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命を絶つ役目を持つ、生産者は何を想うのか。
※鶏をしめる描写があります。苦手な方は読むことをやめてください※
書き手:田丸さくら(編集長)
写真:おかゆーせい
私たちはたくさんの命を食べて生きている。けれど、そこに向き合う機会は多くない。
私は常に、命をいただくことに「食べたい」気持ちと「命を奪う罪悪感」のような、相反する複雑な感情を持っている。
7年前、19歳の時に足を踏み入れた「生産者の世界」。その現場には、自分が命をいただいてで
「農業は土だ」とよく聞くけれど、これほどにそれを体現している農家を私はまだ知らない。 <有機農家・田中栄三さん訪問記>
まって、畑綺麗すぎ。
岩手県岩手町で有機農業を営む田中栄三(たなか・えいぞう)さんの畑を友人の紹介で訪れた時、真っ先にこの言葉がでた。
白い蝶がまっていて、まっすぐに整列した畝(うね:畑で作物を作るために、細長く直線状に土を盛り上げた所)は、その畝ごとに姿が異なり、無数の野菜やハーブがいきいきと育っている。
「みんなして何種類あるかって聞くんだけど、数えられないんだ」
そう笑顔で話を始めて
畑に行き、海に出て、山に入るところから料理に向き合う。離島で日本料理を教える「島食の寺子屋」とは?
島根県北部に浮かぶ隠岐諸島に位置する、中ノ島・海士町。この町に1年間住み込み、和食料理人としての技術を学ぶ学校があります。
海士町観光協会が運営する、「島食の寺子屋」です。
朝、港に帰ってきた船のもとで、その日に獲れた魚を仕入れる。畑に足を運び、自分たちで収穫して食材を用意する。そんな日々を過ごしながら、島の四季と旬を感じ、生産者の想いまで表現する料理人を育てるのが島食の寺子屋の特徴です。
マタギが見る、山の世界をのぞいてきた(小国町 齋藤初男さん)
東北地方の豪雪山岳地帯に居住し、古くから伝えられてきた儀礼や作法を守り、集団で狩猟を行なう “マタギ” 。鉄砲を駆使して熊やうさぎなどを狩る姿をイメージする人は多いのではないでしょうか。
山形県小国町の五味沢地区で、私生活の傍ら狩猟を行う齋藤初男さん(67)(2018年時)。山に入るようになってあと数年で半世紀を過ぎるそう。
厳しい雪山に臨み、自然と対峙するマタギ。その道を選んだ初男さんに、マ
【農家の3Kイメージを覆す生産者たち】「儲け」を重視しないビジネス~パラグアイで見つけた農業のあり方~
【特集】農業ビジネス
上野真司さんは、大学を卒業したあと、青年海外協力隊に参加し、パラグアイに赴任しました。そこで農業指導にあたったことが農業を見直すきっかけとなったそうです。
◆パラグアイの農家が教えてくれたこと
上野さん:農業って「お金を稼ぐもの」って思っていたんです。ところが、パラグアイの農家って、そうじゃないんです。自給自足が基本の暮らしで、家の周りで豚や鶏を飼い、食べきれないほどの
畑と海と、島と繋がり五感を磨く日本料理の学校「島食の寺子屋」イベントレポート2022
9月19日(月・祝)に、島食の寺子屋 × NIPPON TABERU TIMESでイベント型説明会が開催されました。
ゲストは島食の寺子屋コーディネーターの恒光一将(つねみつ・かずまさ)さんと、卒業生の岡村恵(おかむら・めぐみ)さん。
岡村さんは寺子屋卒業後、イベントの会場となった「まちの社員食堂(面白法人カヤック運営)」などで腕を振るい、料理人として活躍されています。
料理を学んだことがない
自然食って茶色で不味い、ものじゃない!「いのちを育む食」を届ける旬彩工房【eumo✖️NIPPON TABERU TIMES 加盟店取材企画】
雪深く、ブナの森が広がる山形県の白い森の国・小国町。百名山の一つである、飯豊山の麓にあたる場所で農業を営んでいるのが、旬彩工房代表の山口ひとみさんです。
「いのちを育む食の応援団」でありたいと願う、地元のお母さんたちと、組合として立ち上げた旬彩工房は、街中から20分近くかかる地域の雇用の場にもなっています。
自家栽培のお米と雑穀を活かして作られた、安全で美味しいおやつやパンたち。購買がない地元
農業界のポジティブな流れを加速させたい。映画『百姓の百の声』レビュー
”生産現場=百姓の国”に行った時のことを追体験している感覚の映画だった。
コントロールできない自然や日々の仕事に向き合うワクワク感。
生産者の真剣な戦いを見る血が激る感じ。
わー、現場ってこういうこと!!!!
スーパーカブ(原付)で集落を走り回り、農業に活きる技や知恵をまとめた雑誌『現代農業』の「目」を通してみる百姓の国を巡るドキュメンタリー映画『百姓の百の声』との、出会いとレビューをまとめます
【メディアの楽しみ方動画あり】若者が届ける一次産業情報サイトNIPPON TABERU TIMESです!
この記事は、NIPPON TABERU TIMESというサイトの概要や、込められた想いなどを ”私たちの自己紹介” として綴ったものです。
最後には今後目指す姿の宣言もしますので、お読みいただけたら嬉しいです。
情報で一次産業を盛り上げたい!生産者のためのメディアですNIPPON TABERU TIMES(通称TABETAI /食べタイ)編集長の田丸さくらです!
私たちが日々生きるためにとって
「全体がオーガニックハーブ園の島」 無農薬にこだわる農家さんの島ライフ(喜界島のマンゴー農家・叶俊仁さん、啓子さん)
奄美群島に位置する美しいサンゴ礁の島・喜界島。
サトウキビの産地で、美味しい黒糖やそれを使った焼酎が作られていたり、南国の果物や特有の島料理があったりと、美食にあふれた南の島です。しかし、喜界島の魅力はそれだけではありません。島全体がオーガニックハーブ園でもあるのです。
語るのは、喜界島でパッションフルーツやマンゴーを栽培している、農家の叶俊仁さん・啓子さんご夫婦。
お二人の島生活には、“考え方