強みに着目して生きる:帰国子女の場合
昨日は帰国子女であることより生じた不安感を和らげる方法について書いたのですが、今日はさらにそれをどうやってポジティブなストーリーに変換させて生きていくか、簡単にまとめます。
あなたの強みも見つかるかも?
TCK(帰国子女)に良く見られる強みに関するまとめです。最後の言語能力以外は、根っこに「偏見がなく心が広い(違いに寛容である)こと」が共通してあるかなと思います。
例えば;
適応力が高い
=自分の常識が通じない新しい環境に素早く適応するコツは、その場を制しているルールが何であるかを観察し、自分の常識に囚われずに新しいルールを採用して自分の行動指針を変えていくことがいかに素早くできるか、という能力と言えるのではないでしょうか。
共感力が高い
=共感とは、”相手のことを全人格で捉え、相手が何を意図しているかその文脈も含めて真に理解するまで評価判断をしないこと* ” のようです。相手は自分と違う価値観を持っているかもしれないということを前提に、自分の尺度で決めつけをしないということは、翻って共感する能力が高いことの表れのようです。
日本で帰国子女というと、「英語ができる」の一点でその意義を語られがちだし、それがかえってプレッシャーになりますが、異なる環境に飛び込んだ経験はきっと色んな形で資産になっているはず。その語学力以外の良い点に目を向け、ポジティブなストーリーを生きれるようになりたいな、と私は思っています。
自分の弱みを把握するのは簡単だけど、強みって意識せずにやっているから意外と盲点だったり自分では言語化しにくかったりすると思います。このリストはあくまで一例ですが、自分の強みを考える一助になれば幸いです。
*最後に、私の稚拙なまとめで物足りない方は、英語ですがこちらをぜひ。TCKのお母さんが書いたTCK讃歌で、愛に溢れていてとても美しい文章です。
*帰国子女であることによる不安感やアイデンティティクライシスをどう克服するかについてはこちらをどうぞ。
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