心が、いつまで僕として生きているのか、わからない きっと命よりも先に、薄らいでいく 僕であるうちに 見えて動けるうちに その力で 厳かな幸いの元を 生み出して増やし…
お互いに情の体当たり ぶつかり合うように けれど柔らかく 至近距離 直接に繋がる中で 足りないところを 微かな不安のように 感じ取っては埋め 楽しいところをもっと増やそ…
体が荒れていると その声で心も荒れる この場所にある静寂を 此の身に映し取ってみよ 近くにあるべき美がある 日差しがつくる影の模様が 白砂に描くのは 永久のもつ静…
夏には夏の呼吸があって それがなんとも心地良くて エアコンの風がなくてよかったなと思う この熱のある風が 鼻腔や、瞳や、ほほを撫でて 胸に尖っていたものがあれば、…
すべてが陽のもの 菌を弾く皮膚のように すべての悪い趣向の運命を 招かずにいられる 身体の中に 綺麗な水と 綺麗な食べ物と 綺麗な思いで 招かれたものが 澄んだものが…
モネは音を描いている 空気の遠近のなかにあるものを 僕らは感じていて それも描いている 潮騒の中の遠近も感じていて それも描いている 空気に光の礫が煌めいて その眩…
夜の川、街の明かり 岸辺の草花と、水の匂い 外の静寂に佇めば 内の静寂もかさを増す 大きな一塊りの 泰然として動かないもの 小さな静寂であっても 集まって形…
雑多な人や物の 気配から程よく隔絶をされ ただそこにいることが 密になる時間 明る過ぎず 暗過ぎず 正しいものへ 思いを巡らせることができる 水の音も 障子紙にうつっ…
ほら、夜空にチェシャ猫が笑うよう 黄色くひかる口で ニンマリわらってる 楽しいね この世界は 苦労してる人々もいる たくさんの苦しみ けれど空には ニンマリ、黄色い口…
命は平面ではない 命は縦横無尽だ 空間に満ちる いのちを平面に集めるな 広い視野 音でも光でも触覚でも 広い角度が見えること それすなわち 広い角度が見える心を 生…
大きなひとと会った 身長は180センチくらい 体重は100キロは超えそうだ でもどこか、角ばって不安定な存在感 繕ってなにかを守っている これで何度目かの、同じような人…
木々の情緒 冬枯れの木でさえも それを心に写し取るとき 僕を前より、少しだけ優しくする 川の上空を、隊列を乱しながら鳥が舞う 川向こうから太鼓の音がする 冷たい風が…
ただ通り過ぎようとした橋の上で 濃密な水の香りがした 天然の一片でありたいという思いが じわじわと生まれた 水の滴が作り出す無数の音も 水辺の鼻にまとわりつく匂い…
ヤジロベーみたいに 全体が微妙な調和の上に 小さな点の上に乗っている 静かに目を瞑って 小さな息をしている 力で留まるわけでなく けれど上手に調和している 数多くの…
秋の入り口 暮れ始める頃 夏の最後の陽気が作り出す 植物たちの濃い香りに包まれる 一瞬の偶然 美味しい空気のなかに 子供の昔から知っている 1番健康な情が、遊び始…
木陰にひととき 佇んでいると 思いが整い 精緻に、流れ始める 美味しいものに 腹が安らげば 想いが整い 流れ出す。 肌や肺に触れる空気が 直接に、あるいは 血と筋肉の調…
時の旅人
2024年8月18日 23:29
心が、いつまで僕として生きているのか、わからないきっと命よりも先に、薄らいでいく僕であるうちに見えて動けるうちにその力で 厳かな幸いの元を生み出して増やしていくいつか、終わりが来る前に所詮、一人で生きるものその果も、依るべも、己の中に描きたいのは当たり前の、そよぐ風のような優しさ厳かな、それでいて飾らない強さ誰かの後日の澄んだ心の種岩に風が吹いて 半ば染み入り
2024年8月1日 22:58
お互いに情の体当たりぶつかり合うようにけれど柔らかく至近距離直接に繋がる中で足りないところを微かな不安のように感じ取っては埋め楽しいところをもっと増やそうと、あれこれ(言葉よりも大きな理性で)考えている揺れ動き不安定に形を変える言葉の前のなにかのかたまりが互い良いほうへ赴くようになにかを酌み交わし笑い合う
2024年7月28日 00:48
体が荒れているとその声で心も荒れるこの場所にある静寂を此の身に映し取ってみよ近くにあるべき美がある 日差しがつくる影の模様が白砂に描くのは永久のもつ静寂の影 真を寸分違わぬさわやかで厳かな優しいものの影ただ調える力に満ちた力あるものの姿降り注ぐ日差しの筋の中にこの空気の分子のきらめきの中に遥かなときの音が響き、目の前の空気の中に今が増える。こんなにも
2024年7月23日 22:36
夏には夏の呼吸があってそれがなんとも心地良くてエアコンの風がなくてよかったなと思うこの熱のある風が鼻腔や、瞳や、ほほを撫でて胸に尖っていたものがあれば、平らにし肩肘はらぬ力を置いてゆくそれは、とても嬉しい力すべての一瞬の中に緑や花の、異なる香りが混ざり合いそのたび、心に新鮮な命が宿るそうして、また、快活なまなこが開く夏の風が、あたりを流れて木影は揺れながら、
2024年7月21日 23:18
すべてが陽のもの菌を弾く皮膚のようにすべての悪い趣向の運命を招かずにいられる身体の中に綺麗な水と綺麗な食べ物と綺麗な思いで招かれたものが澄んだものが遊んでいるそのままでいてほしいたとえこの先に交わる人々のなかに澄んでいない思いと澄んでいない身体とそれによる歪な定めを持つ人がいてもきみはその,綺麗なものをもっていろカタチもなく誰も誉めず金にもな
2024年7月18日 20:51
モネは音を描いている空気の遠近のなかにあるものを僕らは感じていてそれも描いている潮騒の中の遠近も感じていてそれも描いている空気に光の礫が煌めいてその眩しさも描いているそれが当たり前すぎたころは気づかなかったがその贈りものを知った今は彼の見て描いたものが見える光も熱も音も印象にうつるその印象をかけば写真ではないが写真よりも写実であるそんな作品だと絵を見上げ
2024年7月17日 21:12
夜の川、街の明かり岸辺の草花と、水の匂い外の静寂に佇めば内の静寂もかさを増す 大きな一塊りの泰然として動かないもの小さな静寂であっても集まって形になるものは既に動じず安心できるこころの模写なのだ静かな夜の川がゆく何を得ているともわからずとくに詩も生まれない諦めて引きかえす帰りみちバスが轟音を運んで静寂を破る同時に、描かれつつあった広くて大きな領域
2024年7月16日 22:39
雑多な人や物の気配から程よく隔絶をされただそこにいることが密になる時間明る過ぎず暗過ぎず正しいものへ思いを巡らせることができる水の音も障子紙にうつって、揺れる葉の影も尖ったものを除いて身体の中の、正しい明るさを明る過ぎずじめっともせずただ休息の中に強いような趣味のいい力を本当の善に近い力を既にそこにあることで招き込むように人を染める影の間をうめ
2024年7月15日 20:30
ほら、夜空にチェシャ猫が笑うよう黄色くひかる口でニンマリわらってる楽しいね この世界は苦労してる人々もいるたくさんの苦しみけれど空にはニンマリ、黄色い口一歩、下がって見てみたら意外に、清々しいんじゃない?あんなふうに世界を笑えるんじゃない?正しさなんか義務なんかせまくるしいね世界はもっと広くていろもゆたかでそんな見落とした数々を楽しんでご覧よあの
2024年7月15日 09:46
命は平面ではない命は縦横無尽だ 空間に満ちるいのちを平面に集めるな広い視野音でも光でも触覚でも広い角度が見えることそれすなわち広い角度が見える心を生きていることある母親が3歳くらいの子供に携帯を見せている電車のなかで
2024年7月14日 23:08
大きなひとと会った身長は180センチくらい体重は100キロは超えそうだでもどこか、角ばって不安定な存在感繕ってなにかを守っているこれで何度目かの、同じような人種との出会いあなたは、日本のことが知りたいのだろう?ある満たされた、西洋にない、孤独と隔絶した、ある理性をしりたいのだろう西から来たあなたに、どう伝えればよいか、考えているところだあなたは、どんな人だろう。
2024年7月13日 22:36
木々の情緒冬枯れの木でさえもそれを心に写し取るとき僕を前より、少しだけ優しくする川の上空を、隊列を乱しながら鳥が舞う川向こうから太鼓の音がする冷たい風が川面に踊りこの曇天すらも僕の精神を健やかに変える人の心は自然と対峙する中であるべき美しい形を見いだせる心の在処を知っていますか出来上がったものではなくて生まれてくる因果を知っていますかなんでもない石の手触り
2024年7月12日 18:05
ただ通り過ぎようとした橋の上で濃密な水の香りがした天然の一片でありたいという思いがじわじわと生まれた水の滴が作り出す無数の音も水辺の鼻にまとわりつく匂いもぼくの薄劣な平坦さを嗤っているけれども川の中の詩人の声がつぶさに聞こえるほどにはそのお喋りは近くもなく駅へ向かう橋の上をただ通り過ぎた聞こうとするときに話してくれるとは限らないただ唐突に その声にふと気がつ
2024年7月11日 21:06
ヤジロベーみたいに全体が微妙な調和の上に小さな点の上に乗っている静かに目を瞑って小さな息をしている力で留まるわけでなくけれど上手に調和している数多くのキセキが集まって ここに結晶したのだろう愛をくれた人の形 命の新しい純な勢いそして何をも破らぬハリのある静寂の力少しずつ深く眠りに落ちて風も吹かぬような静けさを纏い君は眠りの世界へ赴いていく全ての
2024年7月9日 19:47
秋の入り口暮れ始める頃 夏の最後の陽気が作り出す植物たちの濃い香りに包まれる一瞬の偶然美味しい空気のなかに子供の昔から知っている1番健康な情が、遊び始める言葉で表そうと向きあった瞬間に味の大半が居場所を失くすだから言葉は選ばない丸ごと味わえば、言葉も溢れる選ばれた言葉ではなく全体の上に貼られたラベルのように記号の本質はいつでも、その後ろの表も内
2024年7月7日 13:27
木陰にひととき佇んでいると思いが整い精緻に、流れ始める美味しいものに腹が安らげば想いが整い流れ出す。肌や肺に触れる空気が直接に、あるいは血と筋肉の調子を変えて空気の味として知らされる。互い思いを交わすうち賦活をされて整って人知れぬ水面下に総身が変わる体を動かせば円滑油のように命を照らす甘露が内腑から思いを染め風の音や日や星や水や土のようなもっ