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発達障害と、福祉と、わたしと…

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発達障害をカミングアウトしてから、発達障害などについての話題をまとめてみます。
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#社会

【公開日記】成人の日に残酷な思いを綴る

【公開日記】成人の日に残酷な思いを綴る

(自筆文字・よみがな起こし)

成人という概念って、この日をむかえる度(たび)に、本当に残酷な気持ちになってしまう。
成人を迎える前に友人が病魔に倒れ、この世を去ってしまい辛い気持ちになったのと、
私の「精神的な年齢」にまつわる事柄だと「広汎性(こうはんせい)発達障害・重度」に「思春期の早発」で
成人年齢を迎える前には「早熟」な点もあるが、能力の差としては両極端で
まだ「成人的な精神を持っていない

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【意見】給付金について思うこと;私は一律給付金に反対する

【意見】給付金について思うこと;私は一律給付金に反対する

コロナ第一波の時に、「10万円の一律給付金」が支給された。しかし、私はその方法に福祉とそれを生かしている税金の観点と、安全保障の問題から疑問を覚え、2度目以降は一律に渡すことは果たしてどうなのだろうかと再考するようになった。

結論「一律」だから反対、給付金の渡し方を改めるべき 一律給付金を渡してしまうと、さまざまな懸念と福祉の原則から外れた行為が付き纏う。その理由をいくらか挙げる。

1)富裕

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最近の心の通院後に遭遇した色んな問題

最近の心の通院後に遭遇した色んな問題

現在、私は広汎性発達障害の二次症状が起こることと、それに複合している自律神経の機能不全、不安神経症と恐怖症性不安障害にかかわる症状の緩和のために通院中である。

感覚過敏と緩和ケアを受けたことについて 私は、コロナ禍の防疫方法を受けて不織布マスクがつけられないという感覚過敏の症状と、マスクをつけた時に身体中にビリビリするような感覚と細かい不随意運動が出てしまうため、昨年5月から感覚過敏の症状緩和

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2020年を振り返る・「障害」と…

2020年を振り返る・「障害」と…

「新型コロナウイルス」のパンデミックで… 今年は、中国は武漢から2019年に検出された新興感染症についての情報と、イタリアにおける昨年9月のコロナウイルス新抗体発見から様々な情報が錯そうとする中、世界中での新型コロナウイルスによる蔓延で行動が制限されたり、経済難に陥ったりした。

まず、コロナウイルスが蔓延ったことにより、「見えない障害」が新たに見えてきた年でもあると感じた。

コロナウイルス

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コロナに乗じた怖い問題を「バリバラ」が教えてくれた《24分テレビ》

コロナに乗じた怖い問題を「バリバラ」が教えてくれた《24分テレビ》

まず、私はもともと「バリバラ」推しである。立場は「発達障害」と「神経障害」であり、性的自認は「ジェンダークィア」をオープンにしている。発達障害は定義によると「重度」ですが、自分でも何で「重度」なのかぼんやりしています。(ジェンダークィアに関しては、障害だとか社会的少数者だとかという感覚はない)

(私の場合の発達障害に関してはこちら参照)

なぜ「バリバラ推し」なのかというと、「きらっといきる」

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今年も直面「8月末に村八分」問題

今年も直面「8月末に村八分」問題

私は、発達障害・神経障害をオープンにしているが、この時期は非常に憂鬱だ――「感動ポルノ」のもう一つの問題に直面している 近日は通院日だった。
カウンセリングの先生と悩みを話したり、同じ心の生きづらさを抱えている人たちとの悩み共有で一緒にコミュニケーションをとったりもした。
あの番組の名前が出る。私もその番組によって非常にいやな気分にさせられることが多いので遠ざけているのだが、その理由というのは

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多様性の宴―「不快」と「面白さ」が両極端だから…

多様性の宴―「不快」と「面白さ」が両極端だから…

私が先天的に神経や精神関係にハンディキャップを持っていることをカミングアウトして… その前にも「きらっといきる」からNHK福祉番組を視聴してきて。

正直、あの少ない時間だけでは多様性そのものを語るのは非常に難しすぎるんじゃないかと思いました。

そのため、バリバラは一つのテーマに絞っても番組で語られなかった、語ることができなかったことは山ほどあったのではということを前提で観ています。

多様

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バギーの部屋 第2夜を観て。 キャラクターと自分らしさと…そして性と…

バギーの部屋 第2夜を観て。 キャラクターと自分らしさと…そして性と…

2020年4月16日、NHKバリバラで、LGBT+「バギーの部屋」第2夜が放送された。番組の予告の内容から、「らしさの迷宮」ということがすごく自分が悩んでいる内容に近かったのですごく興味があり、心を寄せられる内容なので観てみた。

私の悩みは、「男らしさ」「女らしさ」などの「(ジェンダー・性)らしさ」という言葉どちらにも抵抗があり、ジェンダーロールという存在は認めていてもそれを押し付けられるこ

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発達障害を生きやすさに変えるために心がけていること、昨今新型コロナウイルスの苦悩に対して~世界自閉症啓発デーを迎えるにあたって

発達障害を生きやすさに変えるために心がけていること、昨今新型コロナウイルスの苦悩に対して~世界自閉症啓発デーを迎えるにあたって

以前の記事では、自分が抱えている「発達障害」について自己紹介も兼ねたものをいろいろ書きました。
自閉症スペクトラム アスペルガータイプと、

難読症(学習障害の一形態)です。

つまり、「ダブル発達障害」といわれるようなものです。そのほかに「AD/HD(注意欠如・多動症)」というものもありますが、私自身かつてその疑いがあったものが一般的な診断基準を満たしておらず、「特徴はある」としてもAD/HD

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私の「難読症」~世界自閉症啓発デーを迎えるにあたり

私の「難読症」~世界自閉症啓発デーを迎えるにあたり

前回の記事では、「高機能自閉スペクトラムアスペルガータイプ」について色々書きました。今回はそれと重なっている「難読症」について書きたいと思います。

私の「難読症」

私の「発達障害」は、高機能自閉スペクトラム以外に「難読症」というものも診断されています。難読症は、読み書きに障害があるという学習障害のうち、とくに「読み」に難をきたすタイプの障害です。書きは問題がないというものです。

【参考:厚

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私の「高機能自閉スペクトラム症」〜世界自閉症啓発デーを迎えるにあたり

私の「高機能自閉スペクトラム症」〜世界自閉症啓発デーを迎えるにあたり

皆様、Happy Autism Pride! Happy Awareness!!
4月2日は世界自閉症啓発デーです。その節目にあたりいろいろ書きたいと思います。

まず、私が診断されてカミングアウトしているものは「高機能広汎性発達障害自閉スペクトラム症 アスペルガータイプ/重度」と「特定の難読症」です。学術記事によると自閉症スペクトラムは58~100人に1人、厚生労働省によると「狭い意味での」ア

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【追悼 志村けんさん】ザ・ドリフターズは心の禍(わざわい)を克服させてくれた〜世界自閉症啓発デーを迎えるにあたり

【追悼 志村けんさん】ザ・ドリフターズは心の禍(わざわい)を克服させてくれた〜世界自閉症啓発デーを迎えるにあたり

何とも、本当に言葉が出ない悲しみのニュース。
日本のコメディアン・志村けんさんがCOVID19による急性肺炎で亡くなられました。私は平成生まれで、バラエティ番組やお笑い・コメディ番組と出会ったのは幼少時からだったか、薄ら薄らと記憶に残っています。母親とザ・ドリフターズの大爆笑のテレビ放送のVHSビデオを何回も繰り返していたお茶の間。
志村けんさんを初めて見たときは私にとって「面白いオジサン」で

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バリバラ SHOW1グランプリを楽しむことでいろいろ気づいた

バリバラ SHOW1グランプリを楽しむことでいろいろ気づいた

昨年末、NHKバリバラはSHOW1グランプリという企画を放送した。
まずは、この企画に対して「非常に楽しい番組で、この企画を開いたことについて感謝の念を表明する」。

私がカミングアウトしていることは、広汎性発達障害「自閉スペクトラム症アスペルガー症候群タイプ」と先天性自律神経機能不全であり、特に前者は表現活動に正負とも大きな影響をもたらした特性であった。

SHOW1グランプリを観ることがで

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My プロフィール

My プロフィール

初めまして、瀛 妃逸-Jobz(えい・ぴいち=ジョブズ/Peachi-Jobz Ei/Ying)です。

「瀛」というのは、大学生の頃に中国からの来訪者がつけてくださったミドルネームに近い通姓で限りなく本名に近いものとして使っている苗字です。本名に中国を意味する漢字があるからと、由来が古代ヤマト渡来系の姓を私に付けていただいたのをそのまま使っています。

NoteはTwitterの短文では伝えきれ

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