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発達障害と、福祉と、わたしと…

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発達障害をカミングアウトしてから、発達障害などについての話題をまとめてみます。
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記事一覧

【公開日記】成人の日に残酷な思いを綴る

【公開日記】成人の日に残酷な思いを綴る

(自筆文字・よみがな起こし)

成人という概念って、この日をむかえる度(たび)に、本当に残酷な気持ちになってしまう。
成人を迎える前に友人が病魔に倒れ、この世を去ってしまい辛い気持ちになったのと、
私の「精神的な年齢」にまつわる事柄だと「広汎性(こうはんせい)発達障害・重度」に「思春期の早発」で
成人年齢を迎える前には「早熟」な点もあるが、能力の差としては両極端で
まだ「成人的な精神を持っていない

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心のアンチスティグマキャンペーン・それから拡張していくもの

心のアンチスティグマキャンペーン・それから拡張していくもの

心のバリアフリー宣言(厚生労働省)

アンチスティグマとは まず、スティグマについて説明するとここでは社会的に負のイメージを着させられる現象をいう。主に偏見や差別、いじめ、レッテル貼り、ネガキャンなどによってもたらされることが多い。
正確には社会的スティグマと「社会的」がつくが、「社会的」という言葉を省略して単にスティグマという説明がなされることが多い。
アンチスティグマというのだから、スティ

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【意見】給付金について思うこと;私は一律給付金に反対する

【意見】給付金について思うこと;私は一律給付金に反対する

コロナ第一波の時に、「10万円の一律給付金」が支給された。しかし、私はその方法に福祉とそれを生かしている税金の観点と、安全保障の問題から疑問を覚え、2度目以降は一律に渡すことは果たしてどうなのだろうかと再考するようになった。

結論「一律」だから反対、給付金の渡し方を改めるべき 一律給付金を渡してしまうと、さまざまな懸念と福祉の原則から外れた行為が付き纏う。その理由をいくらか挙げる。

1)富裕

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相模原殺傷事件から5年、命は不平等だけど、劣等扱い排外するのは許されない

相模原殺傷事件から5年、命は不平等だけど、劣等扱い排外するのは許されない

相模原殺傷事件から5年がたった。
私にとっては、「発達障害」と「神経障害」で福祉制度に助けられている立場からすごく身近な問題だと思って非常にショックを覚えた事件であった。

もし、この事件の動機が「意思疎通ができない人に対する安楽死」だとするならば、本人の意思を無視していることには変わりないので不本意の安楽死を生みかねず「殺人」になってしまうので動機に卑劣さを感じてしまう。

生きたい人間に向か

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小山田圭吾氏の問題を受けて 「精神障害・発達障害」という立場の1人から発信する

小山田圭吾氏の問題を受けて 「精神障害・発達障害」という立場の1人から発信する

障害者いじめと報じていたけれど… 私は、この「いじめ」を武勇伝のようにして語っていたサブカル雑誌をたまたま読んでいたのだが、もはや「いじめ」じゃなく性非行自慢のごとし内容だった。その雑誌の出版社も謝罪表明をしている。
そんなことを考えれば、もともと私はオリパラの理念に相応しくないと思っていた。最近の報道を「いじめ」として報道したため曖昧な議論なまま情報が流れてしまったことにもモヤモヤ感が残る。私

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最近の心の通院後に遭遇した色んな問題

最近の心の通院後に遭遇した色んな問題

現在、私は広汎性発達障害の二次症状が起こることと、それに複合している自律神経の機能不全、不安神経症と恐怖症性不安障害にかかわる症状の緩和のために通院中である。

感覚過敏と緩和ケアを受けたことについて 私は、コロナ禍の防疫方法を受けて不織布マスクがつけられないという感覚過敏の症状と、マスクをつけた時に身体中にビリビリするような感覚と細かい不随意運動が出てしまうため、昨年5月から感覚過敏の症状緩和

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2020年を振り返る・「障害」と…

2020年を振り返る・「障害」と…

「新型コロナウイルス」のパンデミックで… 今年は、中国は武漢から2019年に検出された新興感染症についての情報と、イタリアにおける昨年9月のコロナウイルス新抗体発見から様々な情報が錯そうとする中、世界中での新型コロナウイルスによる蔓延で行動が制限されたり、経済難に陥ったりした。

まず、コロナウイルスが蔓延ったことにより、「見えない障害」が新たに見えてきた年でもあると感じた。

コロナウイルス

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自転車63.61km完走! 私の「障害者チャレンジ」

自転車63.61km完走! 私の「障害者チャレンジ」

Instagram リアルタイムストーリーズ

日時 2020/08/25 12:30〜22:43

Mental Health Matter〜自転車長距離チャレンジに踏み切ったワケ まず、私は、「発達障害」と「神経障害」の二つがある。これらの障害は、夏の終わりにあるあの番組に対して蚊帳の外にされたり努力を否定されるというイメージが強い。そこで、ここから生まれる自己喪失感や存在感が薄れていく現象が

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コロナに乗じた怖い問題を「バリバラ」が教えてくれた《24分テレビ》

コロナに乗じた怖い問題を「バリバラ」が教えてくれた《24分テレビ》

まず、私はもともと「バリバラ」推しである。立場は「発達障害」と「神経障害」であり、性的自認は「ジェンダークィア」をオープンにしている。発達障害は定義によると「重度」ですが、自分でも何で「重度」なのかぼんやりしています。(ジェンダークィアに関しては、障害だとか社会的少数者だとかという感覚はない)

(私の場合の発達障害に関してはこちら参照)

なぜ「バリバラ推し」なのかというと、「きらっといきる」

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今年も直面「8月末に村八分」問題

今年も直面「8月末に村八分」問題

私は、発達障害・神経障害をオープンにしているが、この時期は非常に憂鬱だ――「感動ポルノ」のもう一つの問題に直面している 近日は通院日だった。
カウンセリングの先生と悩みを話したり、同じ心の生きづらさを抱えている人たちとの悩み共有で一緒にコミュニケーションをとったりもした。
あの番組の名前が出る。私もその番組によって非常にいやな気分にさせられることが多いので遠ざけているのだが、その理由というのは

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