母との関係 ~note執筆の発覚後~
みなさん、こんばんは。綺羅です。
今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。
最近は、フォロワーさんをイメージ化した絵の仕上げに取りかかっています。
時間がかかりましたが、近日にお披露目できそうなので、集中できるBGMを流して、楽しく創作していきます。
その時も、お付き合いいただけると嬉しいです。
私は今、家族と住んでいて、私自身は母子家庭です。
以前の記事にも、母のことについて書いたのですが、意外と反響が大きくて、私がそのことにびっくりしていました。
この記事についてです↓
「関係改善後の親子関係」について、報告したいと思います。
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私が退職し、母も癌を患い、体力が落ちたために仕事を辞職して、今まで以上に母と過ごすことが多いです。
ですが、私も母も「1人の時間を絶対に持ちたい」と感じる人間同士なので、何時間でも黙って、隣で別のことをしています。
いとこからは「そんな空気の中、よくソワソワしないね?!」と、驚かれたのですが、「これがうちの普通だからね~。」と、余裕で答えられるようになりました。
そんな私の親子関係の過ごし方を、出来事別に見ていこうと思います。
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朝の議論
いとことおばあちゃんから「ついて行けないから、絶対急に私たちに話を振るな」と言われる時間です。
私も母も読書が好きで、気になった本の文章をノートに書き写すという学習をしているのですが、前の日の段階で「これ、伝えたい!」と思った事柄を、朝の10分~20分にかけて話し合うというものです。
ジャンルは特に決まっていませんが、いろいろなことについて話をしています。
最近の朝の話題は「原子力」と「遺伝子」についてが熱いです。
母は「理数」や「経済」「経営」の話題が面白いらしく、その分野に手を伸ばせない私にとって、ありがたい助言者です。
その代わりに、私は「哲学」や「心理学」「文章を書くこと」についての気付きを母にシェアしているのです。
少しずつですが、苦手意識を持っている学問に対して抵抗が薄れてきているので、毎日の10分~20分は侮れないなと、感じています。
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庭の手入れ
私は野菜の水やりと畑の草引きをし、母は芝生の草刈りをします。
その時は、お互いにかけ声を掛け合って進捗状況を確認したり、作業工程をみたりしています。
母と草刈り機の関係は相性が良くないらしく、しょっちゅう機械に向かって注文を付けています。
私はそんな母を見て「こんな面があったとは・・・!」と、内心、発見に歓喜しつつも、淡々と作業を続けます。
一度私が、歓喜を表情に出した時に、この反応に母が嬉しかったのか、嬉しい気持ちの伝え合いで、途中で手が止まって、作業が進まなくなったことの教訓としています。
端から見たら、こどものやりとりのように思えますが、こうした自然の中でのやり取りが少なかった私にとって、「嬉しさ」でいっぱいになれる時間なのです。
お互い草まみれになって、前進に草の香りを纏っていると分かる時に、
「お互い、虫にんげんだね。」
と言いながら笑ってます。
いまここで、虫になっても構わないと思えるほどに、このやりとりに、気持ちが満たされます。
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ドキュメンタリーや風景だけの映像を見る
私が個人的に、最も好きな一緒にいる時の過ごし方です。
深夜枠に流れている、音楽や映像のみのテレビを見て、海外旅行の計画を立てるかの如く会話をするのが楽しいのです。
特に、海外の景色が流れるテレビでは、私と母の視点の違いが顕著に出る部分が分かるので、相手を知るには、ものすごく穏やかに楽しくできる方法だと思っています。
ちなみに母は、その国の「食文化」に興味があるらしく、食べ物が画面が映ると食い入るように見つめています。
「これは肉が入ってるから食べられない!」とか「このソースをもう少し少なくしてくれたら食べられる!!」とか、テレビの向こうのシェフに頑張って注文を申しているのです。
そういう場面を見て、
「実は母も、私とやることが似ているのかもしれない・・・」
と、冷静に見る目を養うことができつつあります。
冷静に見ますが、そんな母が、まるで同い年の友人のようでかわいく見えることがあります。
「かわいいとは縁遠い人」だと思っていたので、自分の今までこびりついた見方を外す練習をしつつ、バーチャル海外自然旅行で、母という人間を見つめるのが、楽しいです。
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ここまで、ほんの一部だけを、ご紹介させていただきましたが、母のことを書くのに、こんなに悩まずに書けたのは初めてだと思います。
今までにも、母との思い出について、書けることはたくさんあるのですが、いつもどこかで「暗い影」が付きまとっているような感覚だったのです。
「書けるけど、わざわざ文章として書きたくない」という、なんだか悲しい気持ちです。
ですが、この気持ちは「悲しい」だけでは、片付けられるものではないと思っています。
一つ分かったのは、この「悲しさ」を越えた先は「愛しさ」だと思っていたのですが、それは違っていて、
私の場合、「悲しさ」を越えた先は「すべて」でした。
この「すべて」は、愛しさ、憎しみ、心配、怒り、楽しみ、妬み・・・。
母に向ける「すべてのきもち」が詰まっているのです。
今は、この「すべてのきもち」を持って、母と関われることが嬉しく思っています。
母との関係の改善を通じて、気持ちや思考に、どう変化が起こったのかというのを、これからも考えていきたいと思います。
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トップ画像は 浅水様 からお借りしました!
ありがとうございました。
みなさんからの、スキやコメントやフォローが、嬉しい気持ちにさせてくれます!
この記事にお時間をいただき、ありがとうございます。
それでは、今日はここまでです。
みなさん、いい週末を!
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