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音楽を作るために考えていること

音楽を作るために考えていること
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#音楽

実態の無いデカさ!

とてもいい風潮。メガバンクも若返って欲しい。

先日、銀行に金を借りに行ったら雑魚すぎて引いた。

「新しいことをやるのに、足りない」というよりは、大規模なリスクを取りたくなかったからだ。キャッシュポイントというより、ステータス向上のためにやる新事業だ。リソース的に別のことに割いた方が利率が高いのもある。

ギャラをもらえなくても、大きなフェスには出るのと同じだ。

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戻っていく

郡山、仙台に行ってきた。フクモト先生としかちゃんと佐々木店長に招聘されて東北の地までロックを鳴らしに出向いた。

以前は日常だったのだが、やはり冷静に考えると非日常である。

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素人の口出し

素人の口出し

孔子が「その地位にいるのでなければ、その政務に口出ししてはならない」と述べている。

「素人がプロに口出しすんなよ」という意味だと思う。

ずいぶん前にボーカルの彼女が物販に居座り解散してしまったバンドがある。

「もっとドラムの手数増やしなさいよ!」と彼女はドラムに説教をしたそうだ。

スパイシーな助言を与えた結果、ドラマーは全部冷めて辞めた。そのあげく解散した友人のバンド。彼らに必要なのは手数

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嫌われても

まとめて聴くとなんだかそれっぽい。

名古屋に行ったりしていた。行った日に限って、観測史上最高温度だった。

それにしてもようやく行けた。よかった。なんだかこんなに名古屋に久しぶりになるというのは不思議な感覚だ。
好きだの嫌いだの抜きにして、なんとも不思議な街だ。むちゃくちゃな回数通ってきた。しかしこれだけ期間があくとずいぶんさびしくなるものらしい。

今日は好きとか嫌いの話でも書こう。というより

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意味が無くても有る

意味が無くても有る



曲を書いた。ギターの音色はもう一色だ。クリーンすら無い。全て同じアンプ設定、ギター1本。堂々と。「これを一人で作っているんだなぁこいつは。ベースもドラムも」と想像してみてほしい。相当泣ける。

こころがイカレるといくらでもメロディにたどり着ける。よく降りてくる、という表現があるが、そういうものはない。なんというか目的地はあるのだ。作曲とか作詞とかいうもは出だしがゼロだから錯覚しそうになるが、行

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矛盾してない方がいや

矛盾してない方がいや

「もっと矛盾していてもいいのに」と思う。

あれもこれも噛み合いすぎている。

噛み合わないこととか、矛盾があるってだけで無価値になるはずがない。
だけど、僕たち人間は噛み合っていることが大好きだ。
でも僕はけっこう「噛み合わない」が好きみたいだ。

たとえば「甘いものを食べたいからスイーツを作ろう」と思い立ったとする。

そこに一見、全然合わなさそうな辛い材料や苦い材料をブチこんだら、美味くなっ

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気持ち、言葉の誤差

気持ちや考えていることを言葉で表している。

クリエイターじゃなくてもだ。みんながみんなやっている。

「ありがとう」も「ごめんね」も「さよなら」も記号だ。

より正確に気持ちを伝えるためだ。

それでも気持ちと言葉は同じにはならない。

じつは『気持ちを言葉にしても、気持ちと言葉は同じカタチにはならない』のだ。

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ボーカルの彼女が口出ししたバンドの話

ボーカルの彼女が口出ししたバンドの話

孔子の言葉に「その地位にいるのでなければ、その政務に口出ししてはならない」というものがある。

簡単に言うと「素人がプロに口出しすんなよ」という意味だと思う。
まぁ分かる。これはけっこう口を出されたら嫌だし、出さないようにしている。

ボーカルの彼女がスタッフをしているバンドがある。
これ自体は問題ないのだが、政務に口を出し始めるとキツくなる。

ボーカルの彼女が「もっとドラムの手数増やしなさいよ

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21歳で死ぬつもりだったのだが

21歳で死ぬつもりだったのだが

僕はわりと自分と仲がいい。

兄弟もいないし、友達も少なかったので、小さい頃から自分自身と向き合う時間が長かった。

よくよく考えこむ子どもだった。

そしてここんとこ「長生きしてんなぁ俺」という感想を抱く。

高校生の頃は21歳で死ぬつもりだった。

シドが死んだ歳で死んだらカッコいい!という理由だけだった。

南京錠をつけて学校に行く。
そんなイタイ高校生だった僕は、たいして聴いたこともないピ

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やってくときのエネルギーの生成のしかた

5/3に大阪、5/20にライブをやる。

これまで僕はロックバンドをやっていた。

バンドはライブが命だ。
だから「ライブ活動中心の活動」だったのだけど、Tobariは少々異なる。

異なるというよりは「異なることになるであろう」が表現としては正確かもしれない。

というのも始めてから、まだ16日しか経っていないので、僕自身も「活動の方向」なんて見えているようで、じつは視えてはいない。

いろんな

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スピードが遅いと成功義務感が増す話

スピードが遅いと成功義務感が増す話

くろいはなの映像をアップしている。

「味方をしてもらえるか」が力点のはなしだと思う。

してもらえたら、心から嬉しい。だけどそれは叶わない。

作った曲を断片的に聴かせても、仲間内で「そんなにいいと思わない」と言われるなんてザラだ。

事務所やレーベルに褒められたことなんてほとんど無い。「またクソみたいな曲作ってきたな」と言われたこともある。褒めベースではなくてクソベースなのだ。

「より良く」

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ヒマになるとうつになる

ヒマになるとうつになる

火曜に発表事で、本日が日曜。曜日感覚がバグりっぱなし。

そしてとにかく暑い。

ひたすら外出していたので、28度の炎天下に脳髄まで焼かれていた。寒さに弱いけど、漏れなく暑さにも弱い。鍛えてはいるのだが虚弱。

夜は平井音楽教室からの制作。

なんだか急に稼動し続けている。この記事がアップされた22時で作業終わりだ。持ち帰りはあるけども。

あしたは菅さんともろもろ資産系を処分しにいく。

ここん

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キツイ暮らしを担ぐにあたって

キツイ暮らしを担ぐにあたって

生きてると「予想だにしない出来事」がドッサリある。だけど想定外のたびにショックで、「いやん」と自殺していたら、命がいくらあってもキリが無い。

それでもなんとかやっていくにはどうすればいいのだろう。
僕は「人生はべつに楽しくもなんともないもの」という思い込みを作るようにしていた。たぶん10代の半ばぐらいで、「筋トレみたいなもの」というふうに感じていた。

「そもそも濁流の中に放り込まれている」と考

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さびしくてしかたない日の過ごし方

さびしくてしかたない日の過ごし方


さびしくてしかたない日がある。どう過ごせばいいのだろう。何をすればいいのだろう。じつは答えはある。

今日もそうだった。

打ちひしがれているわけでもない。悩ましく何かに対して足が止まるでもない。辞めたい、抜けたい、死にたいような感覚もない。

それでも心に穴は空く。

さびしさが爪を立てて胸を引っかき、夜にひとり置き去りにされたような時間が流れる。

でもそれが無ければ人生ウソくさいとも思う

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