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#創作大賞感想 猿荻レオンさんという人を堪能する

著者:猿荻レオンさん

今さら紹介の必要もないほどの方、猿荻レオンさん。
その世界感と読みやすさ、心にしっとり入ってくる文章はレオンさんならではだと思う。


小説もエッセイも書いていらっしゃるレオンさん。
私はエッセイ好きなので、たくさんのエッセイを読ませていただいた。


その中からこちらを。

重いことを書いている。
あの頃の、レオンさんの息苦しさをありありと想像させる。


でも、不思議とその重さに読者を道連れにする感が全くない。

まえがきでも、あとがきでも、この作品を公開してもよかったのかというレオンさんの葛藤と、読者への気遣いや優しさが垣間見れる。


一読者の私としては、このエッセイがすごく好きだと思った。

それは一度でも「死にたい」という思いがかすめたことがあるからなのか、あの頃の息苦しさに共感したのか、はたまた夫と子供がいる身という共感からなのか、定かではない。

だけど、「あー!これ、好き!!!」って素直に思う。


夫婦にはいろいろあるから。
色々あった時、私はきっとまたこのエッセイを読みたくなる。


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