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週刊少年松山洋

家庭用ゲームソフト開発を行うゲーム会社・株式会社サイバーコネクトツー代表取締役・松山洋の継続課金マガジン。ゲーム・漫画・アニメ・映画などエンターテインメント業界の話を中心に毎週記… もっと読む
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2019年8月の記事一覧

第199号『チェイサーゲーム』単行本①②巻同時発売決定!

第199号『チェイサーゲーム』単行本①②巻同時発売決定!

昨年2018年からファミ通ドットコムで連載を続けてきました漫画『チェイサーゲーム』の単行本がようやく発売されます!

2019年9月13日(金)①②巻同時発売です。

ご覧の通りAmazon限定版が絶賛予約受付中です。

Amazon限定版について
Amazon限定版には特製リーフレット『デバッグルーム特別編』と『特製クリアしおり』がついてくるので非常にお得ですよ。

『デバッグルーム特別編』には

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第200号『2000年後の君へ』

第200号『2000年後の君へ』

おかげさまでこのnoteでの『週刊少年松山洋』連載も200号を迎えました。

日常の業務の合間を縫ってだいたい毎月10号以上書き続けてきて、時には炎上したりしながらも沢山の読者の方々に支えられて気がついたらもう200号という感じです。

この『週刊少年松山洋』では“あらかじめ書くことを決めずに机に向かった瞬間に今書けること&言いたいことを頭の中にパッと思い浮かべてそれを書き連ねる”というルールでや

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第198号『時間を忘れるほど遊んで欲しい』

第198号『時間を忘れるほど遊んで欲しい』

漫画・アニメ・ゲーム・映画、それがどんなエンターテインメント作品であれそれを作って送り届ける側に立った人間は誰しもが心の中では“そう”思っていることでしょう。

“時間を忘れるほど遊んで欲しい”

うん、全くもってその通り。

夢中になって遊んで欲しいし読んで欲しいし観て欲しい。

何かの作品に夢中になって気がついたら“あれー?もうこんな時間ー?”って思ったことは誰しも経験があるんじゃあないでしょ

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第197号『SNSでは言えない作品感想レビュー②』

第197号『SNSでは言えない作品感想レビュー②』

前回のコチラの記事がなんだかんだ多くの人に読んでいただけました。

“SNSでは言えない”という意味は本文記事の中でも語っているのですが、やはりこの業界でこういった仕事をしていると知り合いや関係者と深く繋がりもあったりして作品自体の率直な感想が言いにくい!ってことはあるわけでして。

また同時にそういったことをうっかり勢い余ってツイッターなんかに書いたりするとまた関係者に(それはもう火がついたよう

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第196号『そんなヒーローになる為の歌』

第196号『そんなヒーローになる為の歌』

たぶん“ヒーローに憧れなかった少年”なんて一人も存在しないんじゃあないでしょうか。

私も子どものころからヒーローに憧れていました。

ただ、初めて『仮面ライダー』や『ウルトラマン』を観た時にはあまり“ヒーロー”ってものを感じませんでした。

絶対的に平和のために(勝手に)闘っているイメージの方が強かったからかもしれません。

あとどちらも随分と“大人”な感じがしていたんだと思うんです。

自分た

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第195号『中国ゲーム市場における表現規制の実態』

第195号『中国ゲーム市場における表現規制の実態』

現在自社開発を進めているゲームソフト『戦場のフーガ』を上海でイベント展示(Steam China)するにあたって事前にビルドのチェックを行ってもらったところ、表現規制いわゆるデザイン修整(自粛)の要請が来ました。

もちろんイベントに出展するためにはマストの修整との事だったので言われるがままに修整を行ってイベントにはなんとか出展出来ました。

けど中国市場におけるパッケージゲームの表現規制の知識や

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第194号『新番組始めました』

第194号『新番組始めました』

新番組『ぴろライブ!』が始まりました。

ご覧の通りYoutubeのサイバーコネクトツー公式チャンネルの番組です。

コンセプトはエンタメ業界版の『いいとも』です。

*【原田勝弘編】全5回分が公開されましたので改めて挿入しました。

月に1回、サイバーコネクトツー東京スタジオにゲストをお招きして収録を60分ほど実施して、それを編集して(本人監修後に)配信する流れです。

編集時に1回の放送を基本

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第193号『業界人はなぜ見た目が若い?』

第193号『業界人はなぜ見た目が若い?』

業界人っていうのはここではゲーム・アニメ・漫画などのエンターテインメント業界で従事する人々のことを指します。

私自身もよく周りから「松山さん、若いですよねー」なんてことを言われたりしますが、確かにたまに昔の同級生なんかに会ったりするとみんなビックリするほど老けている。見た目は完全におじさん・おばさんだ。(そういう人たちと比べると確かに若いと思う)

これはなんだろう?

自分の周りにいるゲームク

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おせんべいを割らないで

おせんべいを割らないで

トートツですが、みなさんおせんべい食べる時ってどうやって食べますか?

え、フツーに食べるって?

いや、そりゃそうでしょうけど。

あの一枚ずつ袋に入っているタイプのおせんべいの話ですよ?

こういうやつ。1枚ずつに限らず2枚ずつ入っているやつでも別にいいんですけど、こういうビニール袋に包まれたおせんべいを食べる時ってどうやって食べますか?

私はビニールを開けて一枚ずつ取り出して口に運んでこぼ

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SNSでは言えない作品感想レビュー①

SNSでは言えない作品感想レビュー①

日々色んな漫画・アニメ・映画・ゲームに触れている日常の中で、観たもの遊んだもの全ての感想が“面白い!”になるとは限りません。

まぁ当たり前っちゃ当たり前ですが。

作品の感想はそれぞれ個人の感覚ですから。

私自身、“面白い!”って思う時もあれば“うーん、イマイチ”って思う作品だってありますよ。

ただ、ね。

ちょっと面倒だな、と思うのが

“ぴろし、あの作品の感想ツイートとかしてないけどひょ

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失敗するくらいなら目指さない

失敗するくらいなら目指さない

最近また色んな学校を回って、ゲーム業界を目指している学生さんに向けた講演などを実施していてちょっと気になっていることがあります。

学校関係者や学生さん本人達と直接話していて引っかかる感じというか違和感というか。

モヤモヤした言い回しになって申し訳ないのですが、事実、私自身もモヤモヤしていることなので仕方がありません。

確かにこの10年くらいで明らかに『変化』を感じています。

それは『ゲーム

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