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ぼくが、ぼくであるために。


ぼくは中学校へ行く時

中学校の制服を着ていない

ぼくの通う中学校では

男の子はみんな学ラン

女の子はみんなブレザーにスカート

って決まってるしみんな着てる

ぼくはどっちも着てない

ぼくが着ているのは小学校のブレザー

ぼくは小学校のブレザーを気に入ってる

ボタンが少ないから着やすいし

ゆったりしてるから動きやすいし

何よりも男女兼用だから気に入ってる

だけど

“男女兼用”っていう言い方は好きじゃない

今どきの言い方だったら

”ジェンダーレス”だから気に入ってる☺️

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男の子だから学ラン着なさいとか

女の子だからスカート履きなさいとか

なんで決めちゃうんだろうね?

なんで制服なんてあるんだろうね?

そんな風に型に同じように人をはめ込んで

何が楽しいんだろうね?

ぼくは小学校のブレザーが好きだから

みんなと違っても気にしないし

みんなと同じになりたいとも思わない

みんなは何で人と同じであることに

安心したりするんだろう?

それが自分の本当の気持ちじゃなくても?

それが本当の自分じゃなくても?

ぼくにはそれが分からない

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ぼくは、ぼくであるために

これからも小学校のブレザーを着る

どんなに人から笑われたっていい

笑いたいやつは笑ったらいい

そんなことはどうだっていいんだ

ぼくは、ぼくを生きる

ぼくは最近急に身長が伸びて

小学校のブレザーは小さくなってしまった

服屋さんに小学校のブレザーを注文して

ぼくの新しいブレザーがやって来た

ぼくのよく知っている形や色や匂いで

やっぱり安心する

小学校のブレザーを注文する時に

ぼくのことを知っていてくれて

応援してくれてる素敵な人が

助けてくれたって

かあちゃんが言ってた

ぼくはそれを聞いてとてもうれしくなった

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みんなに理解してもらわなくていい

時々、こうやって

素敵な人に出会えるから

きっとこれからも出会えるから

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ぼくの新しいブレザーを注文してくれた

優しい店員さんへ

ありがとうございます

ぼくは人前で話せないから

直接言葉で伝えられないけど

あなたのような優しい人に

出会えたことがとてもうれしいです

あなたが幸せでありますように

May all the people be happy❤️


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