を意識し、相手目線で伝えていくことだそうです。 しかし、同じ言葉で伝えても、人それぞれ考え方は違うことから、例えば、部下にお願いする場合、組織・上

          吉田幸弘『部下も上司も動かす武器としての伝え方』自由国民社

          伊藤和弘『「週刊少年マガジン」はどのようにマンガの歴史を築き上げてきたのか?1959ー2009』星海社新書

          1959年(昭和34年)3月17日は、日本で最初の週刊少年雑誌である「週刊少年マガジン」(講談社)と「週刊少年サンデー」(小学館)が同時に創刊された記念すべき日である。 当時は週刊誌ブームで、子どもの週刊誌があってもよいのではという発想であったようである。最初に創刊を考えたのは小学館であった。マンガを中心にした雑誌を出すことにより傑出したマンガ家を育てる。それを学年誌で使おうという野心があったらしい。 週刊少年マガジンの歴史は、当然ながら、そのライバルである週刊少年サンデ

          伊藤和弘『「週刊少年マガジン」はどのようにマンガの歴史を築き上げてきたのか?1959ー2009』星海社新書

          宮本恵理子『行列のできるインタビュアーの聞く技術ー相手の心をほぐすヒント88』ダイヤモンド社

          「インタビューの現場には、「聞き手」と「話し手」がいるけれど、「聞き手」はインタビューの内容を届ける相手、「受け手」(読者、聴衆者、観客)の代理人であることを忘れてはいけません。受け手の存在を意識すれば、インタビューの目的も明確になります。」 このインタビューの心構えを聞いただけで、この本の価値があると思う。インタビューの役割はメッセンジャーなのだ。 「インタビューの役割は、「話し手が自分から言いづらいこと」かつ「本当は言いたかったこと」を引き出すことであると考えています

          宮本恵理子『行列のできるインタビュアーの聞く技術ー相手の心をほぐすヒント88』ダイヤモンド社

          腰塚勇人『今こそ大切にしたい共育』 ごま書房新社

          表紙見返しに掲載してある文章の一部を転載します。 大人を信じて頼ってほしい 先生を信じて頼ってほしい そして自分の命の力を信じてほしい 「助けて」が言えるドリー夢メーカーの 大人や先生たちは君たちの周りに必ずいるから 本書に書かれていること以外に著者のことを知らないが、熱血教師として活躍のさなか、スキーでの転倒で「首の骨」を折り、命は助かったもののマヒ状態となりました。しかし、周囲(ドリー夢メーカー)の力で障がいを残しながらも学校現場に復帰を果たし、その後、全国のいじめ問

          腰塚勇人『今こそ大切にしたい共育』 ごま書房新社

          杉山直隆『文章はつかみで9割決まる』日本実業出版社

          だれでも読ませる文章を書いてみたいと思うのだが、なかなかうまくいかない。本書によると、読ませる文章を書くには「つかみ」すなわち「文章の書き出し」が大事であるらしい。著者が言うには、「つかみ」は、冒頭の1行目から10行目ぐらい、最初から200字~300字くらいに相当する部分とのことだそうです。 著者の経験から、編集プロダクションの社長や先輩、出版社の編集者の方から、「つかみ」についてしょっちゅう指導を受けたそうである。その中で、面白いつかみを書けない原因は才能ではなく、やるべ

          杉山直隆『文章はつかみで9割決まる』日本実業出版社

          吉井雅之『仕事ができる人になる思考習慣』大和書房

          習慣が変われば人生が変わと、日々の些細な積み重ねの結果として能力がつくられると言うなら、少しは努力しようと思うかもしれない。過去の習慣が今の自分を作り出していると言う。 続けることに価値があり、目の前の小さな目標を1つ1つクリアしていくことが重要であり、まず、それを実行する習慣を身につけることが大切であると言う。 脳が感じないような小さな変化と、断定的に発する言葉で言い切ることにより、脳も前向きになると言う。脳にプラスに導く「動作」と「表情」で自分を元気にするとも言う。

          吉井雅之『仕事ができる人になる思考習慣』大和書房