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スタベンになれそうもない文章たち

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希うもの

希うもの

 何年ぶりだろうか。
 若草と緑の2色塗りとなった京阪旧一般色が凱旋してきた。
 2200系の営業開始60周年を祝しての復活となり、沿線は現在歓喜に沸いているところである。
 京阪の各駅停車・準優等列車の塗装はやはりこの色でなくてはならない。平成10年代に生まれた自分にとっての脳内不変なイメージであり、いつも母親に連れられ三条駅の地下に向かうとこの2色塗りの電車が停車していた。
 もうその思い出も

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全てを潰しても

全てを潰しても

 懐かしい場所から、夕焼けを見届けた。
 烏丸北大路交差点。
 この近くに、自分が中学受験へ…と受験勉強をする為に通った塾がある。
 しかし、この塾がまた長続きしなかった。
 最終的には親を呼んでの3者面談を行なって塾と話し合い、最悪な形で塾を離れる事になった。とにかく恥ずかしい思い出しかない。
 素行が良くなかった…
というのは少なからずなのだが、どれだけ勉強させても彼の成績は上昇していかない…

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ロード激走

ロード激走

 一旦、遠征が終了した。
 成果を完全に纏めてネットにあげている時間…で完全に遠征が終結したと自分は思うのだが、まだまだその時間は遠いのだろう。
 最後は波乱のような形で終了した東京の遠征。
 やはり行く時はさっさと行って、帰る時になったら荷物を畳んでさっさと帰る遠征が1番潔いのだと今は感じる。派手なアクシデントを経験している傷の痛みが響いているからこそ、こんなことを今になって思うのかもしれないが

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東京、去り際に

東京、去り際に

 一先ず、今回の東京方面への遠征は無事に終了した。
 本来の自分での計画であれば、ベルーナDでの観戦の後に西武線に乗車し、そのまま東京駅に戻って夜行バスで帰阪する弾丸日帰りの予定であった。
 しかし、やはり祝日でイベントの開催なども多かったのだろうか。バスの座席は大半が埋まっており…どころではなく満席で、今日の東京滞在となったわけだ。
 仕事に詫びを入れて、自分は今日を過ごしている。
 本来であれ

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折り返し地点

折り返し地点

 所沢市のスーパー銭湯でこの記事を記している。
 カプセルルームを確保し、その中で寝ようかと思ったが夜食を胃の中に据えてしまったのでどうにも眠気は回るが寝る気になれない。
 さて、何の為に所沢市へ行ったろう。
 写真が答えである。
 ベルーナドームに、オリックスのビジター応援をしに行ったのだ。
 結果は3x-0と大敗であった。
 スコアにしてみれば大した差は感じないかもしれない。
 しかし、現地で

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家族を思って

家族を思って

 先ほど、自分の遠征の関係で東京に到着した。
 久しぶりに乗車する山手線などは自分にとっての刺激になり、大阪を普段見ている自分にとっては斬新すぎるものだった。
 少しだけの目的を達成したので、今は朝の食事を摂りつつ次の目的地へと西武池袋線に乗車しようとしているところだ。
 先日、妹の家から郵便が我が家に到着した。
 住所には、自分にとって遠く離れた地名が記されていた。東京に近い場所に妹は旅立った。

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