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穂高神社を円心とした『穂高円』の数値の検証

穂高神社を円心とした『穂高円』の数値の検証

■神社の配置計画

名神大社や一之宮など地域の有力な古社は、社殿の造営・神社建築の様式と合わせ計画的に配置されたものではないか?

円を十等分する円心からのベクトル上には名神大社や一之宮があり、また円心は『黄金三角形』の頂点となり、列島に連なり覆う。

今回は穂高神社を円心とした『穂高円』の数値の検証をしたい。

距離や方位角を地理院測量計算サイトで確認。

半径約160kmの円周上に神社が集中している。方位角もなかなかの精度である。(図表参照)

これら円や黄金三角形などは地上に『星図』『四神二十八宿』を描くための基準線だと考えている。


いつ、だれが、何のために?

おそらく天武天皇の時代の国家プロジェクトであり古代国家神道および初期国家陰陽道と関係があると推測している。

また星読みを得意とし航海を生業とした氏族は特に注目したい。

穂高神社は信濃の山深いところにあるが海人族・安曇氏の祖神を祀り、船に関わる神事が伝わる。

ワタツミの神を祖神とする安曇氏に関連した地名は多く残る。

(この地上に図形を描く起点は筑紫の志賀海神社だと考えているが、こちらも安曇族の本拠地だ。)

そして日本初の占星台を設置したといわれる天武天皇(=大海人皇子)は天文遁甲のすごい能力があったと古事記や日本書紀にも記されているが…

天を地上に投影する『分野説』の実践も目的のひとつではなかったか?

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