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Unknown7

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記事一覧

Dancer on a Needle

A trod butterfly says

They say it's the last song
They don't know us, you see
It's only the last song
If we let it be

This is so next to last song
Next to last song for me

私は可哀想なんかじゃないわ
ただ美しく

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ペリカン

理解は求めてはいないさ
自分ですら理解できないんだ
ハッ 鼻で笑えてしまえる人生じゃ
ロクなもんじゃないね

口にするのは簡単でも
退屈しのぎにはいいらしいと
フッ ようこそ 胡散臭い館へと
私が主人です

人は何故か私をペリカンと呼ぶ
自己犠牲に満ちて 守る 私の存在意義
愛を渡るのは私の習性
神様なんていないし 女神なんていないし
だから私は嘴に愛を詰め込み
遠慮なく 撒いて撒いて撒い

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クソ死にてぇ。

最後の歩道橋 撤去される歴史も
私が映る写真 燃えるように炭になる

微力な熱に冴え 恋にも落ちたことも
少年の顔をした少女が嘘を羽織った

布団の中での口癖を雲に吐くのは
壊されてしまう歩道橋の上からだからなのか
素直に声になる

クソ死にてぇ。 汚ならしい言葉を貼り付けて
クソ死にてぇ。 だけど 飛び降りられねぇ

−愚か者。

懐かしい記憶を 排除する遣り方で
精一杯に生

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KNOCK.KNOCK.

もうあたし明らかに あんたが嫌い
自己満に浸っては 他人を撥ねて
経験豊富ならば ねぇ わかってる?
私の身体を走る針の痛み

どれだけ偉いかわからないけど
図々しい当て付けに余談も知らず

だから KNOCK.KNOCK.したって開けない
あたしの心は頑なに閉ざしたまま
だって KNOCK.KNOCK.したって知らない
二度目はないんでしょ あんたのルールでしょ

あんたのルールによ

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火を拝借

まだ鳴かず飛ばずの歳だけど
悲しい経験なら沢山して来た
謎の下駄の音がする中で 幽霊提灯 手に持って

歩けど 歩けど 闇は深みを増す

やわな たかが知れた歳だけど
群青の泪なら随分と流した
謎の扉が開いたら 直ぐに 幽霊提灯 手に持って

歩けど 歩けど 闇は深みを増す

妖怪道を平気で歩けてしまうのは
生きてる者よりも怖いことはないから
たとえば 提灯の火が消えてしまったなら

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ボクは何かを見落とした

その雫が水溜りに落ちたとき
私の足元でちいさな波紋ができた
水面に映ってたネオンが歪んだら
ピンヒールで踏んでいく
明日へと向かうために NIGHT & DAY

そして気付くんだ ボクは何かを見落としたんだと
だから このままでこの半魚人じみた身体で
そして気付くんだ ボクの中にある異常さに
膝をつき 白いワンピースを汚した

歓楽街を行くたびに 泪模様
空はありふれてる雨曇りを風で流す

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忘却の道を逝く友へ

出会いがあれば おのずと別れもある
どういう別れ方なのかは肝心だけど
きっと 切れない糸など そら ないのでしょう

私は友達を選びます 厳しさも必要だけど
人格否定だけなら 誰にでもできるからです

人は社会に出ると変わってしまうもので
見失った道すらにも気付かず歩くでしょう
大切なプライドの靴に穴が空くほうが重要視され
遅かれ早かれ 本性が出てしまうのが人間で
サヨナラを踏み台に私はま

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PUZZLES

波音 夕暮れ 呼び掛ける 名前には
無機物 有機物 名を馳せた フリーランス
躊躇して おちょくって 2000(みれにあむ) 地球儀を
ボールの代理に 蹴り飛ばし 故のPUZZLUS

トリックのないミステリー 我が身の保守性
気晴らしに深呼吸したら あっけらかんのプラマイ
だって 矛盾は人生に必須にあるもの

傷付け証明したげる この身体でしたげる おゝ
酸で溶ける脳みそも 取れば萎(し

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愚図

どうせ愚図なのに どうせ愚図だから
そんな問い詰めなくても 大丈夫 何も出来やしない

だから愚図なのよ そんな愚図なのよ
誰かの手を借りなきゃ生きていけない 噫 謝るわ

あんたの云う通り 私は生きる価値のない生物
あんたの云う通り 私はこの世のゴミよ

棄てなくちゃね 無法地帯ならバレないわよ
私を手品で消し去り なんて凄いマジシャンね
あんたが云う どちらが価値ある生物かを
それ

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それがユーモア。 いっそユーモア。

畑違いの雨潸潸(さんさん) 愛情も自然には勝てない
流れ出したら止まらない川のように なんちゃら

それがユーモア。 いっそユーモア。
ユーモアと思わなきゃやってらんない。
人生をアフロヘアーに ディスコでダンス
夢もへったくれもない 愛を語り ワンドリンク
それがユーモア。 いっそユーモア。
否定することで己を保つユーモアなのね。

シバき荒らしの陽が燦燦 見境いなんてない関係性
もはや

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そのひと蹴りで肋を折った

大丈夫 今夜の雨降りに
傘など開かなくても歩ける
大丈夫 巧妙に自分の顔をぶち抜こう

そうすれば 今夜も雨盛り
濡らそう髪も思い出すらも
そうすれば いつになく自分を蔑んでいこう

涙はさんざん 川が溢れんばかりに降っても
それでも足りない 日本が沈むぐらいに降り続けて

キミのぬくもりが 違和感を生みだす優しさ
そのひと蹴りで肋(あばら)を折るなんて
誰も思わずに 雰囲気で放つ キ

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ラブレター

こゝろが炎上したら 私を抱いて 私を抱いて
どんなにバカにされても 夢.幻.と知ってるから

雨が俯くぐらいに 空が重くて 空が重くて
想いを書いたラブレター 水溜りに落ちて汚れた

白熱灯が熱されて燃え盛る無情さに
人を思いやることより きっと今の立場が大事
それでいて恋したがって 矛盾が生じる日々を
無理矢理つなぎ合わせて 束になって守っていく

都会の砂漠のなかで 私を知って 私

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いい夢を

すべての嘘を糸に紡ぎ
一本一本 丁寧に掛け合わせ
ようやく出来上がった洋服に
腕を通して 周りに嫌われたくて
キツい言葉もよりキツくしてガードを張った

ひとりって寂しくて ひとりって苦しくて
だけど ひとりで咲いていたいんだね
ひとりって泣きたくて ひとりって切なくて
だけど 孤独になって 散りたくて
夜に焼き付けて消えてしまいたくて…

街灯の下で 夢の塵(ごみ)
拾って拾って ボタン

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まず自分を愛しましょう

「人に愛されたければ まず自分を愛しましょう」
その方法をダレもボクに教えてくれないまま
ボクは時間を歩いて こんなオトナになりました

そして 紫陽花の色を変えていきます

真っ赤な紫陽花が 雨に打たれて心地良く
この景色を訝(いぶか)しげに見てる者に
人の痛みなど判るものか
「まず自分を愛しましょう」 夜も黙り込む

東京タワーとスカイツリーの間を通って
見つけた公園もボクの時間に

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