S.BAN☆

May all the people be happy♥️

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ぼくはS.BAN☆。神さまはぼくに自閉症っていうへんてこな名前の障がいをくれた。

ぼくは学校が好きじゃない ぼくは話すことや勉強することが苦しい 思ったことが言葉や文字にならない ぼくはいつもひまわり教室に一人でいる 友達と言える人は学校には…

S.BAN☆
3年前
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うまく言葉が話せないぼくと、言葉を求める社会。

ぼくは人前では話せない よく勘違いされるけど 話さないんじゃなくて 話せない 頭の中には言葉があるのに いざ口から出そうとすると 出てこなくなる まるで 誰かが無理や…

S.BAN☆
1年前
20

BBAがやたら元気だ。

ここのところ BBAがやたら元気だ 元気がないより 元気な方がいいかもしれないけど 元気すぎるのもどうなんだろう あ、BBAっていうのは 「ババア」の略ね つまり、か…

S.BAN☆
1年前
8

十四才。

11月5日、ぼくは十四才になった 十四才って もっと大人に近づくのかなって なる前は思ってた だけど ぼくはぼくのまんま 十四才になった 変わったことと言えば あんまり…

S.BAN☆
1年前
7

ぼくが、ぼくであるために。

ぼくは中学校へ行く時 中学校の制服を着ていない ぼくの通う中学校では 男の子はみんな学ラン 女の子はみんなブレザーにスカート って決まってるしみんな着てる ぼく…

S.BAN☆
1年前
15

生きてるだけですげぇんだぞ!!!

日曜日が終わりに近づくと いつも思うことがある 世界中には たくさんの数えきれないほどの 大切な命があって そこに命があるのは ものすごい奇跡だと思うんだ 何か…

S.BAN☆
1年前
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自分らしさ。

夏に応募していた 『自分らしさ』をテーマにした 三菱鉛筆のアートコンテストで EMOTT賞という賞をもらった https://www.mpuni.co.jp/news/20221007-52873.html この…

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1年前
7

愛こそすべて~ウクライナへ愛をこめて~

ロシアがウクライナに進攻をはじめて もう半年が過ぎた こうして文章を書いている間にも 世界のどこかで争いが起き 世界のどこかに爆弾が落ち 世界のどこかで大切ない…

S.BAN☆
1年前
5

いのち。

6月26日の朝、もんちゃんが旅立った もんちゃんは小桜インコの女の子で まだ、たったの一歳だった その日は日曜日で ぼくはまだ夢の中にいた かあちゃんの 「もんちゃ…

S.BAN☆
2年前
15

雨のち晴れ。時々、虹。

ぼくは中学2年生になった 1年生の時は 絶え間のない どしゃ降りの雨のような日々だった ぼくの存在や ぼくの心 ぼくの大切な親友 すべてを置き去りにされて 苦し…

S.BAN☆
2年前
15

愛することができる人は、愛されたと思える経験がある人。

やっと春休みになった 春休みはすごく短いから あっという間に終わってしまう ぼくは 苦しかった日々から解放されて 少しだけ自由になった気がする だけど 1年もの…

S.BAN☆
2年前
30

鬱でもいい、笑えなくてもいい、いつか、雨は上がる。

最近、ぼくはしんどすぎて 少し動くだけでも めちゃくちゃ疲れてしまう 『学校』っていう言葉を考えただけで 吐き気がして気持ち悪くなる 『生きる』っていうことを考…

S.BAN☆
2年前
7

ぼくの給食。

ぼくは なんでもそうなんだけど 早く動いたり早く書いたり 早くしゃべったりできない いつもぼくのスピードでしかできない 朝起きるのも ご飯を食べたり 学校の用意…

S.BAN☆
2年前
8

言葉は、魔法だ。

ぼくたちがいつも使っている言葉 しゃべれない人でも 手話とか筆談とかで言葉を使うと思う 言葉には魂が宿る って、知ってる? 信じる? ぼくは知ってるし信じてる …

S.BAN☆
2年前
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苦しみの向こう側。

親友がまたパニック発作を起こした 何度も何度も パニック発作で暴れて 疲れて動かなくなって また発作で暴れるのを 繰り返したらしい ぼくは担任から 危ないから別…

S.BAN☆
2年前
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世界中の人に愛を届けたい!これからもぼくは、世界中の幸せを祈りながら絵を描いていくよ。

ぼくは 小学校5年生の時に アーティストになった 誰かに認められたからとか 誰かが言ったからなったんじゃなくて 自分で決めてアーティストになった ぼくは 人と…

S.BAN☆
2年前
8
ぼくはS.BAN☆。神さまはぼくに自閉症っていうへんてこな名前の障がいをくれた。

ぼくはS.BAN☆。神さまはぼくに自閉症っていうへんてこな名前の障がいをくれた。

ぼくは学校が好きじゃない

ぼくは話すことや勉強することが苦しい

思ったことが言葉や文字にならない

ぼくはいつもひまわり教室に一人でいる

友達と言える人は学校にはいない

学校にはぼくの好きなものがない

だから学校が好きじゃない

ぼくが好きなのは絵を描くこと

絵を描くのに言葉はいらない

どんなふうに描いてもいい

どんな思いで描いてもいい

紙と鉛筆があったらどこででも描ける

いら

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うまく言葉が話せないぼくと、言葉を求める社会。

うまく言葉が話せないぼくと、言葉を求める社会。

ぼくは人前では話せない
よく勘違いされるけど
話さないんじゃなくて
話せない
頭の中には言葉があるのに
いざ口から出そうとすると
出てこなくなる

まるで
誰かが無理やり
ハサミでちょんぎったみたいに
ぼくの頭の中の言葉は
泡になって音にはならない

逆に人前でも話せる時がある
それはずっと前から知ってる人だったり
ぼくが好きな人だったりする

でも同じ人とでも話せない時もある
それがどうしてなの

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BBAがやたら元気だ。

BBAがやたら元気だ。

ここのところ
BBAがやたら元気だ
元気がないより
元気な方がいいかもしれないけど
元気すぎるのもどうなんだろう

あ、BBAっていうのは
「ババア」の略ね
つまり、かあちゃんのことね

ブルーハーツばっかり聴いてたのに
最近はハイロウズばっかりで
家の中でも車の中でも
ずっとハイロウズかけてる
BBA、進化してるじゃん

おまけに
プレゼンツの雨あがりを
毎日毎日ずっと歌ってるから

「そんなに

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十四才。

十四才。

11月5日、ぼくは十四才になった

十四才って
もっと大人に近づくのかなって
なる前は思ってた
だけど
ぼくはぼくのまんま
十四才になった

変わったことと言えば
あんまり絵を描かなくなった
描かなくなったというよりは
絵を描くことに興味がなくなった
絵を描くことの代わりに
Minecraftに興味が集中してる

あんまり描かないけど
気晴らしに少し描く時もある
何かを祈る時
何かを伝えたい時

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ぼくが、ぼくであるために。

ぼくが、ぼくであるために。

ぼくは中学校へ行く時

中学校の制服を着ていない

ぼくの通う中学校では

男の子はみんな学ラン

女の子はみんなブレザーにスカート

って決まってるしみんな着てる

ぼくはどっちも着てない

ぼくが着ているのは小学校のブレザー

ぼくは小学校のブレザーを気に入ってる

ボタンが少ないから着やすいし

ゆったりしてるから動きやすいし

何よりも男女兼用だから気に入ってる

だけど

“男女兼用”っ

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生きてるだけですげぇんだぞ!!!

生きてるだけですげぇんだぞ!!!

日曜日が終わりに近づくと

いつも思うことがある

世界中には

たくさんの数えきれないほどの

大切な命があって

そこに命があるのは

ものすごい奇跡だと思うんだ

何かができたから価値があるとか

何かができないから価値がないとか

そんなしょうもないことなんて

気にする必要も

気に病む必要もないんだよ

今ここにぼくの命があって

今そこにあなたの命がある

こんなにすげぇことはないん

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自分らしさ。

自分らしさ。

夏に応募していた

『自分らしさ』をテーマにした

三菱鉛筆のアートコンテストで

EMOTT賞という賞をもらった

https://www.mpuni.co.jp/news/20221007-52873.html

このコンテストは

アートと文章の両方が審査される

ぼくにはちょっと難しい

コンテストだった

ぼくは絵を描くときにいつも

三菱鉛筆の888の色鉛筆をつかう

描きやすくてきれ

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愛こそすべて~ウクライナへ愛をこめて~

愛こそすべて~ウクライナへ愛をこめて~

ロシアがウクライナに進攻をはじめて

もう半年が過ぎた

こうして文章を書いている間にも

世界のどこかで争いが起き

世界のどこかに爆弾が落ち

世界のどこかで大切ないのちが奪われている

戦争や争いからは

憎しみや悲しみしか生まれない

なのにどうして

世界を支えているはずの大人たちが

これから世界を支えていく子どもたちさえも

簡単に殺したり傷つけたりできるのだろう

しかも

自分の

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いのち。

いのち。

6月26日の朝、もんちゃんが旅立った
もんちゃんは小桜インコの女の子で
まだ、たったの一歳だった

その日は日曜日で
ぼくはまだ夢の中にいた
かあちゃんの
「もんちゃんがもうダメかもしれない!」
という、聞き慣れない言葉と
普通ではない空気に起こされて
まだはっきり見えない目で
かあちゃんの手の中にいるもんちゃんを見た

もんちゃんは目をぎゅっと閉じて
いつもとは全然違う表情で
いつもより大きな呼

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雨のち晴れ。時々、虹。

雨のち晴れ。時々、虹。

ぼくは中学2年生になった

1年生の時は

絶え間のない

どしゃ降りの雨のような日々だった

ぼくの存在や

ぼくの心

ぼくの大切な親友

すべてを置き去りにされて

苦しくて悲しくて

息をするのもやっとだった

よく、ぼくは生きていたんだと思うくらい

最悪の1年だった

春休みが終わる頃

ぼくは

2年の先生がどんな人になるのか

気になって仕方がなかった

どうせまた2年になったって

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愛することができる人は、愛されたと思える経験がある人。

愛することができる人は、愛されたと思える経験がある人。

やっと春休みになった

春休みはすごく短いから

あっという間に終わってしまう

ぼくは

苦しかった日々から解放されて

少しだけ自由になった気がする

だけど

1年もの間、ぼくに染み込み続けた毒は

なかなか抜けてくれそうにもない

生きることさえ

どうでもよくなるくらい苦しかった時

ぼくは無意識に

中塚先生や坂爪さんのことを考えていた

中塚先生はぼくが小学生の時

2、3、5、6年

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鬱でもいい、笑えなくてもいい、いつか、雨は上がる。

鬱でもいい、笑えなくてもいい、いつか、雨は上がる。

最近、ぼくはしんどすぎて

少し動くだけでも

めちゃくちゃ疲れてしまう

『学校』っていう言葉を考えただけで

吐き気がして気持ち悪くなる

『生きる』っていうことを考えただけで

もう50年くらい生きてきたような

空っぽの気持ちになる

逃げたい

逃げたいけど

逃げる気力も出ない

多分

ぼくは鬱っていう状態が続いてる

ぼくの生きている世界から

美しいものや

楽しいこと

幸せな

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ぼくの給食。

ぼくの給食。

ぼくは

なんでもそうなんだけど

早く動いたり早く書いたり

早くしゃべったりできない

いつもぼくのスピードでしかできない

朝起きるのも

ご飯を食べたり

学校の用意をするのも

ゆっくりしかできない

給食の時も早く食べれない

学校は全部時間が決まっているから

ぼくはいつも給食を全部食べれない

食べている途中で「かたづけるね!」って、担任が持っていってしまうまだ半分しか食べてないの

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言葉は、魔法だ。

言葉は、魔法だ。

ぼくたちがいつも使っている言葉

しゃべれない人でも

手話とか筆談とかで言葉を使うと思う

言葉には魂が宿る

って、知ってる?

信じる?

ぼくは知ってるし信じてる

言葉はね、

ぼくたちが自由に使える魔法なんだよ。

どんな言葉を話すか

どんな言葉を話してもらえるか

どんな言葉を思い浮かべるかとかで

人生は全然違ってくると思うんだ

ぼくは

言葉を話すことが得意じゃなかったから

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苦しみの向こう側。

苦しみの向こう側。

親友がまたパニック発作を起こした

何度も何度も

パニック発作で暴れて

疲れて動かなくなって

また発作で暴れるのを

繰り返したらしい

ぼくは担任から

危ないから別の部屋に避難するように

と言われて

親友が調子が悪い間は

カウンセリングルームで過ごしていた

親友の調子は良くならなくて

おかあさんが四時間目に迎えに来た

親友のパニック発作には原因がある

突然の音や誰かの声がき

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世界中の人に愛を届けたい!これからもぼくは、世界中の幸せを祈りながら絵を描いていくよ。

世界中の人に愛を届けたい!これからもぼくは、世界中の幸せを祈りながら絵を描いていくよ。



ぼくは

小学校5年生の時に

アーティストになった

誰かに認められたからとか

誰かが言ったからなったんじゃなくて

自分で決めてアーティストになった

ぼくは

人と話したり

勉強をしたり

運動をしたり

たくさんの人の中で過ごしたり

多くの人が

“当たり前にできる”

と思っていることが同じようにはできない

ぼくからしたら

“当たり前のこと”

なんて世の中には存在しない

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