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ルトとお葬式

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葬儀社社員時代のエピソード等を書いていきます。
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#葬儀

ある葬儀で僕が行ったこと

ある葬儀で僕が行ったこと

 12月になると、色々とイベントが多くなるものである。
 師走(しわす)とも呼ばれるこの時期は、何かと忙しくなる。仕事納めで注文や取引の締め切りが早くなるし、年末年始を無事に迎えるための準備も進んでいく。さらにクリスマスだってある。
 年末年始が忙しくない人は、いないだろうと僕は思っている。

 そして僕は、12月になるとある葬儀を思い出す。
 僕が葬儀社社員として勤務していた頃。ちょうど12月に

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僕は「忘れ去られるべき人」になりたい

僕は「忘れ去られるべき人」になりたい

 僕は葬儀社で施行担当者として働いてきた。
 施行担当者は、電話での葬儀依頼受付から搬送、遺族との打ち合わせ、通夜と葬儀の立ち合い、葬儀後の片づけ、費用の説明など多岐にわたる仕事をこなす。
 遺族としては、葬儀を依頼した葬儀社の顔ともいえる存在であり、大切な人を亡くした悲しみに寄り添う存在でもある。

 葬儀を無事に滞りなく終わらせるだけでも、遺族からは感謝される。
 遺族や故人の気持ちを汲み取り

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「想い」は受け継がれていく

「想い」は受け継がれていく

 諸君、僕は京都が好きだ。

 1000年以上の長い間、日本の首都として機能し、文化の中心となった古都の京都。首都としての機能を東京に譲り、地方都市となった京都。歴史と文化の街として、観光都市になって毎年多くの人が訪れる美しい街、京都。

 いわゆる「洛中」と呼ばれた場所や、観光地として名高い神社仏閣が多い京都市だけではない。
 長岡京として一時的に首都機能が置かれた長岡京市や、宇治抹茶や源氏物語

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今のは誰?~お盆の時期に葬儀の仕事で実際にあった不思議な体験~

今のは誰?~お盆の時期に葬儀の仕事で実際にあった不思議な体験~

 皆さんこんにちは。ルトです。

 少し前のことですが、こちらのnoteに実際に体験した不思議な出来事を書きました。

 葬儀の仕事をしていて、お化けや幽霊を見たことはありません。
 しかし、以前のnoteでも書いたように、理屈や科学で説明ができない不思議な体験をしたことは、何度もあります。

 お盆の時期にも、そんな体験があります。
 それはお盆が差し迫った日の、ある通夜のことでした。

 

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宿直について~元葬儀社社員が語る仕事の現実~

宿直について~元葬儀社社員が語る仕事の現実~

『世の中は、どこでも24時間動いているんだなぁ』

 ふとこの間、そんなことを考えてしまいました。
 それを考えるきっかけになったのは、大晦日から元日の夜中にかけてです。初詣に向かう人たちの様子を、YouTubeで配信されているライブ映像を見ていましたら、世の中が24時間動いていることを実感できました。
 ライブ映像を見て、先述したことを考えていましたら、ふと葬儀社に勤務していた時のことを思い出し

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葬式とお寿司の関係について

葬式とお寿司の関係について

 葬儀では、お寿司の出番が意外と多い。
 特に助六寿司に至っては、ほぼ定番といっても過言ではない。

 実際に、葬儀の打ち合わせで料理関係を決める時、通夜振舞いは必ずと言っていいほどお寿司とオードブルの盛り合わせが定番メニューだった。コロナ渦以前は、そこにビールや清酒といったお酒、ウーロン茶やジュースを加えて飲み食いしていたものだった。
 コロナ渦になってからは、通夜振舞いは原則として無くなり、助

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新型コロナで死ぬとどうなるのか?~元葬儀社社員が語るコロナ葬の現実~

新型コロナで死ぬとどうなるのか?~元葬儀社社員が語るコロナ葬の現実~

 こんにちは。ルトです。

 本日、僕は新型コロナウイルスのワクチン2回目を打ってきました。これにて2度のワクチン接種完了となりまして、新型コロナウイルスに感染する確率が減りました。(もちろん、今後もマスクに手洗い、三密の回避などは励行していきます)

 新型コロナウイルスの感染者も、一時期と比べてかなり減ってきましたが、まだまだ油断はできない状況が続いています。毎日のように、新型コロナウイルスで

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元葬儀社社員が語る、仕事中に常に持ち歩いていたもの

元葬儀社社員が語る、仕事中に常に持ち歩いていたもの

 以前、葬儀社社員が鞄の中にどんなものを入れているのかお話させていただきました。

 前回は鞄の中身を紹介しまして、今回はポケットの中身についてお話しようと思います。

 ここで紹介するものは、僕が葬儀社社員として勤務していた頃に、本当にスーツのポケット(主にジャケットのポケット)に入れて持ち歩いていたものになります。

 それでは、どうぞ!

その1 常に持ち歩いていたもの 常に持ち歩いていたの

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葬儀社社員の鞄はどんなもので、中には何が入っているのか

葬儀社社員の鞄はどんなもので、中には何が入っているのか

 葬儀社に勤める社員は、仕事で使う道具を入れた「受付鞄」を手にして葬儀の打ち合わせに向かいます。
 この受付鞄は、多くの企業で営業職が使う「渉外鞄」と同じものです。

 なかなか見ることができない葬儀の裏側。

 今回は、葬儀社社員の受付鞄と、その中身についてお話したいと思います。
 なお、ここに記すものは、あくまでも一例です。葬儀社や社員の考え方、地域の風習によって異なる部分があります。予めご了

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本当にあった葬儀の面白い話~先輩から聞いた、住職の絵本とカッパにまつわるお話~

本当にあった葬儀の面白い話~先輩から聞いた、住職の絵本とカッパにまつわるお話~

 葬儀では、多くの方々が多かれ少なかれ、悲しみの感情を抱いて参列します。そんな中では、微笑むことはあっても、笑うということは少ないものです。
 もちろん、笑いが全くないというわけではありません。

「生前、あの人はこうだったなあ!」
「あの時は、本当に大変だったよ。今となっては、笑い話だけどな!」
「湿っぽいのは嫌いな人だったから、笑顔で見送ってあげてください!」(目に涙を浮かべながら)
「あら、

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本当にあった葬儀の怖い話~位牌と塔婆にまつわる怖話~

本当にあった葬儀の怖い話~位牌と塔婆にまつわる怖話~

 みなさんこんにちは。ルトです。

 夏といえば怖い話で納涼が昔からの定番です。
 なので今回は、元葬儀社社員の僕が本当に体験した、葬儀の怖い話をひとつご紹介したいと思います。

 葬儀においては、白木の位牌と卒塔婆を用います。
 この位牌と卒塔婆は、何も書かれていない真っ白な状態のものが倉庫に保管してあります。そしてお寺さんに渡して、戒名などを位牌と卒塔婆に書いてもらうのです。
 そのため、僕た

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元葬儀社社員が実際に体験した「理屈や科学でどうしても説明できない不思議なこと」3選

元葬儀社社員が実際に体験した「理屈や科学でどうしても説明できない不思議なこと」3選

 皆さんこんにちは。ルトです。

 夏が近づいてきました。
 夏といえば、怪談話も盛り上がってくる頃ですね。

 葬儀社で働いていますと、忙しいときには毎日のように故人様とご対面したり、通夜で遅くまで式場や自宅で仕事があったりします。
 そして人の死や別れに立ち会うことから、たまに葬儀とは無縁の人から「お化けや幽霊を見たことがある?」と聞かれてしまうこともあります。

 結論から申し上げますと、こ

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元葬儀社社員が語る「これだけは生前にやっておくと、喪主と遺族がいざというとき本当に助かること」5選!

元葬儀社社員が語る「これだけは生前にやっておくと、喪主と遺族がいざというとき本当に助かること」5選!

 僕は葬儀社にて4年ほど在籍し、その間先輩たちと共にいくつもの葬家と出会っては、葬送の手伝いを行ってきました。
 葬儀とは、本当に特別な時間です。人が1人亡くなり、その人に思いを馳せつつ、多くの人がお別れに訪れる。その中で葬儀の中心人物となるのは、喪主を始めとした遺族であり、亡くなった故人本人でもあります。僕は葬儀社の社員として、葬儀のことについては完全な素人である喪主や遺族をサポートしてきました

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