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サプリか食事どっちがいいの?

こんにちは、ぽんぬです。

皆様はサプリメントを栄養補助食品として摂取していますか?

サプリメントでも長期摂取によるリスクが示唆されているものからサプリメントのほうが効果的なものまで多岐にわたります。

すべて書くことは難しいですが、上記両側面からサプリメントについて述べていこうと思います。

目次

・長期服用によって弊害が生じることが示唆されているサプリ

・食事から摂取するよりも効果的といわれているサプリ

長期服用によって弊害が生じることが示唆されているサプリ4つ

カルシウム・・・全国健康栄養調査によると骨密度とカルシウムサプリの服用に相関関係が確認されなかった点でそもそも吹くように効果がないことが示唆されている。24,000人の男女を11年にわたって追いかけたところ、カルシウムのサプリは心臓発作のリスクを140%も悪化させるといわれている。これは、サプリメントでカルシウムを飲むと、体が大量の成分を処理できずに血管にこびりついて石灰化しちゃうからだと考えられます。

ビタミンE・・・1966~2004年の19件のデータをまとめたメタ分析では死亡率がやや上がったとされていたり、別の研究では400IU以上の摂取で心臓病発症率の増加などが示唆されています。

βカロテン、ビタミンA・・・2005年のメタ分析によるとセレンやビタミンE、βカロテン、ビタミンAなどのサプリを服用した場合とプラシーボの場合と服用しなかった場合を比較し死亡リスクが若干上昇(βカロテン:1.07、ビタミンA:1.16)しているデータがあります。(セレンは死亡リスクに関係なかったそうです。)

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食事から摂取するよりも効果的といわれているサプリ3つ

葉酸・・・サプリのほうが食品よりも吸収率が70%高いことがわかっています。葉酸は細胞の分裂や成熟を大きく左右するため、特に胎児にとっては重要な栄養成分です。よって妊婦さんはサプリでぜひ摂取していただきたいです。

鉄分・・・鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄がありそれぞれ肉・魚などの動物性食品、植物性食品や卵・乳製品に含まれています。非ヘム鉄は体内にほとんど吸収されないためヘム鉄をとる方が鉄分をとりたい方にはよいです。しかし、動物性食品から吸収できるヘム鉄は含有量の半分程度なのでサプリメントから摂取する方が効率が良いと言えるでしょう。ただ、ビタミンCと組み合わせると吸収率が上がるのでホウレンソウなどと摂取しましょう。

ビタミンK1・・・ビタミンDとペアで効果を発揮する成分。血液の凝固や組織の石灰化に関わっています。欠乏すると出血傾向となり、また骨粗鬆症や動脈硬化に関連していると考えられています。この物質は植物の細胞膜にしっかりくっついてるんで、食品による吸収効率が悪いです。その点で、サプリメントのほうが優れています。

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おまけ

今日はオオウチ錯視というのを紹介します。

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人間の目を動かす筋肉は常にぴくぴく震えていて、たとえ目を動かさなくともたえず眼球を揺らしています。その揺れを脳が画面の動きとして認識してしまうのです。無機質な背景だと脳が持っている手振れ補正機能がうまく機能しないとも言われております。人間の錯覚は面白いですね。

カルシウム:https://heart.bmj.com/content/98/12/920.full

ビタミン:https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/205797


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