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#創作大賞感想 猿荻レオンさんという人を堪能する

#創作大賞感想 猿荻レオンさんという人を堪能する

著者:猿荻レオンさん

今さら紹介の必要もないほどの方、猿荻レオンさん。
その世界感と読みやすさ、心にしっとり入ってくる文章はレオンさんならではだと思う。

小説もエッセイも書いていらっしゃるレオンさん。
私はエッセイ好きなので、たくさんのエッセイを読ませていただいた。

その中からこちらを。

重いことを書いている。
あの頃の、レオンさんの息苦しさをありありと想像させる。

でも、不思議とその重

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パンには幸福が詰まっている

パンには幸福が詰まっている

パン。
なんであんなに美味しいの? パン。

そう。何を隠そう私はパンが大好きだ。

とはいえ、毎日食べたりはしないし、たまに買ってきて食べるだけだけど。

用事があったその日、私は福岡市中央区六本松まで出かけた。
平日に六本松に行くと必ず立ち寄りたいのが、パン屋さん。

今日は、大人買いするんだ! パンを!
ということで、大量にパンを購入。私はトレーにギッチギチにパンを乗せた。

いっぱい買った

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カレーをめぐる冒険

カレーをめぐる冒険

食べ慣れたカレーを見つめた夫が、突然、私に胸のうちを教えてくれた。

「カレーは、具がない方が好きなんだ」

あまりの衝撃的な言葉に、私は自分の耳を疑った。私は彼の前に、何度具がごろっと入ったカレーを出しただろうか。私は思い出せなかった。数えきれないかもしれないし、数えたことがないだけかもしれない。

彼の口から放たれた言葉は、あまりに自然だった。でも、具沢山のカレーを作る女に吐くには勇気が必要だ

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男の子になりたかった

男の子になりたかった

学ランが着たかった。

どうやったらセーラー服じゃなくて学ランを着て学校に行けるかを、ずっと考えてた小学6年生だった。なんで女子はセーラー服で、男子は学ランなんだろうって思ってた。スカートなんて持ってなくて、いつもジーンズを履いていたから、急にスカートを履くなんて違和感しかなかった。

サラ・コナーみたくタンクトップに細身のパンツを履いて、マシンガンをぶっ放す女の人になりたいのにさ。セーラー服に機

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みんなの #創作大賞2024 note読んだまとめ100作

みんなの #創作大賞2024 note読んだまとめ100作

創作大賞2024、たくさん読みました。



どうも!
年末に小説を100作読むの野やぎです!

なんだかんだ3年続けている100作読む。ありがとうございます!ちょうど創作大賞と同い年ですね。3年目!すごい!

もともとはnoteって小説なかなか読まれにくいよね→よしならば読もう!と、年末に今年書かれた小説をどどんと読んでいたのですが、いまやすっかりnoteは小説読めるプラットフォームになって!

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思わずマネしたくなったnoteの書き方5選

思わずマネしたくなったnoteの書き方5選

こんにちは、noteを始めて約2週間の、朝瀬あきです。
皆さん、スキした記事って、見返すことはありますか?

私、あまりこの機能を使っていなくて。
でも、ふと見返してみたら、読んでいて「わぁ、この記事すてき!」と思ったわくわく感が蘇ってきたんです。

せっかくいただいたこの感動。
広めたいし、自分の中にもしっかりと留めておきたい。
そして、こんな風に私も書けるようになりたい。

そう思って、特に印

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「読」だけなのに満たれてる「胃」|『白雪美香は彼氏ができない!』|#創作大賞感想文

「読」だけなのに満たれてる「胃」|『白雪美香は彼氏ができない!』|#創作大賞感想文

ただいま絶賛お祭り中です。猫暮です。

え、外から祭囃子でも聞こえてきているのかって?
そうじゃあありません。
note創作大賞2024ってことで、文章たちが静かにどんちゃん騒いでいるんです。

ごはんがパンパンに詰まったイカ焼きの香りもないし、キリンの首みたいな長さをしたソーセージが列をなしているわけでもない。
ぐるぐるとポールダンスしながらスモークされるドネルケバブもないですし、明らかに糖分の

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創作大賞感想 ユキミとペローとレオンさん

創作大賞感想 ユキミとペローとレオンさん

書いている本人が楽しそうに書いているのが、読み手に伝わる時がある。本人はどういう気持ちで投稿したのかは私には分からないし、それは分からなくても良いことだと思っている。でも今もきっとドキドキしていると思う。おそらく本人の中でも一方向に振り切る覚悟で書いた作品なのだろうと思った。

彼女の普段の文体は、テーマにそった考察、エッセイ、食、多種多様に文体を変化させる。どれもが面白く、手を抜いていそうに見え

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『勝手に好きな人紹介第1弾』

『勝手に好きな人紹介第1弾』

いつも『「じゃ」へ。』をはじめ私めのnoteをご覧頂きありがとうございます。

本日は個人的大好きnoterさんを勝手に紹介させて頂きます。

思えば、紹介してもらってばかり&「紹介してくれくれマン(恥)」だったので今度は僕の番ではないかと思った次第です。

今回は第1弾(続くか未定)です。

それではレッツゴー!

1人目:イトーダーキさん最初に僕のことを紹介してくれた方です。(勝手に隣人紹介で

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表か裏か #創作大賞感想

表か裏か #創作大賞感想

あらすじから物語の扉を開けて、進んでいく。その先は、歩いていたり、走り出してみたり、それとも立ち止まったり、あるいは踵を返したり、読み手の好みや経験によって、そのスピード感は異なる。

これはあくまでも個人的な感想だが、始まりから”重たい”と感じてしまった。僕自身の恋愛経験の少なさも然り、テーマとして興味が薄いことも然り、とにかく読むスピードが上がらない。

もしかしたら、読み手が女性なら、共感し

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気になる食エッセイ5選。

気になる食エッセイ5選。

年に一度のお祭り、「創作大賞」が始まりましたね。その中でも、キラリと光るステキな食エッセイを見つけたのでご紹介します。

◼️infocusさん

餃子を皮から作るなんて、むずかしそうだな。その概念が覆りました〜。小麦粉に中力粉を加えてコネコネする三女さん、可愛い。3時間かけて、餃子を作るシーンに胸打たれました。後半で家族が帰宅します。家族みんなで餃子を作ることに。仲良くて微笑ましいな。最後の「肉

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焼き鳥の先に見えた夜空のムコウ側

焼き鳥の先に見えた夜空のムコウ側

「今日晩ごはん、焼き鳥!?」

5人の子どもたちの目がキラリと光る。

しかし春の嵐。風激強。めちゃ肌寒い。それでもやるよ。だってもう60本買っちゃってるんだもん。他のおかずも一切作ってない。やるっきゃない。

なぜこんなに業スーのお家焼き鳥を食べたいか…それは猿荻レオンさんのnoteを読んでしまったから。

君は愛する人のために真冬に七輪で焼き鳥を焼けるか?答えはNOだ。だって普通に寒すぎるよね

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「なんのはなしです課」通信 悠悠な六通目

「なんのはなしです課」通信 悠悠な六通目

noteの街の路地裏へようこそ。先週も路地裏で「迷子になっただけ。私はここにいるはずじゃないのよ」と叫んでいる方達をいっぱい発見いたしましたので報告いたします。

「なんのはなしです課」通信ですが、毎週報告書を書き続け、ついに六週目です。皆様ありがとうございます。完全にタグが一人歩きをし始めて「はじめまして」の方に出会うことも多く「何の話」かも分からないまま、もし不快な思いをさせてしまった方がいた

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【御礼&作品紹介】「#買ったわけ」たくさんの投稿、ありがとうございました!

【御礼&作品紹介】「#買ったわけ」たくさんの投稿、ありがとうございました!

2024年2月9日~3月10日、noteさんとコラボしたお題企画「#買ったわけ」を開催しました。

物価上昇の話題が絶えない昨今ではありますが、たくさんの魅力的なモノ(商品)に溢れている世の中で皆さまがどんなモノと出会うのか、そして”買いたい”と思うのか、そんな一人ひとりのストーリーを教えていただきたいという思いから実施した今回の企画。最終的には約2,400件の投稿が集まり、私たちがこれまで実施し

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