手段を楽しむ

ここ数ヶ月間、余暇の多くを来年の欧州生活のために充てている。ドイツ語の勉強(並行して英語も再勉強中)、読書(主に独・日の文化学習)がメインだが、自分が決めた目的によって動機づけられた学習というのはこよなく楽しいものだ。

他にも重要なのはやはりお金。精神を豊かにするための遊びや学びに対する支出はやむおえないが、そうでないものについては極力節約をしている。これまで全くしてこなかった節約というものは一歩間違えると精神を腐らせてしまうので、そこには細心の注意を払っている。さて、私の最たる趣味である演奏会通いは、欧州で存分に楽しむことに決めているので、今は最低限行きたい公演のみに足を運んでいる(ちなみに今日は、富士山静岡交響楽団×高関健さんのブルックナー8番を聴いてきた…笑)。演奏会にはこれまで週3〜4回程度行っていたが、週1に抑えている。

ただ一方で節約生活にも良い面があり、休日は丸一日予定がない日が増えたことで、これまで後回しにしていたことを次々に着手できるようになった。最近は黒澤明の映画を片っ端から観ている。

これらの勉強や節約生活は欧州生活に向けての手段に過ぎないのだが、目的があることで手段自体が充実したものになる(他者によって決められた目的が要求する手段はつまらない…)。

予定では渡欧まであと1年ほどだが、渡航してからではなく、その過程も等しく大事にしたい。

もしよろしければサポートお願いします〜 (書籍購入代に充当させていただきます。)