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神社が描く図形~山々がつくる基準線
古来よりある神社の配置についての調査。
位置を決める際にはベンチマークが必要と思われますが、古代人は『特徴的な山』を見極めて設定したように思われます。
◎東国の『富士山』『日光男体山』『立山雄山』の三山。
距離と方位角を確認すると正三角形に近似します。
(地理院地図でのプロット位置は奥宮本殿で設定しました)
◎西日本では『伯耆大山』と『剣山』のライン。
ここに『白山』を加えると正三角形
古事記の国生み神話と古代神社配置計画
神社を結んでできる図形シリーズ
『朱雀と玄武』以外にも『立体的な亀甲の図』が現れた。
そんなバカな…と思うのだが
列島を覆うように五つの亀甲を確認することができた。
古代中国の創世神話では『盤古』が崩御した際、左目は太陽、右目は月に、身体(または頭とも)五つの山になったというが…五山と通づるような気がしている。
その立体的な亀の甲羅の天頂に対応する神社を結ぶと、古事記『国生み神話』の大八島
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五つの立体的な亀の甲羅の図
難波宮付近を中心として『名神大社』を結んでできるきれいな形の五芒星。
それを覆うように『立体的に見える亀の甲羅の図』が現れる。(構成する点は名神大社のほか、名神ではないが式内社の一之宮、伊勢の神宮、霊山などもプロットの対象としている。)
黄金三角形をベースとして、同じようなパターンで構成される『立体的に見える亀の甲羅』が列島全体を覆うように現在のところ、5つほど確認できた。
その5つの天頂は
神社が描く『玄武』と『朱雀』
■北天の星図は北方の守護『玄武』図を重ねる
■黄道の星図は南方の守護『朱雀』図を重ねる
これが神社の計画的な配置の目的だと考える。
大鳥大社は『朱雀』の図の中心となると同時に、黄道(あるいは赤道とも)の二十八宿を七宿ずつ四神に分けた場合の朱雀の範囲にあるようだ。(東海地方が参宿【オリオン】近江が井宿【ふたご座】伊予が斗宿【いて座・南斗六星】の星図の配置から想定)
『玄武』は亀+蛇(キ・ダ)
諏訪大社は玄武と朱雀の図を融合する
▲日光男体山
▲立山雄山
▲富士山
この3点を結ぶと正三角形に近似する。
立山雄山-富士山ラインに男体山から垂線を下すと
そこは『諏訪大社』だ。
その垂線は『大鳥大社』『剣山』へと連絡し
『大鳥大社』を中心とした朱雀の図を有力な神社が描く。
東国の玄武の亀甲は大六角形となるが、そのベースとなるのが先ほどの正三角形。六角形の頂点は諏訪大社からの20等分線が導く。
その六角形の中には
諏訪梶の葉紋が玄武と重なる
計画的に配置されてきた神社…王権主導のもと、地域のフラッグシップ的神社として国家レベルの祭祀に引き上げられていた可能性はないだろうか。
北天の星座と北方の守護『玄武』の図を重ねるため、その基準線となる『黄金三角形』が列島を覆う。
上野國一之宮である貫前神社はちょうど『東国』のへそ的な位置となる。そこを中心としてジグザグ稲妻形の蛇の図が得られる。
玄武のもう一方『亀』は東国を覆う巨大な『六角形
穂高神社を円心とした『穂高円』の数値の検証
■神社の配置計画
名神大社や一之宮など地域の有力な古社は、社殿の造営・神社建築の様式と合わせ計画的に配置されたものではないか?
円を十等分する円心からのベクトル上には名神大社や一之宮があり、また円心は『黄金三角形』の頂点となり、列島に連なり覆う。
今回は穂高神社を円心とした『穂高円』の数値の検証をしたい。
距離や方位角を地理院測量計算サイトで確認。
半径約160kmの円周上に神社が集中し
③天の地上投影~黄金三角形で列島を覆う
天の地上投影のため、星々を地上に刻印したもの。それが名神大社などの有力な古社ではないか?
名神大社などの現在地を地理院地図にプロットする。名神ではないものの一之宮などの有力な古社も印を分けてプロットした。
半径約180kmの円を十等分することで得られる黄金三角形が列島を全体的に覆う。これらは、星座を配置するための基準線だと考える。
目的は
・北天の星座を北方の守護『玄武』と重ねる
・黄道の星
①天の地上投影~常陸国の七つの名神大社は北斗七星
神社の起源はおそらく弥生・縄文にまで遡るだろう。
927年にまとめられた延喜式神名帳は当時の官社リストである。このリストに掲載されている神社は『式内社』といわれ、ひとつの社格となっている。
全国で2861社あり、3132座の神が鎮座する。
官幣社・国弊社の別と大社・小社の別がある。とりわけ名神祭の対象となる神を祀る神社は『名神大社』といわれ、古来より特別に霊験あらたかとされている。
しかし、