嫌われても
まとめて聴くとなんだかそれっぽい。
名古屋に行ったりしていた。行った日に限って、観測史上最高温度だった。
それにしてもようやく行けた。よかった。なんだかこんなに名古屋に久しぶりになるというのは不思議な感覚だ。
好きだの嫌いだの抜きにして、なんとも不思議な街だ。むちゃくちゃな回数通ってきた。しかしこれだけ期間があくとずいぶんさびしくなるものらしい。
今日は好きとか嫌いの話でも書こう。というより「嫌われる」の話にしよう。「嫌われることが怖い」と思いながら生きているひとは多い。
多いからこそ古賀先生の「嫌われる勇気」はベストセラーになったのだろう。他人の目を異様に恐れたり、気にしすぎるひとは少なからずいる。
我々人間はどうしたって動物だ。そんな「群れの生き物の本能」と言えばそれまでだが、なんとか抗うことはできるんじゃないだろうか。
これまでいろんなひとを見てきたが、「恐れていないひと」だって大勢いた。そうなのだ。少なからず、ハートの強いひとは一定数存在する。
彼らに共通するアビリティがある。みんな「自分だけの世界」というものを手にしているということだ。
義務教育時代を思い出すと、イメージしやすい。
あの頃は「クラスで孤立=世界からの孤立」だった。
その世界の住人=クラスメートに嫌われないようにするために、人目を気にするようになる。
ひとたび嫌われると、まるで世界が終わったかのようなショックをうける。
だけど大人になって思い返してみれば、クラスなんてものすごくちっぽけだったと分かる。本当は他にもたくさんの世界が存在している。だけど当時は学校生活がすべてだった。
でもあんなもん面倒になったら辞めちまえばいい、ということが今は分かる。僕の人生を考えると、中卒でもまったく問題なかった。
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