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自分らしさ。
夏に応募していた 『自分らしさ』をテーマにした 三菱鉛筆のアートコンテストで EMOTT賞という賞をもらった https://www.mpuni.co.jp/news/20221007-52873.html この…
うまく言葉が話せないぼくと、言葉を求める社会。
ぼくは人前では話せない
よく勘違いされるけど
話さないんじゃなくて
話せない
頭の中には言葉があるのに
いざ口から出そうとすると
出てこなくなる
まるで
誰かが無理やり
ハサミでちょんぎったみたいに
ぼくの頭の中の言葉は
泡になって音にはならない
逆に人前でも話せる時がある
それはずっと前から知ってる人だったり
ぼくが好きな人だったりする
でも同じ人とでも話せない時もある
それがどうしてなの
BBAがやたら元気だ。
ここのところ
BBAがやたら元気だ
元気がないより
元気な方がいいかもしれないけど
元気すぎるのもどうなんだろう
あ、BBAっていうのは
「ババア」の略ね
つまり、かあちゃんのことね
ブルーハーツばっかり聴いてたのに
最近はハイロウズばっかりで
家の中でも車の中でも
ずっとハイロウズかけてる
BBA、進化してるじゃん
おまけに
プレゼンツの雨あがりを
毎日毎日ずっと歌ってるから
「そんなに
ぼくが、ぼくであるために。
ぼくは中学校へ行く時
中学校の制服を着ていない
ぼくの通う中学校では
男の子はみんな学ラン
女の子はみんなブレザーにスカート
って決まってるしみんな着てる
ぼくはどっちも着てない
ぼくが着ているのは小学校のブレザー
ぼくは小学校のブレザーを気に入ってる
ボタンが少ないから着やすいし
ゆったりしてるから動きやすいし
何よりも男女兼用だから気に入ってる
だけど
“男女兼用”っ
自分らしさ。
夏に応募していた
『自分らしさ』をテーマにした
三菱鉛筆のアートコンテストで
EMOTT賞という賞をもらった
https://www.mpuni.co.jp/news/20221007-52873.html
このコンテストは
アートと文章の両方が審査される
ぼくにはちょっと難しい
コンテストだった
ぼくは絵を描くときにいつも
三菱鉛筆の888の色鉛筆をつかう
描きやすくてきれ
愛こそすべて~ウクライナへ愛をこめて~
ロシアがウクライナに進攻をはじめて
もう半年が過ぎた
こうして文章を書いている間にも
世界のどこかで争いが起き
世界のどこかに爆弾が落ち
世界のどこかで大切ないのちが奪われている
戦争や争いからは
憎しみや悲しみしか生まれない
なのにどうして
世界を支えているはずの大人たちが
これから世界を支えていく子どもたちさえも
簡単に殺したり傷つけたりできるのだろう
しかも
自分の
愛することができる人は、愛されたと思える経験がある人。
やっと春休みになった
春休みはすごく短いから
あっという間に終わってしまう
ぼくは
苦しかった日々から解放されて
少しだけ自由になった気がする
だけど
1年もの間、ぼくに染み込み続けた毒は
なかなか抜けてくれそうにもない
生きることさえ
どうでもよくなるくらい苦しかった時
ぼくは無意識に
中塚先生や坂爪さんのことを考えていた
中塚先生はぼくが小学生の時
2、3、5、6年
鬱でもいい、笑えなくてもいい、いつか、雨は上がる。
最近、ぼくはしんどすぎて
少し動くだけでも
めちゃくちゃ疲れてしまう
『学校』っていう言葉を考えただけで
吐き気がして気持ち悪くなる
『生きる』っていうことを考えただけで
もう50年くらい生きてきたような
空っぽの気持ちになる
逃げたい
逃げたいけど
逃げる気力も出ない
多分
ぼくは鬱っていう状態が続いてる
ぼくの生きている世界から
美しいものや
楽しいこと
幸せな
世界中の人に愛を届けたい!これからもぼくは、世界中の幸せを祈りながら絵を描いていくよ。
ぼくは
小学校5年生の時に
アーティストになった
誰かに認められたからとか
誰かが言ったからなったんじゃなくて
自分で決めてアーティストになった
ぼくは
人と話したり
勉強をしたり
運動をしたり
たくさんの人の中で過ごしたり
多くの人が
“当たり前にできる”
と思っていることが同じようにはできない
ぼくからしたら
“当たり前のこと”
なんて世の中には存在しない