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#多様性を考える

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・多様性の宝庫である世界との接点の中で気づいたこと ・職場におけるダイバーシティ&インクルージョンの実践 ・自分のマイノリティ性に向き合う
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記事一覧

ワークライフバランス?|どうなりたいか、模索中

ワークライフバランス?|どうなりたいか、模索中

子宝に恵まれて、今とても幸せです。

一方、人生に子どもという新しい変数を一つ迎え入れたことで、今まで築いてきたバランスが大きく崩れました。自分にとってのベストバランスを考えるための要素も複雑化しているように感じ、今後一連のポストで考えを整理したいです。

自分はどんな母親でありたいのか

どんな育児がしたいのか

どんな親子関係を築きたいのか

どんな夫婦関係を築きたいのか

仕事を通して何を実

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幸せそうなタイ人とその根底にあるものについて

幸せそうなタイ人とその根底にあるものについて

タイに駐在で来て2ヶ月。なんだかタイの人は日本人より幸せそうに見えます。

「幸せ」って時間的継続性を伴うものなので、エピソードとして紹介しにくいけど、例えばお昼の時間。私がご飯を残さないように頑張って食べようとする横でタイ人は「もうお腹いっぱいだから」とご飯を残していることは日常茶飯事。つまり、自分の気持ちに正直。
タイ人は「頑張る」ことよりも「楽しく、楽に、幸せに」な小さな選択を日々積み重ねて

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象乗りについて真剣に考えた

象乗りについて真剣に考えた

タイ観光で人気のアクティビティの一つが象乗りです。しかし、近年主に動物愛護団体から「人間に従順な象というのは自然な状態ではなく、人間による虐待過程を経てそうなっている。そんな残酷なアクティビティを支援してはいけない」という批判にさらされ、「no elephant ride(象乗りなし)」が新しい倫理的な観光アクティビティの旗印と掲げられるようになってきています。

lonely planet(世界

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結局、「海外で働きたい」というのは何だったか

結局、「海外で働きたい」というのは何だったか

私は父の仕事にあわせ、幼少期をヨーロッパ、アジア複数ヶ国で過ごしました。社会人になるまで海外に出たことがなく、海外に憧れていた父は私によく言いました。

「こんな機会に恵まれた日本人はそうそういないんだから、将来はグローバルリーダーになりなさい」

グローバルリーダーになること。
その目標を捨てることができなくて、就職先は海外転勤の可能性がある会社を選びました。

そんな私にとって、海外で働く機会

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アイデンティティを自分で定義する

アイデンティティを自分で定義する

以前書いたnoteからの抜粋で、これは私の個人的な体験です。

所属欲求は人間の基本的な欲求の一つなので、私にとって、海外に行ったら日本人に見られるのに(つまり外国人の仲間入りができるわけでもなく)、日本に帰ったら「日本人らしくない」とレッテルを貼られ続ける体験は痛みそのものでした。

これまで実に20年弱(!)かけて色んな出来事を咀嚼し、悩み、海外の知見にも頼りつつ、やっとやっと「アイデンティテ

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強みに着目して生きる:帰国子女の場合

強みに着目して生きる:帰国子女の場合

昨日は帰国子女であることより生じた不安感を和らげる方法について書いたのですが、今日はさらにそれをどうやってポジティブなストーリーに変換させて生きていくか、簡単にまとめます。 

あなたの強みも見つかるかも?

TCK(帰国子女)に良く見られる強みに関するまとめです。最後の言語能力以外は、根っこに「偏見がなく心が広い(違いに寛容である)こと」が共通してあるかなと思います。

例えば;

適応力が高い

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東大女子率20%の壁をなぜ突破できないのか

東大女子率20%の壁をなぜ突破できないのか

「色んな国のトップの大学では男女比が5:5なのに、なんで日本トップの東京大学は女子が20%しかいないの?日本の女性はバカなの?」

私が大学時代に多国籍の大学生と一緒にお昼を食べていたときに聞かれた質問です。

確かに、世界の大学ランキングのtop10と、アジア圏の東京大学よりランクが高い大学の女子率を並べて見てみると東大の女子率の低さが異様に目立ちます。

「違う、学力に男女差はない!ただ社会か

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緊急時のリーダーシップ|欧米型vs日本型

緊急時のリーダーシップ|欧米型vs日本型

コロナは全世界が一斉に直面した共通の危機です。各国の対応を見比べるとその国の特徴がよく顕れていると思い、各国の対応をなるべく追ってきた数ヵ月でした。

特にそのとき「リーダーシップとは何か」というテーマに関心を寄せて勉強していたので、そんな切り口から、私が学んだことをまとめます。

欧米流・危機対応下で発揮すべきリーダーシップアメリカMBAに行った方が「リーダーシップに関する研究の蓄積量が日本の比

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人生全体で設計するワークライフバランス

人生全体で設計するワークライフバランス

仕事は楽しい。子どもも欲しい。でも、仕事と子育ては両立するのか。そんなモヤモヤで一歩踏み出せずにいたときに、薄井シンシアさんの話をオンラインで聞く機会に恵まれました。

シンシアさんは、専業主婦を経て子育てが落ち着いた40代後半で仕事の世界に戻り、高級ホテルのディレクターなどを経て現在は日本コカ・コーラで東京オリンピックホスピタリティの責任者を務めている方です。

そんなシンシアさんに私のモヤモヤ

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他人が期待する人生ではなく、自分が生きたい人生を生きる

他人が期待する人生ではなく、自分が生きたい人生を生きる

「自分の人生を生きて」

そんな言葉をかけてもらったことが人生で何度かあります。その先数年間の人生の方向性を決定づけるような決断をする前に、相談した相手にかけられた言葉です。

その瞬間は背中を押してもらった気がしてなんとなく前向きな気持ちになるんだけど、逆に「自分の人生を生きていない」ってどういうことなのか腹落ちしていない面もありました。

そんな時に出会った言葉。

緩和ケアを職業とする著

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共働き世代に残された課題

共働き世代に残された課題

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「私のお母さんは専業主婦です。仕事と家庭を両立するってどうやるのか、正直イメージが湧かず不安です。」

以前高校生のキャリア相談を受けたときに言われた言葉です。自分の一回り下の世代も「お母さんが専業主婦」がまだまだ多くて、自分と同じような悩みを抱えているということに新鮮な驚きを感じました。

でもそれは確かに考えてみれば分かることで、専業主婦世帯数と共働き世帯数がやっと並び始めたのが

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仕事していて、子供はいつ産めばいいの?|一連の思索のまとめ

仕事していて、子供はいつ産めばいいの?|一連の思索のまとめ

仕事でやりたいこと、上司に「やってほしい」と言われていることは沢山あって、キャリアを中断する隙はないように感じられる。同僚の男性たちは、キャリアの中断を想定することなく、野心的なキャリア論を語っている。

仕事していて、子供はいつ産めばいいの?良いタイミングはいつか来るの?どうやって覚悟するの?

そんな悩みが私の頭の中を占めている2020年で、色んな人の言葉や本の言葉に耳を傾ける年でした。自分の

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育児したら出世できなくなるのは正当か

twitterでこちらの質問箱の回答が流れてきて、至極理路整然とした回答であるものの、何となくモヤモヤしたので真面目に考えてみました。

こちらの回答は理解できるのですが、追加的に考えられることとして、その悪影響がどの程度持続するかという論点が挙げられます。ケア労働によって収入が短期的に下がるだけなのか、長期的に出世コースから外されるかの違いは大きいです。後者は「会社への貢献度が高い人を評価する」

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概念整理:メンターとスポンサー

概念整理:メンターとスポンサー

特に「女性が活躍するには…」という文脈でよく「メンター・スポンサー(が大事)」という言葉を見聞きします。でもこれらが何を指し、どのように活用すればいいのかピンと来ていなかったので、色んな文献を振り返って頭の中を整理整頓してみました。(参考文献は文末に記載)

特にキャリアの初期においては、メンターの支援も受けて自信をつけることが、後に仕事で花開くために重要のようです。
一方、メンターは「アドバイス

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