山口哲一:エンターテック✕起業

起業家育成と新規事業創出のスタートアップスタジオStudioENTRE代表取締役/音楽…

山口哲一:エンターテック✕起業

起業家育成と新規事業創出のスタートアップスタジオStudioENTRE代表取締役/音楽プロデューサー/エンターテック・エバンジェリスト/iU超客員教授/ブロ作曲家育成「山口ゼミ」「ニューミドルマンコミュ」主宰。著書多数

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山口哲一の活動詳細を共有し、エンターテック、クリエイターエコノミー、音楽全般、およびWeb3とスタートアップについての知見を深め、行動につなぐためのコミュニティです。自己実現の方法を考えている人の水先案内、伴走者になりたいです。

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    僕が企画や参加するイベント紹介して、時々レポート書いたりもします。フォローお願いします。

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    2024年6月12日出版の書籍のサポートページや全文公開、関連記事などをまとめるマガジンです。

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    『プロ直伝!職業作曲家への道』(リットーミュージック刊)(http://amzn.to/1AWF8fj)の「プロ作曲家の心得」引用し、時代変化に併せた補足、追加などをまとめていきます。 2022年から「山口ゼミ」講座レポも紹介することにしました。チューターによるレポートです。 わかりやすくするために「職業作曲家=自作自演しないメジャーアーティストに楽曲を提供することを生業とする人」のための内容にしていますが、アーティスト、ミュージシャン、作詞家、DJなど音楽関係で活動をしたい人、フリーランスでクリエイティブな職業(デザイナー、イラストレーター、写真家、ダンサー等々)にも有益な内容がたくさん含まれています。 異論反論、そして質問など歓迎です。

  • エンターテック日記

    エンターテックエバンジェリスト/音楽プロデューサーとしての活動に関することからプライベートまで、雑多に日記風。性格的に分析とか提言とか多くなりがちだと思います。

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    さまざまな場所で行っている、セミナー、ワークショップなどの資料と講義録をまとめていきます。

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山口哲一Profile

StudioENTRE株式会社 代表取締役 株式会社バグコーポレーション 代表取締役 内閣府「知的財産戦略本部」コンテンツ戦略ワーキンググループ委員 経済産業省「音楽産業研究…

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複業作曲家という生き方〜AI時代の職業作曲家スタイル第4章(期間限定#全文公開)

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「AI時代の職業作曲家スタイル」サポートページ

 2024年6月12日出版の「AI時代の職業作曲家スタイル〜逆張りのサバイバル戦略』のサポートページです。書籍の内容に関連したリンク先まとめや、追加情報、更新情報などま…

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ご依頼を頂いて、Real Soundに寄稿しました。
サブスク時代になった音楽の権利・収益分配について正しく理解するというのがテーマです。
https://realsound.jp/2024/06/post-1680436.html

国際投資アナリストの大原浩さんからご紹介いただいて光栄です。第二次ジャポニスムという視点があるんですね。僕のAbemaTVで発言を高次に解釈していただいきました。現代ビジネスの記事をご覧ください。
https://gendai.media/articles/-/130787

アジアのSXSWになる!MusicLaneFesのプログラムディレクターに就任しました!!

 沖縄市が主催する音楽イベントMusicLaneFestivalをお手伝いすることになりました。2021年から始まったアーティストのショーケースとカンファレンスを行うフェスティバル…

はじめに:これからの音楽家に必要な2つのこと〜『AI時代の職業作曲家スタイル』6/12出版(全文公開)

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『AI時代の職業作曲家スタイル』 目次(6/12出版)

はじめに:これからの音楽家に必要な2つのこと Chapter1:職業作曲家3.0とは? 1-1 職業作曲家1.0までの時代 〜コンペに疲弊する孤独な戦い 1-2 職業作曲家2.0となった今 …

ストリーミングサービスによる分配率の変化~第1章音楽ビジネスの根本的構造変化(期間限定全文公開)

分配比率はストリーミングのほうが多い  サブスク時代の音楽ビジネスについて議論する時に、1再生の金額がいくらになるかということが語られることが多いのですが、そ…

2024年はエポックになる予感。「音楽未来会議」で語るライブとフェスの「これまでとこれからの10年」

GW明けたら、音楽未来会議Vol.2です!  出演者3人でリットーミュージック編集者を交えて、当日の内容についてオンライン会議しました。  ミーティングのポイントは3点 …

「令和元年の人生ゲーム」を読んで感じるエンタメ起業の価値。令和世代への処方箋

 きっかけは、元外交官の作家・佐藤優の推薦でした。 小説「令和元年の人生ゲーム」概要  メディアでの評判で知っていても、特に興味はなかったのですが、尊敬する佐藤…

日本政府がエンタメを日本の基幹産業にすると本気で動き始めました。その背景とこれから起きること。

 昨年の春頃から、霞が関・永田町に行く頻度が増えました。経済産業省のコンテンツ産業課は「デジタルコンテンツ白書」の編集委員をしていた頃から、20年以上のお付き合い…

フェスがトレンドを象徴する時代の音楽の楽しみ方〜音楽未来会議でも語ります「フェス旅」とこれからの10年

 音楽ファンに超オススメの本が出ました。日本で一番フェスに詳しい、フェスティバルライフ編集長、津田昌太朗くんの新作です。  日本中の音楽フェスを網羅してわかりや…

山口哲一Profile

山口哲一Profile

StudioENTRE株式会社 代表取締役
株式会社バグコーポレーション 代表取締役
内閣府「知的財産戦略本部」コンテンツ戦略ワーキンググループ委員
経済産業省「音楽産業研究会」委員
iU(情報経営イノベーション専門職大学) 超客員教授
(社)CiP協議会 フェロー 
MuSee+(MID3M+コミュニティ) Founder

1964年東京生。国際基督教大(ICU)高校卒、早稲田大学第二文学部

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レーベルはサービスになり、メディアはプラットフォームになり、個人にパワーシフトした。だから「コロンブスMV事件」も起きる。そんなこれまでの10年。これからは?を話します!

レーベルはサービスになり、メディアはプラットフォームになり、個人にパワーシフトした。だから「コロンブスMV事件」も起きる。そんなこれまでの10年。これからは?を話します!

 柴那典、脇田敬と3人でタブーなく縦横無尽に音楽について本音を語るトークイベント「音楽未来会議」は8月4日が3回目になります。11月までの4回分をまとめて書籍化するので、過去回のテキストなど読み始めているのですが、手前味噌ながら、「面白れーな。ほかで見たこと無い種類のものになってるな」と感じました。これから書籍としてどういう形にまとめあげるか3人で話していくので、お楽しみにお待ち下さい。来年の早い

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複業作曲家という生き方〜AI時代の職業作曲家スタイル第4章(期間限定#全文公開)

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6/30出版記念イベント好評でした。動画ご覧ください!

「山口ゼミ」説明会は7/13です!

長沢知亜紀+永野小織 〜商材が違うだけ。作曲家と会社員に求められるスキルは同じ

安楽謙一 〜作曲家と密に話せるA&Rには需要がある

ペンギンス〜A&Rをやると作曲家として書く曲の精度が上がる

深谷天佑 〜アーティストとしての経験が生きる場面が多々あり

山崎あおい〜精神的なリスクが分散され作家とア

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60歳の誕生日に「不惑」を自覚しました

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 5月6日に60歳の誕生日を迎えました。年齢という数字を過剰に意識しないようにしているのですが、さすがに干支がひと回りして還暦だよというのは、何か考えさせられるものがありますね。気づけば1ヶ月経っていました。あまりプライベートなことは書かないnoteですが、感じたことをまとめてみます。

おかげさまでの一病息災

 おかげさまで、とても元気です。2019年の秋に、脳出血で入院しました。発病後数十分

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「AI時代の職業作曲家スタイル」サポートページ

「AI時代の職業作曲家スタイル」サポートページ

 2024年6月12日出版の「AI時代の職業作曲家スタイル〜逆張りのサバイバル戦略』のサポートページです。書籍の内容に関連したリンク先まとめや、追加情報、更新情報などまとめて継続していくつもりです。ブックマークして長くご活用ください。

6/30出版記念イベント動画です!

はじめに

目次

第5章−2

用語解説追加

 書籍の中で使った言葉で補足した方がよいものをフォローします。
・トニック

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5-2:クリエイターエコノミー時代の職業作曲家〜スマートな印税分配の仕組みは必ず訪れる(「AI時代の職業作曲家スタイル」全文公開)

5-2:クリエイターエコノミー時代の職業作曲家〜スマートな印税分配の仕組みは必ず訪れる(「AI時代の職業作曲家スタイル」全文公開)

 AIと並んで、Web3のキーとなる技術、ブロックチェーンの音楽領域での活用についてはどうでしょうか?

クリエイティブ・コモンズのビジネス実装

 僕が、ブロックチェーンテクノロジーについて知ったときに、最初に思ったことは、著作権の分配はこれで変わるなということでした。クリエイターが中心となった透明性のある、フェアで便利な仕組みが構築できるからです。
 インターネットの広がりとともに始まったクリ

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ご依頼を頂いて、Real Soundに寄稿しました。
サブスク時代になった音楽の権利・収益分配について正しく理解するというのがテーマです。
https://realsound.jp/2024/06/post-1680436.html

国際投資アナリストの大原浩さんからご紹介いただいて光栄です。第二次ジャポニスムという視点があるんですね。僕のAbemaTVで発言を高次に解釈していただいきました。現代ビジネスの記事をご覧ください。
https://gendai.media/articles/-/130787

アジアのSXSWになる!MusicLaneFesのプログラムディレクターに就任しました!!

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 沖縄市が主催する音楽イベントMusicLaneFestivalをお手伝いすることになりました。2021年から始まったアーティストのショーケースとカンファレンスを行うフェスティバルです。
 僕は、DXアドバイザー兼カンファレンスのプログラムアドバイザーをやらせていただきます。
 素晴らしい取り組みが行わていて、アジア音楽界のハブになっていく有意義なイベントだと思うので、多くの方に知っていただきたい

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はじめに:これからの音楽家に必要な2つのこと〜『AI時代の職業作曲家スタイル』6/12出版(全文公開)

はじめに:これからの音楽家に必要な2つのこと〜『AI時代の職業作曲家スタイル』6/12出版(全文公開)

「ビジネスリテラシー」が求められる時代

 デジタル化の進展が音楽を取り巻く環境を構造的に変えました。世界中の音楽がスマホで簡単に聴くことができるストリーミングサービスは、音楽シーンの国境を取り払いました。Tiktokにユーザー投稿した動画がヒット曲の震源地になり、マスメディアの役割が大幅に下がりました。自宅で高品質の原盤制作が可能になり、レコーディングのコストが著しく低下しました。これらの変化は

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『AI時代の職業作曲家スタイル』 目次(6/12出版)

『AI時代の職業作曲家スタイル』 目次(6/12出版)

はじめに:これからの音楽家に必要な2つのこと

Chapter1:職業作曲家3.0とは?
1-1 職業作曲家1.0までの時代 〜コンペに疲弊する孤独な戦い
1-2 職業作曲家2.0となった今 〜コーライトの普及で作曲家側に比重が移る
1-3 職業作曲家3.0 が生まれる必然性〜 不可逆的な変化に乗り遅れるな!

Chapter 2 :作曲家が知っておくべきビジネス新常識
2-1 原盤権、著作隣接

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ストリーミングサービスによる分配率の変化~第1章音楽ビジネスの根本的構造変化(期間限定全文公開)

ストリーミングサービスによる分配率の変化~第1章音楽ビジネスの根本的構造変化(期間限定全文公開)


分配比率はストリーミングのほうが多い

 サブスク時代の音楽ビジネスについて議論する時に、1再生の金額がいくらになるかということが語られることが多いのですが、そもそも比較する対象が間違っている情緒的な議論がで多いですから、注意が必要です。
 「CDを買うと3000円だったのに、ストリーミングだと1回聴いても0.1円にしかならない」というのはよく耳にしますが、CD時代には、ユーザーが何回聞いたか知

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2024年はエポックになる予感。「音楽未来会議」で語るライブとフェスの「これまでとこれからの10年」

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GW明けたら、音楽未来会議Vol.2です!

 出演者3人でリットーミュージック編集者を交えて、当日の内容についてオンライン会議しました。
 ミーティングのポイントは3点
1)当日の流れアジェンダの確認
 このメンバーで音楽の話をするのは、めちゃくちゃ楽しいので、勢いで脱線しがちです。ライブ感としてはそれもよいし、観客には面白い部分もあると思いますが、4回分をまとめて、「音楽の未来を予見する」書籍

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「令和元年の人生ゲーム」を読んで感じるエンタメ起業の価値。令和世代への処方箋

「令和元年の人生ゲーム」を読んで感じるエンタメ起業の価値。令和世代への処方箋

 きっかけは、元外交官の作家・佐藤優の推薦でした。

小説「令和元年の人生ゲーム」概要

 メディアでの評判で知っていても、特に興味はなかったのですが、尊敬する佐藤優さんがそこまで言うのならと読んでみることにしました。
 非常によくできた小説だと思いました。様々なタイプの「令和世代」が登場しますが、皆、「今の時代」を背負って悩み、惑っています。小説の構成もよくできていて、章ごとに一人語りする主人公

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日本政府がエンタメを日本の基幹産業にすると本気で動き始めました。その背景とこれから起きること。

日本政府がエンタメを日本の基幹産業にすると本気で動き始めました。その背景とこれから起きること。

 昨年の春頃から、霞が関・永田町に行く頻度が増えました。経済産業省のコンテンツ産業課は「デジタルコンテンツ白書」の編集委員をしていた頃から、20年以上のお付き合いがあるのですが、最近は、知財戦略本部、内閣府など、もう少し広範囲の政策立案をしている部署の方々からご相談をされるケースが増えてきました。
 日本政府全体の意志として、
「コンテンツ産業を日本の基幹産業に」
「個人のクリエイター支援のために

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フェスがトレンドを象徴する時代の音楽の楽しみ方〜音楽未来会議でも語ります「フェス旅」とこれからの10年

フェスがトレンドを象徴する時代の音楽の楽しみ方〜音楽未来会議でも語ります「フェス旅」とこれからの10年

 音楽ファンに超オススメの本が出ました。日本で一番フェスに詳しい、フェスティバルライフ編集長、津田昌太朗くんの新作です。

 日本中の音楽フェスを網羅してわかりやすく紹介してくれてます。音楽ファンは、「え、こんなフェスあったんだ?知らなかった。今度行ってみよ」みたいな読み方してもらえるとよいのではないでしょうか?
 津田君は海外フェスに最も通った日本人でもあります。前作も最高なので、併せて読んで欲

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