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心に残るエッセイ

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私が読んで心が動いた素敵な投稿をご紹介します。忙しい日々の中、心が動く瞬間減っていませんか。 そんな時 こちらのマガジンを覗いてみませんか? 心が震えるようなnoterの言葉 味…
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#日記

<六ヶ国語を操る華僑のゲイ>、だけでは収まりきれない「何か」がある

<六ヶ国語を操る華僑のゲイ>、だけでは収まりきれない「何か」がある



その男とは1年前にここスマランで知り合った

わたしが週末にひとりでよく通う、歴史地区のBAR&BISTROの<SPIEGEL>でのカウンターでのことだ

1895年にこの場所で開店したオランダ・コロニアル調の、巨大な円形の店内

石造りのどこか、古い図書館を思わせる中央カウンターで、本を読みながらビンタン・ビールを飲んでいると、いくつかスツールを空けた左隣から、その男に、こう話しかけられた

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言葉の解像度を上げたい

言葉の解像度を上げたい

今年の初めからnoteを書き始めてはや半年。私がnoteを始めた一番大きな理由は、言葉の解像度を上げたかったからです。
最近娘が言葉を話すようになってから、しっかりと言葉を選んで話す重要性をひしひしと感じるようになりました。

日々生活をする中で、息をするように何も考えずに使っている言葉。
私たちの思考やコミュニケーションに欠かせない大切なものなのに、使うときに意識することはほとんどないですよね。

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家の鍵をなくしたら、国宝級イケメンに会えた

家の鍵をなくしたら、国宝級イケメンに会えた

人生で初めて、家の鍵をなくした。

車で片道40分の友人の家に遊びに行き、見事に置き忘れてきたか、どこかに落としてきた。

その最も悲しいお知らせに気が付いたのは、帰宅した19時半、マンションの階段を登りながらでした。

友人に連絡すると、外食に出てしまい鍵を探せない状況だと言います。
いそいで管理会社に電話を掛けるも、虚しく流れる営業時間終了のアナウンス。

外は、コンクリートを叩き付けるような

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