仕事は楽しい。子どもも欲しい。でも、仕事と子育ては両立するのか。そんなモヤモヤで一歩踏み出せずにいたときに、薄井シンシアさんの話をオンラインで聞く機会に恵まれました。
シンシアさんは、専業主婦を経て子育てが落ち着いた40代後半で仕事の世界に戻り、高級ホテルのディレクターなどを経て現在は日本コカ・コーラで東京オリンピックホスピタリティの責任者を務めている方です。
そんなシンシアさんに私のモヤモヤを伝えてみたら、こんな趣旨の答えが返ってきました。
20代、30代の子育てが大変なときに無理してワークライフバランスを実現するのではなく、女性活躍が必要なら子育てから卒業した40代、50代の女性にもっと活躍してもらえばいいじゃない。
「ライフワークバランスは人生のスパンで捉えればよい」それがシンシアさんのメッセージでした。
全然考えてない方向からのメッセージを受け取り、どれだけ、人生は多様だと感じ入り、視野が開けた思いがしたことか。
このタイミングでお話しする機会に恵まれたことに感謝します。
この話を聞いたときに、もう一つ頭をよぎる言葉がありました。学生時代から尊敬していた緒方貞子さんの記事。
彼女も、「ライフワークバランスを人生スパンで捉える」先駆者だったのかもしれません。
最後に、ここまで思いを巡らせたことで、深みが増した『Lean In』の言葉も紹介します。
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