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#部活

「指導してはだめ!」と言われたら見えたもの

「指導してはだめ!」と言われたら見えたもの

「傍目八目」という言葉がある。
意味は「第三者のほうが当事者たちよりも物事をよく見ることができる」というものだ。

これと同じことがバスケットの指導現場にも言える。
そして、そのことをつい最近痛感した出来事があったので、記事にしておく。

その出来事とは「クラブの練習」だ。
私は現在、中学校でバスケを教えているが、外部コーチと協力して指導にあたっている。

外部コーチはとても素晴らしい方で、ヘッド

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練習試合の反省

練習試合の反省昨日練習試合があったので、その反省をします。
今回の練習試合では「DFのヘルプ&ローテーション」と「ガードが高い位置でボールをキープしてコートを広く使うこと」でした。

良かったところ

①ヘルプ&ローテーションが何回かできた。
 相手のチームは1on1が上手で、3Pもどんどん打ってくるということもあり、何度もヘルプに出てローテーションするという状況が起きました。
選手には1回ヘルプ

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ワクワクが最強

ワクワクが最強

昨日は3年生の練習試合で今日は1年生だけの練習がありました。
同じチームの選手だが、この2つの集団は何から何まで違いました。

3年生が沈んだ雰囲気でダラダラやっているのに対して、1年生は生き生きと明るい雰囲気でバスケットをしていました。
3年生は沈んだ雰囲気でやっているからミスが続き、さらに雰囲気が悪くなる。それに対して、1年生はミスが起こっても互いにフォローし合おうとする。
3年生が浮かない顔

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今日の5on5(2022/06/11)

中体連前の練習試合。惨敗でした。そもそもスタートが3人怪我などで離脱しているという苦しい状況ではあるのですが、それにしてもひどい負け方をしました。

この結果の原因を一言で表すと「リバウンドの意識の差」でした。OR(オフェンスリバウンド)もDR(ディフェンスリバウンド)も相手の方が数段上でした。
そして、この意識の差は普段の練習の差と言えます。つまりは、コーチが日々どのような意識で練習に取り組ませ

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今日の5on5(2022/06/04)

今日の5on5(2022/06/04)

今日は久しぶりの練習試合。相手は2年生だけのチームでしたが、新しいことを試したので、なかなか学びのあるゲームになりました。

それでは以下、反省です。

<上手くいったところ>
・ポストの1on1とそこからの展開
 うちのチームはポストは合わせに徹するというルールでやってきましたが、今回はポスト主体で攻めてみました。結果1on1はかなりの確率で決めることができましたが、ボールが入ったあとのアウトサ

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効率よく練習するために

久しぶりの更新になりました。結局、仕事が立て込んでしまって更新が途絶えてしまうこのコンボを何とか止めたい・・・。

さて、今年もうちのチームには新入生がたくさん入ってきました。その数なんと20人。
いままでぎりぎり5on5できるかな?という人数だったのが、急に30人を越える大所帯となってしまいました。

たくさん入ってきてくれるのはとても嬉しいことですが、人数が多いと如何せん効率が落ちてしまいます

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何をするかよりもどうやるか

何をするかよりもどうやるか

SNSでこんな投稿を見かけました。

その記事は「なぜ八村塁はシュート力が向上したのか」について書かれていました。

背景を説明しておくと、八村塁はNBAに入った当初から3Pの決定力が課題とされていました。
昨今のバスケットにおいて3Pの精度は非常に重要です。シュートが入らないと離されてしまいチームの勝利に貢献することができなくなってしまいます。

しかし、今シーズンの八村塁は高確率で3Pを決めて

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今日の5on5(2022/04/09)

今日の5on5(2022/04/09)

久しぶりの練習試合をしました。相手はミニバス3人を擁するチームでした。

試合前は20点差つくかな?と思っていましたが、結果は10点差。大健闘だと思います。
このままもっと成長を続けてほしいです。というわけで、以下は反省です。

<良かったところ>
・速攻がとにかく決まった。失点後のリスタートをいかに速くするかが鍵。特にウイングへのパスが安定して飛んでいたので、ドライブや合わせのシュートが何度もあ

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今日の5on5(2022/03/31)

今日の5on5(2022/03/31)

今日は久しぶりの練習試合でした。
結果は15点差ついて負け。

いつも通り反省からいきます。

<良かったところ>
・カッティングでスペースを作ってドライブをしかけることができた。
・ハイポストからの展開が多くみられた。
・リバウンドへの意識がこれまでよりは改善された。
・つなぎのパスでのターンオーバーがこれまでより減った。

<改善すべきところ>
・ドライブのフィニッシュの確率が低い。
・キック

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部活再開後の展望

コロナによる活動停止期間の終わりが見えてきました。そろそろが始まります。

部活が再開してからどんなことをやるのか。自分の考えを整理するためにここにまとめておきます。

重視してやるべきこと①1on1(OF、DFともに)

②スペーシング(4アウト)

結局、1on1の能力を高めることが勝利につながる近道だと私は考えています。特に、1on1のDF、ストップ動作、スペーシングの判断力。これらは継続し

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バスケコーチの本の読み方

今日は「Get Better Now by ELPS」というYouTubeのチャンネルで「本の読み方」というのが紹介されていたので、その内容をまとめようと思います。

ちなみに、このチャンネルは東頭さんという方が運営しており、Bリーグのコーチやコーチ向けの講習会などを行っている方です。

バスケットのコーチでなくとも、どのように本を読み、どのようにして自分の生活に生かすのかは知っておいて損のない情

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人事を尽くして天命を待つ

人事を尽くして天命を待つ

こんばんは。かえもんです。

昨日の記事に引き続き今日も「ANDの才能」について書いていこうと思います。

皆さんは、「運に頼る」「運に頼らない」のどちらのスタンスに近いですか?

当然「ANDの才能」についての記事なので、この二つを両立させる道を考える必要があるわけですが。

バスケの指導に置き換えて考えてみます。

まず、「運に頼る」とどのような指導になるか。当然、勝つのはくじ運頼みになったり

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指導者の言うことは当然選手に聞いてもらえると思ってませんか?

指導者の言うことは当然選手に聞いてもらえると思ってませんか?

おはようございます。かえもんです。

 さて、新年最初の記事は「コーチング」についてです。
昨日エルトラックの講習を受けて学んだことを整理しておきます。

ちなみに講習のテーマは「ルーマンとコーチング」でした。

この講習は教育学者ルーマンの教育に対する考え方が示され、それとコーチングを結びつけるような内容になっていました。

その講習のなかで印象に残った言葉があります。それは

という言葉です。

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新年の目標

新年の目標

あけましておめでとうございます。
かえもんです。

いよいよ2022年が始まりましたね。
今年は教員生活5年目、バスケットのコーチとしては4年目となる年です。

そんな年が始まるにあたってまた目標を立てようと思います。

2022年の目標1.「3回戦まで連れて行く」
 はっきり言って今のチームは強くはありません。しかし、一生懸命頑張る選手が集まっています。なんとかして勝たせてあげたい。つまり、結果

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