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【演奏会感想】日本フィル×カーチュン マーラー9番
本日はこちらの演奏会へ。
プログラムの発表時から楽しみにしていた演奏会。マーラー9番は最も好きな曲の一つ。そして指揮のカーチュン氏も4年ほど前に神奈川フィルとの共演でベートーヴェン7番を聴いて以来、その生命力溢れる音楽作りに惚れ込んでいる大好きな指揮者である(「生命力溢れる」というのは極端に例えれば、踊り食いをしている時のような、まざまざと「生」を突きつけられる感覚、と言えばいいか)。
弦の厚
ヴァイオリン協奏曲の魅力に気づき始めた話
長らく私にとって「ヴァイオリン協奏曲」というジャンルはどうも苦手で、実演であろうと録音であろうと感動することはほぼなかった。ただ、昨年PMFオーケストラの演奏会で、金川真弓さんが弾くメンデルスゾーンを聴いた時にその認識は一転した。冒頭からその音色に度肝を抜かれてしまい、名演間違いなしと確信。極限まで澄み切った清らかな音色から、抑制された猛々しい咆哮まで表現の幅がとても広く、終始圧倒されてしまった。
もっとみる関西は親切な人が多い?
私の生活圏は関東なので、大阪・京都に行くと色々と文化や人々の行動様式の違いに驚く。
中でも一番思うのが、親切な人が多いということ。今回のわずか一週間の旅でも、思い出せるだけで下記のようなエピソードがあった。
親切かどうか怪しいことはあれど、どれも些細なことながら大変嬉しかった。概して人と人との距離感が近いので、見知らぬ人とでもコミュニケーションをよく取るし、それゆえに相手のことを考えるという習
大きなショックを受けた話
昨晩は銀座のバーで飲んだ。しかもそのバーは銀座の中でも社会のヒエラルキー的に上層の人たちが集まるお店らしい。
どうして私のようなしがない会社員がそこで飲んだかというと、私のパートナーが、勤務先のコンサル会社の社長(以下「社長」)と仲がよく、飲むことになり私も混ぜてもらった、という経緯である。
私は社長に薦められるままひたすらウイスキーを飲んだが、どれも絶品でこれまでのウイスキーの常識が刷新され