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ポップカルチャーは裏切らない

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”好きなものを好きだと言う"を基本姿勢に、ライブレポート、ディスクレビュー、感想文、コラムなどを書いている、本noteのメインマガジン。
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2018年10月の記事一覧

10月の色々

10月の色々

10/6 フリクリ プログレ
評判悪かったオルタナにもちゃんとハマったのでウキウキしながら観に行った。こちらが分かりやすく続編といった形で、明快で疾走感もあり、とても良かった。オープニングから、オルタナのクライマックスに使われてた「Thank you,my twilght」を終末世界上に乗っけるチートな演出で完全に持ってかれた。諦念と絶望に満ちた美少女に向き合う少年、位相は違えど確かなフリクリイズ

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フジファブリックと「ここは退屈迎えに来て」

フジファブリックと「ここは退屈迎えに来て」

近年、フジファブリックの「若者のすべて」がポピュラーな夏の終わりナンバーと化していることに複雑な思いを抱えてる。2007年、「Surfer King」「パッション・フルーツ」と珍奇な曲が立て続けにリリースされた後に出た突然のメランコリックで切ないシングル曲。「あれ?名曲じゃん、、、」と2chなどでじわじわ高まる人気をリアルタイムで感じていた中学2年生の僕としては、この福岡のハズレにある港町でこの曲

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風と稲穂の指定席へ座るプレイリスト

風と稲穂の指定席へ座るプレイリスト

夏の終わりに聴きたい曲を集めた「過ぎ去った夏が作り出したプレイリスト」(記事)に続き、秋に聴きたい曲でプレイリストを。そもそも、イベントも少ないし、描く事象も少ないからかホントに季節の中で一番扱われてないのが秋かと。あと、9月とか11月とか月指定のも入れればもっとあるけど、今回は全秋対応曲のみで。

1. Base Ball Bear「(LIKE A)TRANSFER GIRL」[AM1:00]

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cocono fest.とハナレフジ

cocono fest.とハナレフジ

10/13には2本のライブをハシゴした。良い歌ばかりの1日。

cocono fest.2018
九州内の音楽好きの有志が集まり、2015年からスタートしたフェスティバル。会場のさいとぴあはシンプルに公共施設で、図書館を通常オープンしてる建物の、第一会議室(こちらも、いわゆる公民館のホール)にて開催されるという、かなり異質なイベント。ですがブッキングのセンスは抜群。耳が早いリスナー目線なチョイスで

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アジカンとは

アジカンとは

#とは のテーマを書くために一番好きなバンドのことを引っ張り出してみる。2018年はASIAN KUNG-FU GENERATION、メジャーデビュー15周年。なのだけど特にそれを祝うイベントとかもないのでここでおめでとうございます、と。

「どういう音楽聴くの」と聞かれて「アジカンとかですかね」と答える人生を10年以上続けてるけど、その良さを言語化するのはとても難しかった。一般的に思われてる「リ

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