露の新幸

落語家 シンガーソングライター 関西を中心に活動しています 大阪•桃谷に住んでいます…

露の新幸

落語家 シンガーソングライター 関西を中心に活動しています 大阪•桃谷に住んでいます 見たもの、触れたものを文字にしてまいります よろしくお願いいたします

記事一覧

その感想にご用心

人は日々、感想を言っています 声に出さなくても心の中でもSNSでも 暑いな 寒いな 来てよかった 来なきゃよかった 好きだ 好きじゃないな もっとこうだったらいいのに…

露の新幸
4か月前
14

手の中のニュース

いろんな人の悲報 いろんな人の吉報 思いがけず 手の中にある携帯電話に飛んでくる よく知ってる人のものから 会ったこともない人のものまで その度に 人並みか以下はし…

露の新幸
7か月前
2

A Day In The Life

頭の体操で たまに曲を作ります 歌う場所なんてそんなに無いのに 歌ったことのある持ち曲より 作ってほったらかしにしてる曲の方が 絶対に多いなぁ 10代の頃から書いてる…

露の新幸
1年前
13

正しい顔をして嘘をつく人へ

人は嘘をつく生き物なのだそうだ。 確かに。 嘘も方便、嘘から出た誠、そんなこともある。 でも、 自分のついた嘘を他人のせいにする人がいる。「貴方が嘘をつかせた」み…

露の新幸
1年前
28

プチ集大成の連続

昨日のお仕事は少し変わっていて JAZZクラブでお芝居と漫談をした JAZZシンガーでもあり シンガーソングライターの 旧知の菊地諒さんのイベントで 彼女がひとりキャバレ…

露の新幸
1年前
1

なぜ書くのだろう?

なぜSNSに投稿するんだろう? なぜ書いているんだろう? 書いていてそんなことを たまに思うことがある 書いたものを ネットにあげずに保留したものが どんどん溜まって…

露の新幸
1年前
12

無駄の吹き溜まりに暮らして

今日はライブがある ギターを弾いたり歌ったりする 落語家だけど こんなことをよくやっている ギターを弾いて30年ぐらいになる 上手くないけれど 気持ちよく弾けるように…

露の新幸
1年前
12

ブカブカの服を見て

春ですね この季節 少し大きめの服を着て街を歩く人が目立ちます それが学生さんの制服だったりすると なんだか微笑ましいです 私は落語家です 入門して8年目 まだまだ若…

露の新幸
2年前
7

勝ち負け以外に

スポーツは勝ち負けがあります それがないと楽しめない部分が多いです けど、そのスポーツに詳しい人に聞いてみると 勝ち負け以外にも 選手の成長とか戦術、起用法、チー…

露の新幸
2年前
2

たわいもないこと 

月に一度、僕が落語と弾き語りをする会を 大阪の中崎町にあるギャラリーで開いている 古民家をリノベーションした空間がとても素敵 声が外に漏れるのでそこはいつも気を使…

露の新幸
2年前
8

普通の男

まったくもって普通の男 時に普通以下で 自意識過剰を爆発させてようやく 自尊心が人並み 最近、つくづくそう思う 先月、47歳になった 大した感慨はない 歳を取るという…

露の新幸
2年前
4

その常識は非常識

芸能人の方が大手事務所を退所されたり テレビでお馴染みの人がYouTubeや Netflixで活躍されたり 明らかに世の中は変わっています それも「常識であったこと」が 覆ってい…

露の新幸
2年前
4

一億総ツッコミ時代

オリンピックを見てはツッコミ M-1を見てはツッコミ ラーメン食べてはツッコミ 朝ドラ見てはツッコミ 意に沿わん奴を見つけてはツッコミ SNSを見てると 程度はそれぞれだ…

露の新幸
2年前
1

頭の中の靄

YouTubeで生配信を定期的にしています 内容は大したものでなくて ただただその時思ったことを喋るだけ 公益性もなければ専門性もないので 僕を知らない人が見ても楽しくな…

露の新幸
2年前

占いが苦手

苦手というより嫌い 手相占いや人相占いはまだ 僕の身体の一部から読み取るので 話もび聞いてられるけれど 星座占いとか 誕生日占いとか 背後霊占いとか もはやさっぱり…

露の新幸
2年前
1

悲しいニュースを見て

自分自身が自分のボスになれ! 的なことは 自己啓発系の本のテーマによくあるかと しかしながら 自分自身が自分のボスになんぞ なれないのではないか? 朝起きる 何か…

露の新幸
2年前

その感想にご用心

人は日々、感想を言っています
声に出さなくても心の中でもSNSでも

暑いな 寒いな
来てよかった 来なきゃよかった
好きだ 好きじゃないな
もっとこうだったらいいのにな

僕もSNSで「感想」をよく書きます

この動画面白い とか
これはこう思う などなど

なぜ人は感想を思い浮かぶのでしょうか?

きっと「けりをつけたい」のだと思います

感想とはいわばその人が出した結論です

目の前のものに

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手の中のニュース

いろんな人の悲報
いろんな人の吉報

思いがけず
手の中にある携帯電話に飛んでくる

よく知ってる人のものから
会ったこともない人のものまで

その度に
人並みか以下はしらないけれど
心が動く

それが良いことのように思えない

自分のポストに入る
自分宛の手紙なら
その手紙をしまっておく場所さえ作れるのに

まるで

街の電光掲示板に映されるみたいに

いろんな人の悲報
いろんな人の吉報

湧い

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A Day In The Life

頭の体操で
たまに曲を作ります
歌う場所なんてそんなに無いのに

歌ったことのある持ち曲より
作ってほったらかしにしてる曲の方が
絶対に多いなぁ

10代の頃から書いてるから
知らず知らず
いい趣味になってるのかもしれない

▪️

A Day In The Life

今朝も変わらない
名もない1日を始めてみる
たわいもない素敵なものを
見過ごしてきっと息しているんだな

何かになりたくて
何に

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正しい顔をして嘘をつく人へ

人は嘘をつく生き物なのだそうだ。
確かに。
嘘も方便、嘘から出た誠、そんなこともある。

でも、
自分のついた嘘を他人のせいにする人がいる。「貴方が嘘をつかせた」みたいな。

小学生の頃に
友だち数人で
屋上から小石を投げて遊んだ事があった。

もちろんダメなこと。
近所の人の忠告が入り、
初めて校長室に呼ばれて指導を受けた。

すると友人のひとりのK君が突然泣き出して

「みんながするからしょう

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プチ集大成の連続

昨日のお仕事は少し変わっていて
JAZZクラブでお芝居と漫談をした

JAZZシンガーでもあり
シンガーソングライターの
旧知の菊地諒さんのイベントで

彼女がひとりキャバレーと銘打って
芝居をしながら歌を聞かせるという趣向
今回、僕を芝居の相手役として交えてくれた

僕の役どころは
悪魔になりたい彼女を改心させ
天国へ連れていく天使の役

台本や演出は彼女が担当

リハからとても白熱
本番も自画

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なぜ書くのだろう?

なぜSNSに投稿するんだろう?
なぜ書いているんだろう?

書いていてそんなことを
たまに思うことがある

書いたものを
ネットにあげずに保留したものが
どんどん溜まっていく

読んだ人が
嫌な気持ちになるのは
本意じゃない

出来れば万人に
不快な想いをさせたくはない

ただ時々
猛烈に
これを誰かに伝えたい
という
気持ちになってしまう

この猛烈も
僕の場合、決して
身体の芯から出るものでな

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無駄の吹き溜まりに暮らして

今日はライブがある
ギターを弾いたり歌ったりする
落語家だけど
こんなことをよくやっている

ギターを弾いて30年ぐらいになる
上手くないけれど
気持ちよく弾けるようにはなった

ギターをやっていてよかった
本当に
生きていて
ギターで稼いだお金は少ないけれど
ギターで助かった日々はうんとある
ギターをやっていて本当によかった

弾き始めた頃
意味もなく楽器屋に行っていた
何故か楽器屋さんの店員は

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ブカブカの服を見て

春ですね
この季節
少し大きめの服を着て街を歩く人が目立ちます
それが学生さんの制服だったりすると
なんだか微笑ましいです

私は落語家です
入門して8年目
まだまだ若手です

落語のネタは師匠に稽古で教えてもらいます
我々の言い方では
「稽古をつけてもらう」と言います

目の前で師匠がするのを
見て、聞いて
その場で覚えていくのが昔からの慣わしです

メモも取らず
20分ほどあるネタを
その場で

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勝ち負け以外に

スポーツは勝ち負けがあります
それがないと楽しめない部分が多いです

けど、そのスポーツに詳しい人に聞いてみると
勝ち負け以外にも
選手の成長とか戦術、起用法、チームカラーなど
知っていれば楽しめる要素が沢山あることに気がつきます

勝ち負けだけで楽しむというのは
あまりそれをよく知っていないのかもしれません

昨今、なんでも順位がつきます
絵画や漫才とか僕がいる落語の世界なども

確かに勝ち負け

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たわいもないこと 

月に一度、僕が落語と弾き語りをする会を
大阪の中崎町にあるギャラリーで開いている

古民家をリノベーションした空間がとても素敵
声が外に漏れるのでそこはいつも気を使うけど
僕はこの場所が好きだ

落語のお客様はもちろん
音楽仲間も楽しみに見に来てくれる

全世界に30人ぐらいしかファンのいない僕には
とても有難いことだ

この会では日々の中で感じたことを
出来るだけ素で喋るようにしている

喫茶店

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普通の男

まったくもって普通の男
時に普通以下で
自意識過剰を爆発させてようやく
自尊心が人並み

最近、つくづくそう思う

先月、47歳になった
大した感慨はない

歳を取るということは
取り立てて気にするイベントではなくなった

大病をすれば別かもしれない
山や谷を越えた実感があれば
歳を取る(時間を経過する)ことは
誰かに誇りたいものになるのかも

本屋に行った
特にお目当てがある訳ではない

何千冊

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その常識は非常識

芸能人の方が大手事務所を退所されたり
テレビでお馴染みの人がYouTubeや
Netflixで活躍されたり

明らかに世の中は変わっています
それも「常識であったこと」が
覆っています

ひと昔前なら
事務所を退所したタレントさんは
言葉悪いですが「干される」のが通例で
うちの父も私が子供の頃
「ああ、やっぱり干されたか」と
洗濯もんみたいに
話題になっているタレントさんのニュースを見て
呟いてい

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一億総ツッコミ時代

オリンピックを見てはツッコミ
M-1を見てはツッコミ
ラーメン食べてはツッコミ
朝ドラ見てはツッコミ
意に沿わん奴を見つけてはツッコミ

SNSを見てると
程度はそれぞれだとしても
ようはやりたい事は
ツッコミなのね

と気付かされる

僕も例に漏れずツッコむタイプだ

僕はそれを長い間
コンプレックスにしている

劇団にいたり
歌をうたったり
落語家として活動したり

要は舞台の上に上がって

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頭の中の靄

YouTubeで生配信を定期的にしています
内容は大したものでなくて
ただただその時思ったことを喋るだけ
公益性もなければ専門性もないので
僕を知らない人が見ても楽しくない内容に
なっています

僕にとっては
最近知ったこと、気になること
思い出したいこと

を話しているので
良く言えば頭の整理や体操になっていて
悪く言ってもボケ防止にはなっているんです

昨日の放送もいつもと変わらない内容で
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占いが苦手

苦手というより嫌い
手相占いや人相占いはまだ
僕の身体の一部から読み取るので
話もび聞いてられるけれど

星座占いとか
誕生日占いとか
背後霊占いとか

もはやさっぱり分からん

ラッキーアイテムて
誰がどうやって決めるのだろうか?

ラッキーアイテムが
蒟蒻とか
雪だるまとか
エベレストとか
BL漫画とか

になったその日は
僕はどうやって過ごせばいいのか
(蒟蒻は食えるやん)

僕が死にかけて

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悲しいニュースを見て

自分自身が自分のボスになれ!

的なことは
自己啓発系の本のテーマによくあるかと

しかしながら

自分自身が自分のボスになんぞ
なれないのではないか?

朝起きる
何かを食う
着替える
出かける
目的地につく

たったこれだけのルーティーンでさえ

上手くいかないことだってあるのだ

出来ることと
望む事は別だと考えていて

ゴミを出す
歯を磨く
洗濯する
掃除する
片付ける
覚える etc

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